アジングの「ドリフト」はアジを爆釣できるマル秘テクニック!流す釣りでナチュラルに誘いを掛けよう!

アジングでは「如何にナチュラル(自然)にワームを動かすことができるか」が釣果を分ける大きな鍵となります。そこで今回は、よりナチュラルにワームを動かすことができ、自然とアジに口を使わせることができる【ドリフト】と呼ばれるテクニックについてまとめていこうと思います。ドリフトとは所謂「流す釣り」ですが、その具体的なやり方は使うべきシチュエーションなど、アジング歴10年以上、年間釣行回数100回以上のツリネタ編集部変態アジングアングラーである著者がお話します

アジングにおけるドリフトとは「ワームを潮に乗せて流す」テクニック

ドリフトと聞くと、峠を走る車がカーブの際にギュルギュルギュルと勢いよく曲がる場面を想像しますが、アジングにおけるドリフトとは「ワームを潮の流れに乗せて流す」テクニックだと認識しておけばオッケーです。巻いてワームを動かすのではなく、自然の力を借り、よりナチュラルにワームを操作することで違和感なくアジに口を使わせることができるようになります。事実、アジングにおいてドリフトよりも釣れる釣法をないんじゃないか?そう思わせてくれるほどはよく釣れるテクニックのため、アジングエキスパートを目指すのであれば、必ず会得しておきたいテクニックの一つです。

潮は多くの場合横方向に動いているため、潮上から潮下に向けてワームを流すイメージです。具体的なドリフトのやり方は後ほどお話しますが、ただ流すだけではなく、意図を持ちワームを流すことが大事な要素となるため「ただ流すだけでしょ」という考え方では上手くいかないことのほうが多いです。つまり、アジングにおけるドリフトの難易度は「少しだけ高い」ため、その全貌を知り、経験値を存分に積んでいくことが大事ですね。

ドリフト釣法の具体的なやり方と使う道具まとめ

アジングにおけるドリフトの具体的なやり方ですが、大前提として「潮が動いていること」が絶対条件だと知っておきましょう。潮に流してアジのいる場所にワームを持っていく釣りとなるため、流れの有無はドリフトの可否を決める大事な要素ですからね、流れはほとんどない場所では「ドリフトは成立しない」と考えるほうが自然です。

ただし、あまりにも爆速で潮が動いているような状況では上手くいかないこともあり、何事もバランスが大事です。緩やかに潮が動いている場所を見つけ、ドリフトを実行してみて下さい。

 

ドリフトのやり方ですが、まず潮上へワームをキャストし、アジのいるレンジまでワームを沈めます(カウントを用い、アジの居場所を把握しておきましょう)。そして、ラインテンションを緩く張りながら、ロッドを上方向にジワーッとさびき、ラインテンションが無にならない程度に流していき、ロッドをこれ以上上がられない場所までさびいたらロッドを下方向に下ろし、糸ふけをとって再度繰り返します。

ロッドを下方向に戻し、ラインスラッグ(糸ふけ)を取った段階でロッドをちょんちょんとシェイクし、そこからドリフトを行うことで、アジにワームの位置を知らせることができるようになります。ただただワームを流しているだけではドリフトとは言えず、ただ海を流れるゴミでしかなくなってしまうため、あくまで「潮に流されているプランクトンや小魚」を意識した動きを加えることで、より釣果を伸ばすことができるでしょう。

 

また、ドリフトを実践するには「ジグヘッドの重さ」も大事です。ジグヘッドが重たすぎると潮に乗せることができず、ただ下方向に沈んでいくだけになってしまいます。例えば表層付近を攻めるのであれば0.4gほどの軽いジグヘッドを使い、表層からなるべく離さない位置をドリフトをさせることが大事・・・という感じですね。その場所の潮の速さ、狙う水深を元に使うジグヘッドの重さを調整することがベストです。

■ドリフトは軽いジグヘッドを使う

アジングでドリフトを使うタイミング

アジングでドリフトを使うべきタイミングですが、ドリフトはどのような状況でも使えるテクニックですし、特にタイミングを限定せずともアジがバッコバコに釣れるテクニックですので、現場に着いてすぐドリフトから攻める・・みたいな感じでもオッケーです。強いて言うならば、アジの活性がそれほど高くないとき・・・ですかね?アタリはあるが乗らない・・・、アジはいるのに無反応・・・、そんなときは、よりナチュラルに攻めることができるドリフトが有効的であることが多いため、ぜひドリフトを試してみて下さい。

ただ、デイアジングではドリフトの釣りはマイナス要素が強く、具体的に言うと「スローな動きは見切られてしまう傾向」にあるため、デイアジングではリアクションバイトを狙ったテクニックで攻め、アジの警戒心が薄くなる夜のアジングではドリフトやフォールを駆使し、アジを拾っていく。そんな流れでアジングを楽しむことが一番です。

ワームは「潮噛み」が良く「操作性」の良いものを使おう

アジングでドリフトを実践するには「ジグヘッドの重さ」も大事な要素ではありますが、同時に「使うワーム」も非常に大事な要素となります。ドリフトは潮に馴染ませて流すテクニックとなるため、ワームに求められるものは潮噛みの良さであり、軽いジグヘッドを用い流す釣りとなるため「操作性の良さ」も重視しておきたいところです。

では、ドリフトではどのようなワームを使うことがベストなのか?という点ですが、リブがあり潮を噛みやすいもの、ボディサイズが大きく潮の抵抗が大きく感じられるワーム・・・このようなワームを使うことでより優位にドリフト釣法でのアジングを楽しむことができるようになります。使うワームによって釣果に大きな差が開くこともあるため、自分なりに「ドリフトに最適なアジングワーム」を見つけ、ドリフトを駆使し沢山のアジをゲットしちゃいましょう!

■アジングドリフトにおすすめなワーム

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