ショアジギングは青物の「回遊」がキモ!釣果を伸ばすために必ず意識しておこう!

魚には、同じエリアに生息している所謂「居付き型」の魚と、ショアジギングにメインターゲットとなる青物のように「回遊型」の魚が存在しています。具体的に言うと、根魚のように行動エリアが決まっている魚と、広い海を餌を求めウロウロしている青物のような魚、この2種類が存在しており、ショアジギングで青物を狙う場合「回遊している魚」をターゲットに、釣りを展開し、考えをまとめていかなければいけません。

そこで今回は、青物をコンスタントに釣るために意識すべき「回遊」について、まとめていきたいと思います。青物狙いのショアジギングにおいて「青物の回遊」は切っても切れないほど大事な要素となるため、知っておいて損はないでしょう。

青物の回遊はベイトフィッシュの「回遊」がキモ

青物は餌となるベイトフィッシュを捕食するため、広い海をウロウロと回遊しています。そのため、青物の回遊を当てるには、餌となるベイトフィッシュの回遊を知ることが一番の近道です。逆に言うと、ベイトフィッシュの回遊がなければ、青物の回遊もないケースが多いため、青物の回遊ルートを知るよりも先に、ベイトフィッシュの回遊を知ることが先決です。イワシやサバ、アジなどですね。

特に、イワシや子サバが大量に接岸してくる時期は、大掛かりな青物の回遊も同時にやってくることが多く、(地域によってベイトフィッシュ接岸時期は異なりますが)春や秋の季節は餌となるベイトフィッシュの回遊が増え、同時に青物の回遊も増える・・・と言えるでしょう。このように、青物の回遊を知るにはベイトフィッシュの回遊を知ることが大事で、ショアジギングで釣果を伸ばすためには【ベイトフィッシュの有無】を知ることが大事な要素となるため、その辺りを徹底しながら場所選び、時期選びを行うことで、より精度の高い釣果を得ることができるようになるでしょう。

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青物の回遊ルートに「ひたすらキャストを続けること」が釣果を伸ばすコツ

青物が回遊していることが確実な場所でショアジギングを楽しむ場合、後は「手数」が釣果を伸ばす鍵となります。つまり、どれだけ多くルアーを海にキャストし、どれだけ多くの青物との接触機会を得られるか?が大事な要素となるため、できる限り手を休めることなく、一投でも多くのキャストを行うことが大事な要素です。

逆に言うと、大掛かりに青物が回遊してくるタイミングでルアーを投入することさえできれば、高確率でHITに持ち込むことができるため、如何に飽きずに疲れずに、竿を振れるかが勝負の分かれ目になるでしょう。もちろん、使うルアー(メタルジグなど)やレンジ、アクションも大事な要素となるため、その辺りの知識もしっかり身につけた上で、根気よく竿を振ることで、打率を更に高めることができます。

例年の回遊パターンを覚えておくことが大事

ベイトフィッシュの動向や、その年の気候などによって多少前後することもありますが、地域毎の「青物の回遊パターン」がルーティン化されており、つまり「毎年同じように回遊があり、釣果が出だす」傾向にあるため、青物の回遊があった時期を記録しておき、その情報を次の年、またその次の年・・・と経験を積んでいくことで、より精度の高い回遊パターンを構築することができるようになります。

また、青物の回遊があると、釣場には普段ではあり得ないほどの人が並ぶことが多く、ひと目見て「青物が回遊してきているんだな」と分かることもあるため、定期的に釣場へ足を運び、その釣場のパターンを把握しておくことも大事です。

朝まずめは回遊が増え、釣果も伸びる傾向

また、青物の回遊が多くなる時間帯があり、所謂「まずめ」の時間帯は青物の回遊が多く、結果として釣果に繋がることが多くなるため、無闇矢鱈と釣行時間を決めるのではなく、「まずめ」の時間帯を絡めた釣行スケジュールを組み込むことで、より青物の回遊に出会える可能性が高くなることでしょう。

まずめには「夕まずめ」と「朝まずめ」がありますが、ショアジギングに適しているのは(どちらかと言うと)朝まずめであり、特にショアジギングで人気のターゲットとなるブリ族などは、朝まずめの時間帯に多くベイトフィッシュを捕食するとされているため、朝まずめを逃すことは非常に勿体ないことだと言えます。もちろん、朝まずめ以外の時間帯に青物の回遊が見られることもありますし、時間帯の制限なく釣りを楽しむことが一番ですが、より効率よく、短時間で結果を求める場合、「朝まずめ」を含めた釣行スケジュールを組み、少しでも青物の回遊に出会える可能性を高めておくことをおすすめします。

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