アジングとは、アジをワーム(もしくはハードルアー)で狙うことを指す言葉ですが、アジングは非常に繊細な釣りであり、技術の差が出やすく、上手い人とそうでない人との差が開きやすい釣りとなっています。コンスタントにアジを釣っている人がいる一方、周りが釣れているのになぜか自分だけが釣れない・・・なぜアジングでは、ここまで腕の差によって釣果に差がついてしまうのか・・・?
そこで今回は、その秘密を探るべく、アジング超上級者が在籍しているツリネタ編集部より、【アジングのコツ】を具体的かつ的確にまとめていきたいと思います。アジングで思うように結果が出ない・・・釣れるコツを教えてくれぇ・・・そう考えたことのある人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
アジングで釣果を伸ばす一番のコツは「場所選び」にある
長年アジングを楽しんでおり、釣りにいけば必ずと言って良いほど釣果を上げることができるようになっていますが、そんな私がアジングで最も重要視していることは「場所選び」です。釣りをよく知っている人であれば、何をいまさら・・・という罵言が飛んできそうな発言ではありますが、何を隠そう「場所選び」は、アジングで釣果を上げることができるか否かを決定づける超大事なポイントとなるため、一番に書かせて頂きました。
ご存知の通り、アジは回遊性の高い魚であり、広い海を餌を求め日々泳ぎ回っている魚です。もちろん、居付きのアジと呼ばれる個体もいますが、アジと言えば回遊魚であり、アジングでコンスタントな釣果を目指すには、アジの回遊を知り、アジが沢山いる場所へ釣行する・・・ということが、非常に大事なコツとなってきます。ここをミスると、「全くアジが釣れない・・・」ということに繋がってしまうため、アジングでコンスタントな釣果を得ることを模索している・・・そんな人は、まず「場所選び」から煮詰めていきましょう。(アジングの場所選びについては別ページで詳しくまとめているため、そちらを参考にどうぞ)
道具は(できる限り)クオリティの高いものを揃えることがコツ
最近のアジング人気にあやかり、アジング関連製品が数多くリリースされています。低価格帯のものから、高価格帯のものまで、目をパチクリ動かさないと把握することができないほどの製品が並んでいますが、アジングでコンスタントに釣果を得るコツを把握したいのであれば、「ある程度クオリティの高い道具」を揃えておくことをおすすめします。
ロッド、リール、ライン、と、必ず必要な釣り道具はあれども、その中で最もクオリティにこだわりたいのが「ロッド」です。アジングは小さなアタリを如何にものにできるか・・・が釣果を分ける鍵となることがあり、つまり「小さなアタリを逃すことなく感知できる感度性能」が必要となるのです。ロッドに使われている素材(ガイドなど)、硬さ、長さなど、数多くのポイントを掌握しているロッドが【感度の良いロッド】となり、それなりの性能を求めるには、やはりそこそこのお金が必要となるため、とにかくアジングを極めたい・・・コンスタントに釣果を得たい・・・という人は、(お金は掛かっちゃいますが・・・)ミドルクラス以上、価格帯で言えば3万円ぐらいですかね?のアジングロッドをセレクトされることをおすすめします。
■ツリネタ編集部おすすめ、感度性能抜群のアジングロッド
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・アジングロッドの選び方まとめ
・アジングリールの選び方まとめ
・アジングで使うラインの選び方
釣れるパターンが毎回違う?様々なテクニックを身に着けよう
アジングのコツを知るには、数ある「アジングの釣れるパターン」を知っておくことが大事です。アジは日によって反応が良いパターンが変わることが多く、また捕食している餌(ベイト)によっても釣れるパターンが変わってくるため、アジングでコンスタントな釣果を得るコツを知るには、より多くの引き出しを持っておき、状況に応じていつでも引き出せるようにしておけることが大事な要素となります。
ここで多くを語るには場所が狭すぎるため、より簡単にまとめると「シェイク&フォール」「ただ巻き」「フォール」「ボトムノック」など、アジングの主となるテクニックを把握しておき、状況に応じて使い分けられるようにしておくことをおすすめします(より詳しくは別ページでまとめていますので、そちらを参考までに)
使うワームやワームカラーを真剣に考えることも、コツの一つ
アジング用に開発されたワームは、各社より沢山リリースされていますが、ワームの大きさや形状、柔らかさやカラー、一つ一つにこだわりを持ってセレクトすることも、アジングでコンスタントな釣果を得るためのコツの一つです。例えばワームの大きさを例に取ると、1インチと2インチ、3インチと様々なサイズを用意しておき、その時に合ったワームサイズを選ぶことが大事で、ほんの少しのサイズ感の差で釣果に驚くほど差が開くこともあるため、中々侮れないポイントです。
また、ワームカラーも重要な要素で、正直ワームカラーなどお構いなしに釣れることもあるのですが、渋いときほどワームカラーの差が躊躇に出ることがあり、例えばクリア系には全く反応せず、グロー系にのみ反応があり、グロー系でしか釣れない・・・という状況下に置かれることもあります。つまり、カラーレパートリーが少ないほどチャンスを逃してしまうことが多くなってしまうため、少なくとも5色ほどのワームカラーを揃えておき、どのような状況下にでも対処できるようにしておくことが、アジングで釣果を伸ばすコツだと言えますね。
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・アジングで使うワームカラー完全解説
ジグヘッドの重さも釣果を分けるコツ
アジングでは、ワーム+ジグヘッドの組み合わせでアジを狙うことになり、使うジグヘッドの重さは1gを軸に〜3gまでのジグヘッドを使うことが多いです。ジグヘッドの重さは水深や潮流によって変えることが一般的ですが、アジの活性によっても重さを変えることが大事です。スピーディーな釣りが効くこともあれば、スローな釣りが効くこともあるため、ジグヘッドの重さを変えながら、反応を見ていくことも、アジングでコンスタントな釣果を得るコツの一つです。
例えば私の場合だと、まずは1gのジグヘッドで様子を伺い、それで反応がよければ重さを増す(飛距離を稼いだり、より深いレンジを攻めることを)ことが多く、1gで全く反応がない場合、0.2gや0.4gの軽いジグヘッドを使い、よりスローなアジングを展開していくことが多いです。特にアジング初心者の方は、0.4gなど軽いジグヘッドを嫌う傾向にありますが、軽いジグヘッドを扱えるようになることは非常に大きな武器と成り得るため、必ず使えるようにしておくことをおすすめします。
レンジの把握が超重要
アジをコロコロと活動レンジを変える魚です。表層付近で釣れていたと思えば、中層、ボトムにレンジが切り替わったり、酷いときには2〜3投毎にレンジが変わる・・・ということも起こりえます。当然、アジの活動レンジを外した位置を攻めたところで釣果を得ることが難しくなるため、アジがいるレンジを把握し、そのレンジへワームを入れ込む・・・ということが、アジングでコンスタントな釣果を得るためのコツとなります。
アジのいるレンジを把握するためには「カウントダウン」というテクニックを使うことが大事で、カウントダウンにて反応があるレンジを求め、そのレンジを積極的に攻めることで、コンスタントなアジング釣果を望めます。逆に言うと、レンジの把握ができないと思うように釣果を伸ばせなくなるため、ぜひその辺りを意識しながら、アジングを楽しんで頂ければと思います。