アジングは表層・中層・ボトム、どのレンジを狙うべき?狙う層で釣果が倍ほど変わるため、しっかり意識することが釣果を伸ばすコツ

今回は、アジングを楽しむときの【レンジ】に関する総まとめです。アジはレンジ(層)をコロコロ変える魚のため、表層、中層、ボトム、アジがいるレンジにしっかりリグを入れ込むことが釣果を伸ばす大事な鍵となるため、【アジングでは表層、中層、ボトム、どのレンジをどのように攻略するのか?】を知っておくことが、釣果を伸ばすための超重要項目になります。

アジングにおいてレンジをどう把握するかは、釣果を左右するほど大事な要素となるため、【アジングにおけるレンジの考え方】を確実に知っておきましょう。

表層、中層、ボトムの3つにレンジを分け、反応があるレンジを探っていくことが大事

冒頭でも触れたように、アジはレンジをコロコロ変える魚であり、さっきまでボトム付近にいたと思えば一気に表層付近にまで上がってくるような気まぐれな魚です。そのため、アジのいるレンジを逐一把握することが釣果を伸ばす大事な要素となるため、大きく表層、中層、ボトムと分け、アジからの反応があるレンジを把握することが大事です。

表層、中層の境目が分からない・・・難しく考えてしまう人が多いようですが、ここは自分の心の中で決めた基準でオッケー。例えば水深が7mぐらいの場所であれば、上から2mまでを表層、そこからボトムまでを中層・・・こんな感じでオッケーです。アバウトに考えていきましょう。

 

よく言われる基本としては、まずは「表層」から探りを入れ、そこで反応がなければ徐々に中層、そして最後にボトムを攻め、そこでも反応がなければ「アジがいないもの」とし、立ち位置を変えたり、大きく場所移動を行う、基本的なアジングの流れとしてはこのような感じとなります。ツリネタ編集部のやり方ですが、まずは表層を攻め、その後5秒のレンジ、10秒のレンジ、15秒のレンジ、20秒のレンジと、5秒刻みで探っていくことが多いです。

アジングでのこの方法を「カウントダウン」と呼び、アジングにおいて非常に大事なテクニックとなるため、必ず覚えておくことをおすすめします(カウントダウンについては別ページでお話しているため、そちらを参考までに)

表層は豆アジが多い傾向?アミパターンを用い、軽いジグヘッドで攻略しよう

まず、最初に狙うべき「表層」を攻めるときの傾向ですが、表層付近にはサイズが小さいアジ、所謂「豆アジ」が多く浮いていることが多いです。サイズの大きなアジは警戒心が強く、表層付近よりは中層、ボトム付近を回遊していることが多いですね。そのため、豆アジを避けて良型アジを狙いたいときは、最初からボトム付近を狙う・・・という戦略もあり

アジングにて表層を攻める場合は、水面下に浮いているアミ(プランクトン)をワームで演出することが大事です。具体的には、できるだけ軽いジグヘッドを使い、表層を漂わせる感じでアピールしていくことが大事で、所謂「アミパターン」での攻略が主となります。ツリネタ編集部では0.4g〜0.6gほどのジグヘッドを使い、表層を流すような感じで攻めていくことが多いですね。

中層はストイックなカウントダウンが大事な要素!細かく刻んでいこう!

厄介なのは、中層に溜まっているアジです。水深が浅い場所であれば良いですが、水深が10m〜20mほどあるディープな場所でアジングを楽しむ場合、アジのいるレンジを上手く掴むことができない・・・ということが非常に多いです。更に、一度レンジを掴めてもコロコロとレンジを変えられるため、釣れるのは釣れるが、数を伸ばすことができない・・・ということも多いですね。

中層にてコンスタントなアジの釣果を得るには、ストイックなカウントダウンが非常に大事な要素となります。先程もお話したように、5秒刻みでレンジを探っていくことはもちろんのこと、渋い状況下では3秒刻みのレンジ調整が必要なケースもあるため、「大体でいいだろ」と適当にレンジを流すよりは、よりストイックにレンジを刻むことが釣果を分ける大事な要素となるため、その辺りを考慮しながら中層にいるアジを攻略していきましょう。中層での釣り方は「フォール」が主となり、より長い時間同じレンジを通せるような工夫が必要です。

ボトムには良型アジがいることも!サイズを求めるならボトムを攻めたほうがいい

前述した通り、アジングの基本的なセオリーとして表層には小さいサイズのアジ(豆アジ)が群れていることが多く、中層もその傾向でたまに良型が混じり、良型アジはボトム付近を回遊していることが多いです。サイズが大きくなるほど頭が良く警戒心が強いため、特に明るい時間帯は上層へ浮いてこないことが多いですね。もちろん、あくまで基本的な考え方であり、ボトムは豆アジだらけ、表層は良型アジだらけ・・・ってこともあるため、あくまで基本的なセオリーとして捉えて貰えればと思います。

ただ、これまでの経験上、25cmを超えるアジや30cmを超える尺アジは、ボトム付近でのヒットが圧倒的に多いため、良型狙いなのにわざわざ表層ばかりを攻める必要性はないんじゃないかな?とは思っています。セオリー通りでいくと、アジングは表層から徐々にボトムへ沈めていくことが基本ですが、ツリネタ編集部では最初からボトムを狙い、良型アジのみにフォーカスする猛者も沢山いるため、【俺は良型アジしか興味がない】そんな人は、ボトム付近ばかりを攻めてみることをおすすめします。

ジワーと同じレンジを攻める!軽いジグヘッドと水噛みの良いワームを使い、アジへアピールしよう!

アジングでは1g前後のジグヘッド+2インチ前後のワームを活用することが主となりますが、特に重要視したいのが「ジグヘッドの重さ」「ワームの形状」だとツリネタ編集部では考えています。経験上、無駄にジグヘッドのウエイトを重たくすると釣果に驚くほどの悪影響を与えることもあり、たった0.2gの差で倍以上釣果の差を付けられることなんてザラです。

ツリネタ編集部では0.2g〜1gまでのジグヘッドを使い、水深が深い場所、潮流が早い場所であれば1.5g、場合によっては3gほどのジグヘッドを使うことも。それ以上の重さを使うことはなく、より飛距離が欲しい場合、より深いレンジを探りたい場合は「スプリットショットリグ」「キャロライナリグ」「フロートリグ」などを使うようにしています。

 

また、ワーム形状も釣果を伸ばすために必要な要素で、特に「フォール」を主としたアジングを楽しむ場合、水噛みの良さを重要視します。具体的に言うと、ワームボディにリブが入っており、水の抵抗を受けやすいものが最適で、水噛みがよくなるということはワームの操作性が格段に上がり、抵抗を受けることによりフォールスピードがスローに(沈むスピードが遅く)なるため、より長く同じレンジをジワーっと流すことができるようになるのです。表層、中層、ボトム、どのレンジであってもこの法則は絶対的のため、軽いジグヘッド+水噛みの良いワームを使い、アジングを攻略していきましょう!

■アジングには水噛みが良いワームが最適!

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