アジングラインの選び方まとめ【太さや長さ】編集部おすすめ5選!

今回は、アジングを楽しむときに使う【ライン】についてのまとめです。アジングでは1gほどの仕掛けを使い釣りを楽しむことになり、より繊細なやり取りが必要となる釣りですので、ライン選びは釣果を分けるほど重要な要素と言えます。つまり、ライン選びを怠ると釣果に悪影響を及ぼすリスクもあるため、「アジングで使うラインの選び方」について、具体的に知っておくことをおすすめします。

アジングラインに求められる性能を知る

そもそも、アジングに求められるライン性能とはどのようなものなのか?簡単に一言でまとめると「繊細なライン」が必要不可欠な要素となり、具体的にまとめると「感度」「比重」「細さ」、この3つの要素をクリアしたラインをセレクトすることで、より快適かつ釣果を求めることができるアジングを楽しむことができるようになります。

アジは所謂「吸い込み型」の捕食行動をする魚であり、つまり吸い込むように餌を食べている魚です。そのため、少しでも違和感を感じるとすぐに吐き出してしまうことから、【アタリがあればすぐに合わせる】ことが釣果を伸ばす大事な要素となり、そのためアジングではラインの感度性能が非常に重大な要素となります。

 

そして、アジングではアンダー1gのジグヘッドを使うことも珍しくはないため、そのような重量の軽い仕掛けをストレスなく扱うためにも、ラインの「比重」「細さ」が大事な要素となり、言うならば軽い仕掛けを満足に扱うことができ、細い割に(大きなアジにも対処できるような)耐久性を持っているラインが必要となるのです。

アジングで使うラインの種類を考える

では、前項でまとめた「アジングラインに必要な性能」を踏まえた上で、アジングで使うラインの種類について考えていきましょう。アジングで使うラインの種類にはPEライン、フロロカーボンライン、ナイロンライン、エステルラインの4種類があり、個人の好き好みにより使うラインをセレクトしていくことが一般的です。

もちろん、「絶対的にこのラインを使うべき!」と言い切れるラインはなく、状況に応じて使い分けることが大前提となるため、まずは4つあるラインの種類別の特徴について簡単に知っておきましょう。

PEライン

PEラインは多くのジャンルで最も活用されているラインであり、伸びがなく非常に感度性能に優れたラインとなっています。また、引張強度にも長けたラインであり、つまり直線的に引っ張ったときの耐久性に優れたラインとなっています。(他にも、飛距離が伸びるなどのメリットがあります)

しかし、PEラインは擦れに弱い、結節強度が弱い、ライントラブルが多くなるなどのデメリットも持ち合わせるため、非常に優秀なラインである一方、使用を嫌がる人が一定数いることが実情です。

フロロカーボンライン

フロロカーボンラインはPEラインに比べると比重が重たいラインであり、少し伸縮性のあるラインとなっています。そのため、風が強い日のアジングであったり、水深が深い場所を攻めるときに有用性の高いラインとなっています。また、擦れに対する強度が強いため、根の荒い場所にコンタクトする釣りにも向いています。

これと言ったデメリットはありませんが、少しある伸びが操作性を悪くしたり、PEラインに比べると感度が悪い、巻グセが強いなどの弱点もあるため、この辺りを考慮した上で使用を検討すると良いでしょう。

ナイロンライン

4つのラインの中で最も安価であり、最も伸縮性のあるラインです。初心者にとって扱いやすく、トラブルフリーなラインではありますが。伸びがあることによる感度低下、操作性の無さなどを考慮し、アジングで使っている人は少数派でしょう。

エステルライン

エステルラインはポリエステル素材を使ったラインであり、主にアジングで使われることの多いラインです。PEラインのように編み込んで作っている訳ではないため風や潮の流れに強く、PEラインと同等レベルの感度性能を持ちながら、激流エリアやディープエリアを攻略できるスグレモノとなっています。

しかし、PEラインとは違い引張強度が弱く、少し力が加わるだけで切れてしまう・・・という性質があるため、性能自体はこれ以上ないものとなっているが、癖が強く扱うことが少し難しいライン・・・という認識でオッケーです。(やり取りを上手く行えば、尺アジでも平気でキャッチすることが可能です)

結局どの種類のラインを使うのが良い?

