アジングは水温で釣果が変わる!【アジの適水温】を知り、釣れる環境下で挑戦しよう!

今回は、アジングを楽しむときの【水温】に関するまとめです。アジはどちらかと言うと暖かい海を好む魚であり、逆に言うと寒さには弱い魚となるため、この辺りを考慮することにより、アジの居場所を特定できたり、活性の高いアジを相手にアジングを楽しめたり・・・と、アジングを楽しむ上で水温は釣果を分ける大事な要素となり得ますので、釣果を伸ばす可能性を高めるためにもアジングと水温の関係性についてしっかり考えていきましょう。

水温が下がるとアジが釣れなくなる・・・その理由とは?

冒頭でもまとめたように、アジはどちらかと言うと「低水温」に弱い魚です。つまり、水温が低くなるほどアジが釣れなくなり、水温が適水温になるほど、アジが良く釣れることになります。例えば、人間でも気温が1度のときより、15度前後のほうが快適に過ごすことができ、気持ち的に上がることがありますよね?これと同じで、魚も適した水温の場合ほど、活性が高くなるのです。

ではなぜ、水温が下がるとアジが釣れなくなるのか?という点を考えると、「アジの活性が低い」「そもそもアジがいない」この2点が考えられます。寒さによりアジの動きが鈍くなり、ルアーに反応しなくなることが一つと、水温が下がることでアジはより水温が安定している場所に移動し回遊する傾向があるため、水温が低い沿岸部からアジが姿を消す・・・ということが、水温が低くなるとアジが釣れなくなってしまう要因の一つです。

そもそもアジの適水温は何度なのか?

そもそも、アジの適水温は何度程度なのか?という点ですが、大雑把に言うと「17度〜24度」前後が最もアジの活性が高まり、数釣りはもちろんのこと、サイズの良いアジを最も釣りやすくなる水温だと言えるでしょう。もちろん、寒さに強いアジ、寒さに弱いアジ、個体によって水温に対する適正は異なるでしょうが、これまでの経験を踏まえた上で適水温を絞るとするならば、「20度前後が一番」だと言えるため、ある程度の基準としてそう考えておくことをおすすめします。

また、ある程度の水温を計るためには釣り専用の水温計がおすすめです。釣行毎に水温をチェックしておきメモしておくことで、アジが良く釣れる水温を絞り込むことができるでしょう。

■アジングにおすすめな水温計

パズデザイン(Pazdesign)

水温が低いときと高すぎるときの考え方

常にアジが好む20度前後の水温を維持してくれると楽ですが、日本には四季があるため、そう上手くことを運ぶことができません。つまり、水温が低いとき、高いときのアジング攻略法を知っておくことで、どの季節であってもコンスタントにアジを釣ることができるようになるため、水温が低いときと高いときの考え方について考究してみましょう。

まず、水温が低いときのアジングを楽しむコツですが、とにかく「水温が他より高い場所」へ釣行することが一番です。例えば黒潮の影響を受けるような場所では、冬であっても水温が15度を上回っていることがあるため、他の場所にはアジがいなくとも、黒潮が絡むエリアには大量のアジがいる・・・ということが起こります。また、水深が20m以上ある場所など、深い場所は浅い場所よりも水温が安定している傾向にあるため、チャンスが転がっているでしょう。

 

続いて水温が高いときのアジング戦略ですが、水温が低すぎるよりは、高すぎるほうがアジングを楽しむことができる可能性が高いです。しかし、水温が最も上昇する夏の季節になると、高水温を嫌う大型アジは沖に出てしまい、サイズの小さな「豆アジ」ばかりが釣れる・・・ということが多いです。豆アジ釣りは豆アジ釣りで楽しいですが、大きなアジを釣りたい・・・そのような人は、より水温が20度に近い場所を探したり、大型アジが好んで捕食しているベイトフィッシュが溜まっている場所を見つけることにより、豆アジを避ける釣り方を試みてみることをおすすめします。

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(基本的に)冬はオフシーズンと認識しておこう

前項でお話した通り、寒さを嫌うアジは水温が下がると沖の深場や水温が高い場所を回遊するようになるため、水温が下がりやすい沿岸部から姿を消します。もちろん、冬であってもコンスタントにアジが釣れるエリアもありますが、場所によっては一匹のアジもいない・・・ということが考えられるため、大前提として「冬はアジングのオフシーズン」だと考えておいたほうが無難でしょう。

冬でもアジが釣れる場所に出向くか、釣れない覚悟で竿を振り続けるか・・・このどちらかですね。また、冬はアジングと同じような道具で楽しむことができる「メバリング」であればそこそこまとまった釣果を得ることが可能です。アジがいない時期はメバルに浮気する・・・など、そのような流れで釣りを楽しむこともありだとは思います。

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