アジングでフロロカーボンは基本ダメ!その理由と使い所まとめ【おすすめ4選】

アジングは感度優先の釣りであり、感度が良いラインを使うことが推奨されている。今回は、アジングラインの中から「フロロカーボンライン」についてピックアップしていくが、一般的には「アジングにおいてフロロカーボン使用はダメ」とされており、フロロカーボンラインを活用しアジングを楽しんでいるアングラーは一握りだと言える

そこで今回は、アジングにおいてなぜフロロカーボン使用がダメなのか、フロロカーボンラインを使う状況下は?アジングにおすすめのフロロカーボンラインは?という点に着目し、話を進めていきたいと思います

アジングにフロロカーボンラインが向かない理由まとめ

フロロカーボンラインはアジング向きなラインではない・・・と言いましたが、アジングにおいて絶対的にフロロカーボンラインが使えないという訳ではありません。しかし、フロロカーボンラインが持つ特性を考えると「決してアジング向きのラインとは言えない」のが現状であり、使えないのではなく最適解ではないという認識の元、考究していくことをおすすめします

では、なぜアジングにおいてフロロカーボンラインが向いていないと言えるのか?その理由をまとめてみます

  • 伸びがある
  • 感度が悪い
  • 意外とトラブルが多い

伸びがあり操作感に違和感しかない

フロロカーボンは伸縮性が高いラインであり、PEラインよりは伸びて、ナイロンラインよりは伸びない、伸縮性において中間に位置するラインです。アジングでは1g前後のジグヘッドを使い繊細な釣りが要求されることになり、細かいロッドアクションにてアジを狙うため、ラインの伸びがデメリットに感じる点が多いのです

アジング経験が長い人ほどその傾向にあり、普段PEラインを使っている人がフロロカーボンラインを使うと、そのラインの伸びによる違和感に悩まされることでしょう。つまり、アジングにおいてフロロカーボンラインを使うことは、ラインの伸びがロッドアクションを吸収してしまい、操作感に悪影響が出る・・・というのが、アジングにおいてフロロカーボンラインが向いていない一つの理由だと言えます

感度がPEラインに比べて悪い

アジングでは、アジからの細かいアタリを繊細に感じ取ることが重要視されるが、ラインの伸びがあることによる感度低下が懸念されることから、フロロカーボンラインはアジングの最適解ではないとされています。もちろん、フロロカーボンラインの感度も実用範囲内であり問題ないレベルではありますが、やはりそれでもPEラインの高感度には勝てないでしょう

より感度を求めるのであれば、フロロカーボンラインを使う選択肢はありません

ラインの癖が強くトラブルが多い

ライントラブル頻発の王者と言えばPEラインでしたが、最近ではPEラインもそれを扱うリール、ロッドが進化したことにより、昔に比べるとPEラインによるトラブルの数が減りました。反対に、フロロカーボンラインは劣化も速く癖が付きやすいラインであり、PEラインの影に隠れていたライントラブルの多さがむき出しとなる形に・・・

フロロカーボンラインはPEラインに比べると安価ではあるが、巻き直し回数も多くなるため、トラブル面やコスパ面を考慮してもPEラインに軍配が上がると言えるでしょう。まとめると

伸びがある フロロカーボンラインは伸びがあることにより操作感に違和感が起き、結果としてデメリットとなる
感度 PEラインと比べると感度が悪い
トラブル 案外トラブルが多く、PEラインのほうがトラブルレスの釣りを楽しめる
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アジングラインの選び方まとめ

フロロカーボンラインを使う状況下

アジングではフロロカーボンラインはダメなラインと位置づけましたが、実は絶対的に使えないラインではなく「アジングにおいてフロロカーボンラインは最適解なラインでない」と言えるラインのため、必ずしも使い所のないラインとは言えません

では、アジングにてフロロカーボンラインが活躍する状況下は一体どのような場面なのか?まとめます

  • 根が荒い場所
  • 軽量リグを使うとき
  • ラインの伸びが欲しいとき

根が荒い場所

PEラインは伸びがなく感度良いラインではありますが、「擦れに弱い」つまりラインが擦れることにより切れる可能性が高くなるため、ラインが擦れてしまうような状況下には向かないラインとなってしまいます

一方、フロロカーボンは「擦れに強い」という特性を持っているため、根が荒い場所やテトラ際を狙うときなど、根擦れリスクが高い状況下においてはPEラインよりもフロロカーボンラインが適していると言える

軽量リグを沈めたいとき

アジングでは0.2gや0.3gなど、軽いジグヘッドを使い釣りを展開する場面があるが、PEラインは「比重が軽く」水に馴染みにくい性質があるため、結果として軽量ジグヘッドを沈めることが難しくなると言える。また、風が強い日も同様に苦手

一方フロロカーボンラインは比重が高いため水に馴染みやすく、軽量ジグヘッドを沈めやすくなります。また風にも強い傾向のため、比重の重さを活かしたいときがフロロカーボンラインを選べば良いでしょう

伸びが欲しいとき

PEラインは伸びがないことがメリットとなるが、一転して「伸びがないことがデメリットとなる」場面も存在します。例えば、ただ巻きでアジングを楽しむとき。ただ巻きではアジのアタリに対し柔軟な対処を行わなくてはならず、伸びが少ないPEラインではアタリに対し柔軟な対処ができなくなる。つまり、アタリはあるが乗らない・・・という悪夢が繰り返される可能性が否めない

そのような場合、フロロカーボンラインの伸びを利用することでフッキング率を飛躍的に高めることが可能。つまり、アジのアタリに対しラインの伸びが柔軟に対処してくれることになり、結果としてバラシが少ないアジングを楽しめるようになる・・・ということ

フロロカーボンラインをアジングで使う状況下をまとめると

根が荒い場所 根擦れに弱いPEラインでは攻略できない場所ではフロロカーボンラインが優位に立つことも
軽量リグを扱うとき 0.2gなど軽いリグをボトムに沈めたいときなど
伸びが欲しいとき ただ巻きなど、伸びによる柔軟性が欲しいとき

アジングにおすすめフロロカーボンライン

最後に、アジングにおすすめなフロロカーボンラインをご紹介!

■シマノ ソアレアジング フロロ

■ユニチカ フロロカーボンライン

■月下美人 TYPE F

■デュエル フロロカーボンライン

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