アジングでは4つのラインから好みに合ったラインを選ぶとこが一般的ですが、ではこれからアジングを始める初心者の方は、どのラインをセレクトすれば良いのか?という点について考えていきましょう。

結論から言うと、アジングで使うべきラインは「PEライン」「エステルライン」の2つであり、敢えてナイロンラインとフロロカーボンラインを選択する必要性はありません。やはりアジングでは感度、操作性の有無が重要視されるため、両者の条件が揃ったPEライン、エステルラインの内どちらかを使用することをおすすめします。(ただし、両者共ショックリーダーを結束する必要性あり)

ラインの太さは何号がベスト?

アジングで使うラインの太さですが、基本的な考え方としては「より細いもの」を使うことが好ましいです。細いラインになるほど空気抵抗を抑えられ飛距離が伸びますし、同じ理由で潮の抵抗も少なくすることができるようになります。また、ラインが細くなるほど感度が良くなる、魚からラインが見えにくくなるなどのメリットもあるため、如何に細いラインがアジングにおいて有用なのかが手に取るように分かることでしょう。

PEラインを例に挙げると、〜0.4号、エステルラインに関してが0.25号〜0.4号程度の太さを選ぶのが一般的です。

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ラインの長さはどれくらい?

アジングに必要なラインの長さですが、100mも巻いておけば十分でしょう。ジグ単でのアジングでは、どれだけ飛距離が出ても30mほどでしょうし、ラインの長さを余分に取りすぎることは飛距離の低下、トラブルの増加に繋がるため、100mを基準に長さを考えておけばオッケーです。

しかし、フロートリグやキャロライナリグを使ったアジングを楽しむ場合、150m以上のラインの長さを取っておくほうが良いでしょう。フロートリグやキャロライナリグを使ったアジングでは50m以上の飛距離が出ることも珍しくはないため、ジグ単の釣りよりはラインの長さを多めに取っておくと安心です。

編集部おすすめアジングライン5選

最後に、ツリネタ編集部おすすめのアジングラインをまとめておきます。フロロカーボンライン、ナイロンラインは除き、PEラインのおすすめ、エステルラインのおすすめを幾つか紹介していきますので、ライン選びの参考にして頂ければと思います。また、順不同で紹介しているため、その点を踏まえた上でご一読頂ければと思います。

サンライン スモールゲームPE

少し高価なPEラインとなりますが、その高性能具合からアジングにおいて愛用している方が非常に多いラインです。ツリネタ編集部でも多くのアングラーが使用していますので、予算に都合が付くのであれば使ってみてはどうでしょうか?THE PEラインと言えるラインであり、しなやかさと感度性能を実感すると、他のラインには戻れないレベルです。

デュエル アーマードF

純粋なPEラインではなく、PE+フロロカーボン+シリコンが織り混ざったラインであり、トラブル少なくアジングを楽しむことができるラインです。基本性能はもちろんですが、特筆すべきは「価格帯」であり、非常にコストパフォーマンスに優れたラインと言えます。もちろん、安いからと言ってダメダメなラインではないため、PEラインの取っ掛かりとして、使ってみてはどうでしょうか?

月下美人 月ノ響

ダイワのライトゲームブランド「月下美人」からリリースされているPEラインで、そこそこ安価な価格帯であり、性能面でも安心して使うことができるPEラインとなっています。ダイワ月下美人ファンの方はこれで決まりです。

サンライン 鯵の糸

ダイレクトなネーミングですが、その名の通り「アジング専用」のエステルラインとなっています。エステルラインの難点であった使い難さをクリアしているラインであり、感度面、操作面、どれを見てもバランスの良いエステルラインとなっています。

ダイワ エステルライン 月下美人TYPE E

ダイワからリリースされているエステルラインで、比重1.38とPEラインに比べると高比重となっています。伸びが少なく感度良好で、実践強度も特に問題なし!月下美人ファンならこのエステルラインがおすすめです。

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