ハマチやサゴシは濁りがあっても釣れる!?クリアウォーターとマッディウォーターでの差を考えてみる

今回は、ハマチやサゴシ、ブリやヒラマサを狙うときに「海の濁り」がどう影響するのか?を考えてみたいと思います。純に考えると、濁りのある日は視認性が悪く、ショアジギングを含むルアーフィッシングには相性が悪そうですが・・・実際のところ、どうなのでしょうか?

濁りがある日でもショアジギングは成立する

そもそも、濁りのある日にサゴシやハマチを狙ったショアジギングが成立するのか?という点ですが、そこに青物の回遊がある前提で物事を考えるとすれば、「濁りのある日でも問題なくショアジギングを楽しむことができる」と言えます。ただし、クリアウォーターの日より濁りのある日が釣れるということはなく、どちらかと言うとクリアな水質のほうが良く釣れる傾向にありますし、気分的にも釣れそうな気がするため、どちらか一方を選ぶとするなら、濁っている海よりも、クリアで水質の良い海をセレクトするほうが良いですね。

目立つメタルジグのカラーを使うのが吉

濁りのある日にショアジギングを楽しむときのコツですが、基本的な考え方として「目立ってなんぼ」という意識を持ちつつ、釣りを展開していくことが理想的です。濁りのある日は海中での視認性が悪くなるため、如何に青物に「メタルジグを見つけてもらえるか」が、釣果を分ける境目となるでしょう。

例えば、フォルムの大きなメタルジグを使うのもありですし、カラーで視覚的要素を強めてやることも1つの手です。例えば、グローの入っているメタルジグであったり、ゴールド系のシルバーカラーであったり、ピンクやブルーと言った、目立つ派手なカラーも良いですね。兎にも角にも、サゴシやハマチにメタルジグを発見してもらうことが大前提となるため、濁りのある日はいつもより「目立つ」ことを考え、アピール力高めなショアジギングを展開することがおすすめです。

 

しかし、ジグアクションに関しては、派手な動きよりも「ただ巻き」や「スローワンピッチジャーク」など、大人し目のアクションがおすすめで、その理由として「青物がメタルジグを見失ってしまうから」というものがあります。視認性の悪い濁った海で、激しくスピーディなアクションを加えてしまうと、魚がメタルジグに追いつけず、追いかけることを諦めてしまう可能性があるのです。

■濁りのある海では、ゴールド系やグローカラーなど、派手目カラーで視覚的に有利な状況下を作り上げよう

Major Craft(メジャークラフト)

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あまりにもキツい濁りはNG

海に濁りがある日でも、ショアジギングを楽しむことは可能ですが、これは常識的に考えた「濁り」の話であり、強い勢力を誇った台風が通り過ぎた後など、規定外の濁りが入っている状況下は別の話です。そのようなキツい濁りの入った海は、生き物が少ない死の海と化している可能性がありますし、青物の餌となるベイトフィッシュの数も少なくなるため、そもそもの回遊すらないケースがほとんどです。

居たとしても、カフェオレのように濁った海でのルアーフィッシングは困難を極めることが明確となるため、あまりに濁りがキツい日はショアジギングを楽しむことを諦めるか、どうにか濁りの入っていない場所を探すか、2つに1つの選択を迫られることでしょう。

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