ミノー、ポッパー、シンペン、メタルジグ、メタルバイブ、青物を狙うためのルアーは数多くあれど、ブリやヒラマサなど大型青物を狙うときは「ダイビングペンシル」を多用しているアングラーが多い。磯でのロックショアゲームにてダイビングペンシルを使い、メーターオーバーのヒラマサを釣り上げる・・・なんとも夢のある話ではあるが、ダイビングペンシルを使った青物ゲームを楽しむ場合、この夢のような話が現実に起こることもあり得るから素敵な話です
今回は、そんなブリやヒラマサなど大型青物を狙うに特化した「ダイビングペンシル」の基本をまとめます。ダイビングペンシルのカラー、直結なのかスイベルを入れるのか、誘い出しにて青物を釣る釣り方、ダイビングペンシルにて青物を狙いたい・・・そう考えている方は、ぜひ参考にして頂く思います
合わせて読みたい青物におすすめポッパー3選 | 青物におすすめシンペン5選 |
青物におすすめメタルバイブ5選 | 青物におすすめなメタルジグ11選 |
ダイビングペンシルはブリやヒラマサなど大型青物狙いに最適!その基本を知っておこう
ダイビングペンシルは12cm〜16cmほどある大きなルアーとなっており、主に表層〜表層直下を攻めるルアーであり、誘い出しと呼ばれる釣り方にて青物を狙うことになる。そのため、基本的な考え方としては、小型青物狙いで使うものではなく、ブリやヒラマサなどサイズが大きな青物を狙うときに使うルアーだと考えておいたほうが良いでしょう
ときにシイラやマグロ、場所によってはカジキやサメなど、とんでもない魚がバイトしてくることも・・・。ダイビングペンシルは夢のあるルアーだと言えますね
そんなダイビングペンシルですが、一般論としては「ダイビングペンシルは敷居が高い」と感じる人も多いだろうし、実際敷居が高い。動かし方も難しいし、何より釣り人が持つ腕の差が釣果に直結するルアーでもあるため、使用を敬遠するのも無理がないことでしょう。しかし、ダイビングペンシルを使いこなすことができれば大型青物の釣果を伸ばすことができる可能性が増しますし、夢も膨らみます
まずはダイビングペンシルの基本を知り、徐々に青物狙いにて活用していきましょう
ダイビングペンシルの使い方は「誘い出し」が基本。その釣り方を簡潔にまとめる
ダイビングペンシルで青物を狙うときは、主に「誘い出し」と呼ばれる方法を用い釣りを楽しむことになる。誘い出しとは、文字通り「青物を誘い出す」ことであり、表層にてダイビングペンシルを操作し、ボトム〜中層を回遊している青物を表層まで誘い出すことから、そう呼ばれています。もちろん、表層を回遊している青物にも最適なルアーです
ダイビングペンシルの使い方を言葉で表すことが非常に難しいが、主に「ほうき引き」と呼ばれるテクニックにて操作することになる。ロッドを下方向に構え、横方向にさびくように引いてくる。つまりほうきを掃くように操作すればオッケー。目で見てダイビングペンシルがS字に潜っていればオッケーであり、一連の流れとしては
- ダイビングペンシルが浮いた状態からほうき引きで潜らせる
- S字アクション(ダイビングペンシルによって動きが異なります)にて青物を誘い出し
- 再びダイビングペンシルを浮かせる
- ダイビングペンシルがヒョコっと顔を出したことを確認し、再度1から繰り返し
アタリはダイレクトに目視することもできますし、非常にエキサイティングのため初心者でも見逃すことはないでしょう。バイトがあれば合わせを入れ、上手なファイトにて取り込もう
合わせて読みたいキャッチ率を高める「青物とのやり取り(ファイト)まとめ」 | 青物が回遊しているレンジを知っておこう |
ダイビングペンシルのカラーは関係あるのか?
