アジングは水深が深い場所、浅い場所でもOK?

今回は、アジングを楽しむ場所選びの基準となる「水深」の有無についてまとめていきます。水深が深い場所でもアジングを楽しむことができるのか?反対に、底が見えているような水深が浅い場所でも大丈夫なのか?この辺りについて、論考していきます。

水深の深い場所では、アジのいるレンジを見極めることが大事

まず、水深が深いの定義ですが、ここでは10m〜の水深を「深い」としておきます。そもそもショアからアジングを楽しめる射程範囲内に水深が20mを超える場所など早々ないでしょうし、10m以上の水深は深い・・・とアバウトな認識でオッケーです。

では、水深の深い場所でもアジングを楽しむことはできるのか?という点ですが、水深10m〜20m程度の場所であれば、問題なく楽しむことが可能です。それ以上に深い場所になると、軽量ジグヘッドを沈めるだけでも大変ですし、手返しの面を考えても敢えてそれほど深い場所を狙う必要性がなくなるため、水深に対しある程度の上限を設け、アジングを楽しむことが一番です。

 

さて、水深の深い場所でアジングを楽しむときですが、アジの有無は当然として、アジがどの層(レンジ)にいるのか?を早々に見極めることが、釣果を伸ばす鍵となります。例えば、表層にアジが浮いているときもありますし、着水から20秒の場所にアジがいることもあります。また、ボトムべったりのこともあるため、まずはアジがいるレンジを探り、そのレンジを上手く攻めることが、水深の深い場所で釣果を伸ばすときのコツとなります。

また、上層にはサイズの小さい「豆アジ」が群れており、中層〜ボトムにサイズの良い良型アジが回遊していることもあるため、上層でサイズが伸びないときは、一気に底付近まで沈め、サイズアップを狙うことも1つの手です。

■水深が深い場所でのアジングは、〜3g程度のジグヘッドが約に立つことも

水深の浅い場所でもアジングを楽しむことが可能!しかし、アジの有無が大事

ひょいっと覗き込むと、底や魚の姿が見えるほど水深が浅い場所でもアジングを楽しむことはできるのか?という点ですが、やはり水深が浅すぎる場所では「難しい」と言わざるを得ません。経験上、水深が1mほどの場所でアジを釣ったことは幾度となくありますが、敢えて狙うべきか?となると話が変わってくるため、水深が浅いと言っても、3m〜5mほどの水深があったほうが、アジのストック量は多いです。

そのため、水深の浅い場所でもアジングを楽しむことができるが、「アジの有無」が重要で、あまりにも浅い場所を敢えて狙う必要性はないということを、この項の答えとしておきます。

■根掛かりを回避するため、軽いジグヘッドを使うのが吉

時期によって狙う水深を考える

アジの適水温は16度〜20度程度であり、その水温から大きくハズレた水温になると、アジの姿が少なくなってしまいます。その原因としては、より安定した水温の場所を求めアジが移動するからであり、この習性を考えた上で、狙う水深を変えてやることが大事です。

例えば、水温が高くなる夏の季節や、逆に低くなる冬の季節では、気温による水温変化を受けやすい浅い場所からはアジの姿が少なくなり、より水温が安定している深場に落ちる傾向があります。また、水温が安定する春や秋の季節になると、浅場にも大規模なアジの回遊、居付きが見られるため、水温が安定している時期は、浅場でもアジングを楽しむことができる・・・と考えることができる訳です。

このように、戦略的に狙う水深を決めることで、よりアジングで釣果を伸ばすキッカケを作ることができるため、深い浅いと単純に考えるだけではなく、水温変化による水深の有無も考慮し、場所選びを徹底することが大事な要素となります。

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