ショアジギングをサーフで楽しむ！サーフと言えば青物ではなくヒラメやマゴチなどフラットフィッシュを狙うイメージが強いですが、条件が揃えば「足場良し」「場所広し」「定期的な回遊」サーフはショアジギングに適した場所だと言い換えることができるため、近くに目ぼしいサーフがある場合、ここを狙わない手はないでしょう
しかし、どのようなサーフであっても青物狙いのショアジギングを楽しめるという訳ではなく、ある一定の条件を満たしたサーフのみ青物狙いのショアジギングが成立すると言えるため、その辺りを含めて「サーフでのショアジギング」についてまとめます
潮の流れが速く、急に深くなっているサーフは狙い目
サーフでショアジギングを楽しむ場合、青物が回遊してくるサーフ選びが大事な要素となる。当然ながら青物の回遊がないサーフにてショアジギングを楽しもうと、青物を釣り上げることは不可能なため、青物が回遊してくるサーフの条件を抑え、釣行場所をピンポイントでセレクトすることがおすすめ
では、ショアジギングを楽しめるサーフの特徴は？という点ですが、ひとえに「潮の流れがある場所」「急に深くなっているサーフ」この2点を意識することが大事です。所謂「遠浅サーフ」では水深が足らず青物回遊条件を満たしていないケースが多いため、釣行場所としては不十分だと言えるでしょう
まず、青物は潮がよく動く場所を好んで回遊しています。そのため、潮流があるサーフは控えめに言っても「ショアジギングに適したサーフ」と言えますね。また、メタルジグが届く射程範囲内の水深も大事で、徐々に深くなっているサーフではなく、いきなり落ち込んでいる「急深サーフ」は総じてショアジギングにおける青物実績が高い傾向にある
サーフにてショアジギングを楽しむ場合
- 潮の流れが安定している
- 急に深くなっている
この2点を主軸にサーフ選びを行いましょう
駆け上がりを重点的に攻めよう
急に水深が深くなっているサーフの場合、所謂「駆け上がり」と呼ばれるポイントが釣果を伸ばすキーとなる傾向にあります。駆け上がりとは急に深くなっている場所のことで、この駆け上がりに沿ってベイトフィッシュが回遊していることが多く、またベイトフィッシュを追い詰める場所としても有望なため、青物が駆け上がりに沿って回遊、もしくは駆け上がりに向かってベイトフィッシュを追い込んでいることが多いのです
つまり、駆け上がり（ブレイクライン）周りを重点的に攻めることで必然的に青物と対峙する可能性が高くなるため、サーフでショアジギングを楽しむときの一つの戦略として覚えておいて損はないでしょう。また、沖からルアーを引いてくる場合、駆け上がり付近でバイトが多発することがよくあります
沖からルアーを追いかけ、逃げ場が少ない駆け上がりにて捕食活動を行っているのだと仮定できますね。駆け上がり近くになると根掛りを恐れルアーを素早く回収する人が多いですが、この行動は非常に勿体ないと考えておいたほうが良いでしょう
とにかく遠投し、潮目を目印にボトム〜表層までを素早く探る
サーフは一見して目ぼしいポイントがなく「どこを狙えばいいか分からない」そう感じる人も多いでしょう。目に見えて攻めるべき場所がない以上、我々アングラーにできることは「とにかく広く探る」ことであり、つまりメタルジグを遠投し、青物の回遊にぶつかる確立を底上げすることが大事です
また、潮がぶつかっている「潮目」はサーフショアジギングにおいて重要な目印となります。潮目にはベイトフィッシュが溜まる傾向にあり、ベイトフィッシュが多いということは青物の回遊も望めます。潮目を目印に遠投し、ボトム〜表層までのレンジを隈なく探る、これがサーフショアジギングの基本です
サーフ最強装備を決める！ロッドは長めで飛距離を稼げるタックルセレクトを
サーフショアジギングの装備（タックル）ですが、基本的には他の場所でショアジギングを楽しむ場合と同様です。基本装備としてはライフジャケットを必ず着用し、日焼け防止のため長沢で長ズボン、帽子の着用は必至です。また、立ち込めるサーフであれば長靴なウェーダーを履くのもありですが、波に攫われる、急に落ち込んでいる場所へはまるなど事故が多発しているため、注意が必要です
また、サーフでは「飛距離」が一つの要となることがあり、飛距離を出せるタックルセレクトがオススメ。例えばロッドを10ftなど長いものにする、ラインを可能な限り細くする、使うメタルジグの重さをベストマッチさせるなどなど、飛距離優先のタックルセレクトを行えば尚良です
- ロッドは長めがオススメ（ライトショアジギング寄り）
- リールは4000番〜6000番ほど（シマノ番手）
- ラインはPEライン1.5号〜3号を200mほど
- メタルジグは30g〜60g程度
| ショアジギングロッドの選び方 | ショアジギングリールの選び方 |
| ショアジギングラインの選び方 | メタルジグの重さを選ぶ基準 |
メタルジグorメタルバイブがおすすめ
サーフでのショアジギングで使うルアーは、当然「メタルジグ」が中心となりますが、より手返し良く攻めるために「メタルバイブ」を使うことも一つの手です。メタルバイブはメタルジグ並みの飛距離を出すことができ、巻きの釣りにて圧倒的アピール力のあるウォブリングアクションを演出することができ、ボトム〜表層までを手軽に隈なく探ることができる最強アイテムです
サーフで青物狙いのショアジギングを楽しむ場合、メタルジグとメタルバイブを用意しておき、上手く使い分けることで釣果を伸ばしていきましょう。例えばボトム〜中層を狙うときはメタルジグ、中層〜表層を狙うときはメタルバイブ、このような使い分けがベストです
サーフにおすすめメタルジグ＆メタルバイブ
■ジャクソン 鉄板ロング
■メジャークラフト ジグパラブレード
■マリア ムーチョルチア
■シマノ コルトスナイパー
サーフショアジギングは嬉しい外道も
サーフでショアジギングを楽しんでいると、ヒラメやマゴチ、シーバスなど嬉しい魚が外道として釣れてくれることが多いです。言い換えると、青物の回遊がなくともその場所にスタンダートに住み着いている魚を狙ったショアジギングを楽しむことができるため、残念ながら青物の回遊がない日に当たったとしても、何かと他魚種狙いのショアジギングを楽しむことができます
そもそもショアジギングは青物だけを狙う釣りではないですし、ヒラメやマゴチを狙ったショアジギングをサーフにて楽しむのもあり。いずれにしても、サーフはショアジギングに適した釣り場だと言えるため、マイポイントの一つとして用意しておくことをおすすめします