ショアジギングで「青物」が釣れない・・・理由と対処方法を考えてみる

今回は、ショアジギングを楽しんでいるものの、なぜか青物が全く釣れない・・・そんなときの理由や対処方法についてまとめていきます。もちろん、何をやっても釣れないときは釣れないものですが、周りが釣れているのに釣れない・・・何度も釣場へ足を運んでいるにも関わらず釣れない・・・そんなときは、ショアジギングで青物が釣れない理由を探り出し、改善することで釣果を伸ばすキッカケを掴めるようになることでしょう。

青物を釣るには「場所選び」が超大事

ショアジギングでコンスタントに釣果を上げるために最も必要な要素は何か?その問の答えとしては【場所選び】だと、みな声を揃えてそう声を荒たげることでしょう。詰まるところ、青物がいない場所(青物の回遊がない場所)で、どれだけ竿を振り続けたところで、まず釣れることはないでしょう。ショアジギングで青物が釣れない・・・そう強く嘆く人ほど、青物がいない場所で釣りをしていたり、慢性で同じ場所を攻め続けている・・・などの傾向が強いため、「ショアジギングで青物が思うように釣れない」そう感じる人は、まず場所選びから見つめ直すことをおすすめします。

青物は回遊性の強い魚のため、鮮度の良い釣果情報が必須です。先週は調子良かった場所であっても今週は全くだめ・・・←日常茶飯事のため、インターネットで釣果情報を検索したり、馴染みの釣具店で情報収集したり、釣り仲間と情報を共有したり、青物の回遊場所を把握することで、高確率な釣果を求めることができるでしょう。

■合わせて読みたい
ショアジギングの場所はこう選ぶ!

青物が釣れる時間帯を把握しておこう

場所もそうですが、ショアジギングにおいてコンスタントに青物釣果を伸ばすためには、釣行する時間帯にも意識を寄せることが大事です。そもそも青物は神出鬼没の癖が強い魚のため、この時間が絶対釣れる!ということはありえませんし、朝であっても昼であっても、急に釣れだし、急に釣れなくなる・・・ということが頻繁にあるため、極論を言うと【時間と体力が許す限り竿を振り続ける】ことが一番です。

しかし、実際問題一日中竿を振り続けることは並大抵のことでないため、青物が釣れやすいであろう時間帯を意識し、ピンポイントで釣行スケジュールを組み込むことが現実的でしょう。

 

では、具体的に青物がよく釣れる時間帯はいつなのか?という点ですが、ご存知の通り「朝夕のまずめ」の時間帯に釣行することが一番です。特に朝まずめはよく釣れる傾向にありますし、朝まずめが不発でも昼、体力が持てば夕まずめも狙う・・・など、リカバリーが効きやすくなるため、ツリネタ編集部的には朝まずめに狙いを定めることをおすすめします。

■合わせて読みたい
青物はいつ釣れる?時間帯を知っておこう
まずめって一体何時??

ベイトフィッシュの有無は青物の有無

青物がショアジギングの射程範囲内に回遊してくる一番の理由は、やはり「餌を食べにくる」ことです。つまり、餌のない場所には青物も回遊してこない・・・という式が出来上がってしまうため、青物の有無を知るためには、まず「ベイトフィッシュの有無」を調べることが大事です。特にイワシや子サバが大量接岸しているときは大チャンスですね。青物が乱舞し、連チャンすることも夢じゃありません。

例えば、目視で確認できるほどベイトフィッシュが沢山いる状況下だったり、サビキ釣りなどでイワシや子サバの釣果が上がっている場所はチャンスです。そのベイトフィッシュをおって青物も接岸してくる可能性が高いため、期待して竿を振っちゃいましょう。ショアジギングで青物釣果を伸ばせず「釣れない・・・」と感じている人は、ベイトフィッシュをないがしろにしていることが多いです。いつか青物が回ってくるだろう・・・そう信じ、ベイトフィッシュもいない海にメタルジグを投げ続ける訳です。もちろん、それで上手くいくこともあるでしょうが、打率を上げるためにはベイトフィッシュの存在は切っても切れない関係性となっているため、その点を意識しながら、釣行場所を決めてみることをおすすめします。

潮の変化に注目!時合を逃すほど勿体ないことはない

不確定要素が強く断言することはできませんが、青物は潮が動くタイミングに活性が上がり、釣果が伸びる傾向にあります。所謂「時合」と呼ばれるタイミングですが、ショアジギングにおいてこの時合を逃してしまうと次はない・・・というほどの損失を被ることもあるため、潮が切り替わるタイミング、大きく動くタイミングなど、何かしらの変化があるタイミングは、逃さず竿を振り続けることが大事です。

また、潮目にはベイトフィッシュが付き、そのベイトフィッシュを捕食しに青物も集まってくる傾向にあるため、潮目がハッキリと確認できる場所へキャストするなど、何の変哲もない海にひたすらキャストを続けるのではなく、変化を撃っていくことで、打率を更に高めることができるでしょう。

■合わせて読みたい
大潮・中潮・小潮、青物が釣れやすい潮は?

周りが釣れているのに自分は釣れないときの理由や対処方法

青物の回遊があると、あちこちで青物がヒットし、竿をぶち曲げてくれます。しかし、周りは釣れているのに何故か自分だけが釣れない・・・そんなときは、必ず何かしらの釣れない理由があるため、周りをよく観察し、釣れない理由を探っていきましょう。

例えば、攻めるレンジを間違えている(青物がボトムにいるのに表層を攻めているなど)、メタルジグではなくメタルバイブを使っている人が釣っている、カラーによる釣果の差が大きい、メタルジグの重さが合っていない、ジグアクションが合っていない・・・など、少し考えるだけで、青物が釣れなくなってしまう理由はゴロゴロと転がっています。コンスタントに釣果を上げている人ほど、細かい点に着目し、技術と経験を活かし青物をバコバコと釣っていくため、周りで一番釣果を上げている人を観察し、釣れない自分と何が違うのか?を虱潰しに考究していくことで、釣れない状況下を打破することができる可能性が高くなることでしょう。

■メタルジグではなくメタルバイブを使うことで状況が一変することも!

ボウズありきの釣りと割り切ることも大事

これを言うと元も子もない話となってしまいますが、青物は神出鬼没な面があり、どれだけ腕のある釣り人であっても「釣れないことがよくある釣り」だと考えておくほうが無難です。つまり、ショアジギングで青物を狙うときは【ボウズありき】だと考え、釣れなかったからと言って凹むのではなく、釣れるまで通い続ける・・・という意思の元、ショアジギングを楽しむことをおすすめします。

釣れないときもあれば、嘘のように爆発的な釣果を得られることもある釣りであり、そこがショアジギングの面白いところでもあるため、釣れないからと言ってショアジギングを嫌いになるのではなく、根気強く楽しみ、結果を掴み取るための工夫をし、未来の釣果に繋げていきましょう。

関連記事一覧