ダイビングペンシルには各社沢山のカラーラインナップを用意していることが多いが、そもそもダイビングペンシルにて青物を狙うときに「カラーは関係あるのか?」と疑問が残ります。では、使うダイビングペンシルのカラーによって釣果が変わるのか?という点ですが、ダイビングペンシルにおいてカラーの重要度はそれほど高くない・・・と認識しておいて間違いないでしょう
例えば、青色だから釣れる・・・ピンクだから釣れる・・・そのような要素は誤差の範囲であり、ダイビングペンシルで青物を狙うときは基本的に「誘い出しのアクション」を最も重要視すべき。アクションが雑だと釣果が落ちる要因となるし、ルアーカラーを気にするのであれば、少しでもダイビングペンシルの操作精度を高めることに注力するほうが確実に良いでしょう
ただ、一つだけダイビングペンシルのカラー選びで言えるのは「少しでも青物に見つけてもらいやすいカラーを選ぶこと」これに尽きます。色な何色でも良いので、どれだけ目立たせれるか、ここを注視しておこう
直結?それともスイベルを使う?
ダイビングペンシルの結束は直結なのか、スイベルなどを介入させたほうが良いのか?ここは好みの問題となるが、一般論を言うと「スイベルを活用しダイビングペンシルを使っている人が多い」と言えるでしょう。スイベルを使うことでルアーの自由度が増し、よりキレのあるアクションを生み出すことができます
直結だとどうしてもルアーの動きを固めてしまうため、こだわりがないのであればスイベルを活用し、ダイビングペンシルにて青物を狙っていきましょう。間違っても、スナップなど強度の弱い結束素材を使わないことをおすすめします
小型の魚には向かないのか?
漠然とした見出しではあるが、ダイビングペンシルは小型青物には向かないのか?という疑問。ダイビングペンシルにて小型青物が釣れるか釣れないか?となると、確実に釣ることはできるのだが、効率面で考えるとわざわざダイビングペンシルを使うべきではない、これがこの項の結論です
小型青物は警戒心がそれほど高くなく、雑なメタルジグのアクションであっても問題なくバイトしてきます。そのため、メタルジグにて広く素早く探り数を釣っていくことが基本となり、飛距離面でマイナスが出る、表層中心のレンジ設定、この2点を考慮すると、小型青物狙いにダイビングペンシルを使う旨味がない・・・と言えるでしょう。小型青物狙いはメタルジグやメタルバイブにて
おすすめダイビングペンシル5選
最後に、ツリネタ編集部おすすめの「ダイビングペンシル」をまとめます。順不同にて掲載しているため、青物がよく釣れるダイビングペンシルを探している・・・そんな人は購入前の参考にして頂ければと思います
マリア ローデット
青物狙いのダイビングペンシルならこれ!と、多くのアングラーが活用しているキングオブダイビングペンシル、それが「ローデット」です。初心者向けなダイビングペンシルとなっており、これからダイビングペンシルにてヒラマサ、ブリを狙っていこうと企んでいる人は、まずこのルアーから使ってみてはどうだろうか?
シマノ オシアペンシル
シマノの重心移動システムを搭載しており、飛距離が出にくいダイビングペンシルの中でも、非常に良い飛距離性能を持っているダイビングペンシルです。アピール力もよく、ヒラマサ狙いに最適なルアーです
ジャンプライズ ララペン
ジャンプライズから発売されているララペンは、控えめアクションにて青物を狙うことができるダイビングペンシルです。ララペンにしか出ない魚がいる・・・そう言われるほどはポテンシャルが高いルアーのため、引き出しの一つとして持っておくと心強いです
マリア ラピード
ローデットと同じくマリアから発売されているダイビングペンシルですが、ローデットよりも大人しいアクションにて誘いを掛けたいときは、こちらを使いましょう。ローデットの存在感が強く日の目を見る機会が少なくなってしまったルアーですが、青物がよく釣れます
タックルハウス コンタクトブリッド
浮き姿勢が80度となっており、ダイビングアクションをさせることでイレギュラーなアクションを演出することが可能。非常に安定感のあるダイビングペンシルとなっているため、青物狙いに活用していきましょう。オフショアで使われることが多いですが、ショアキャスティングでも大活躍です