居付きアジとは?【アジング】でその場にいるアジを狙ってみよう!

アジと言えば、広い海を回遊しているイメージが強いですが、個体によっては同じエリアに留まって一生を過ごす「居付きアジ」と呼ばれる個体も存在します。アジングでは回遊性の高い所謂「回遊アジ」を相手に釣りを楽しむことがメインとなりますが、居付きアジに着目して釣りを展開していくことで、時期やタイミング問わずアジングを楽しめるようになる可能性が高いので、このページでは「アジングで居付きアジを相手に釣りを楽しむときのアレコレ」をまとめていきたいと思います。

居付きアジとは?なぜその場に留まっているのか?

そもそも居付きアジとは、どのようなアジを指す言葉なのか?という点ですが、文字通り「同じ場所に居着いているアジ」のことを指す言葉であり、回遊性の強いアジと比べると行動範囲の狭いアジで、居付きアジを狙うことでアジの回遊ルートを絞ることなく、アジングを楽しむことができるようになります。もちろん、同じ場所にジッと居着いているということではなく、回遊というほどは広い範囲ではなく、同じエリアを【移動】している・・・という認識でオッケーです。

ではなぜ、そもそも回遊性の高い魚であるアジが、同じエリアに居着いてしまうのでしょうか?これには諸説あり「群れからはぐれてしまった個体」「その場所の魅力(餌の多さや水温など)に取り憑かれた」、この2点が、居付きアジを生む大きな要因となっているのでしょう。アジが居着いている場所を見つけることで時期問わず通年アジングを楽しむこともできるため、ホームポイントの中でアジが溜まっている場所を見つけることができれば、自分の好きなタイミングでアジングを楽しむことさえできてしまいます。

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通年アジが釣れるような場所もある

前述した通り、居付きアジがいる場所を見つけることで「通年」アジングを楽しむことができる可能性が増します。アジは低水温を嫌う魚のため、冬の季節になると沖合の深場や、通年水温が安定している場所に移動し、エリアによっては「アジの姿が消える」ということさえあるのです。つまり、冬はアジングを楽しむことができなくなり、アジングのオフシーズンとも言えるのです。

しかし、居付きのアジは春であろうと冬であろうと、同じエリアを移動しているだけであることが多いため、そのような群れや個体を探し当てることさえできれば、通年、つまり一年中アジングを楽しむことができる・・・ということになりますね。また、黒潮が絡むエリアなどでは年中水温が安定しているため、冬であっても問題なくアジングを楽しめることが多いです。

ポイントに通い込み、アジの居場所を把握しておくことが大事

居付きアジを狙ったアジングにおいて釣果を伸ばすコツは「居付きアジのいる場所を把握しておく」ことであり、アジが溜まっている場所を把握しておくことさえできれば、どのタイミングでもコンスタントな釣果を求めることが可能となります。当然、居付きアジとは言っても広い範囲を移動していることが多いため、回遊アジと比べると絞る範囲が狭ばることは確かですが、だからと言って無闇矢鱈に釣行しても良い結果を得ることは難しくなってしまいます。

同じ場所に幾度となく通いこみ、この時期はこの場所にアジが溜まっている・・・ということを知ることが居付きアジをコンスタントに釣るための絶対条件となるため、自分の中で釣行エリアを決めておき、アジの居場所を特定していくことをおすすめします。

居付きアジの釣り方

回遊性の高いアジは、ワームやルアーを見たことすらない個体が多く、群れに当たると何の警戒心もなくルアーにアタックしてくることが多いですが、居付きアジはワームを見慣れていることも多く、特に激戦区となるエリアでは「スレが進んでいる」ことすらあるのです。そこにアジが居ても、ワームに見向きもしないことも多いため、それなりの対処法を考えることが釣果を伸ばす鍵となります。

もちろん、素直に反応してくれるアジもいますが、どうしてもアジの反応を得ることが難しい場合は「リアクション」の釣りで無理やり捕食スイッチを入れてやる釣り方をおすすめします。つまり、餌と認識させてバイトさせるのではなく、キビキビとした動きに対し反射食いを狙う所謂「リアクションバイト」を狙った釣りがおすすめで、つまり「ワインド」「ダート」と呼ばれる釣りで、居付きアジを狙ってみることがおすすめ・・・だと言うことですね。

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