今回の記事は「ショアジギング」においてスナップを使うべきか否か?という点について、具体的な答えを求めていこうと思います。メタルジグを使うときのスナップ使用の是非を明確に言語化していきましょう
※2022/8/23 記事の内容を大幅アップデートしました
ショアジギングで「スナップ」はNG?
ショアジギングにおいて「スナップ使用」はNGなのか?を明確にしていきます
そもそも、ショアジギングにおいて「スナップは使わないほうがいいのか?」という問いに対する答えを出すには、「ショアジギングでどの魚種を狙うか」を加味し考えるべきだと思っている
一言でショアジギングと言っても
- 青物
- フラットフィッシュ
- ロックフィッシュ
- 真鯛
- タチウオ
などなど、対象魚の幅が広いため、魚種に応じた「スナップを使うべきか?」を考えるべきですね。その点を考えた上で、答え合わせしていきましょう
青物狙いはスナップNG
ショアジギングのメインターゲットと言える「大物」を狙いショアジギングを楽しむときは、「スナップなし」で楽しむほうが良い傾向にある。特に大物がヒットしたとき、顕著にその傾向が強くなります
例えば、ブリやサゴシ、カンパチやヒラマサなどパワーファイターな魚種がヒットした場合、強度不足な「スナップ」を使っていると「伸ばされてバラしてしまう」ことが考えられます
せっかくヒットした青物をみすみすと逃すのは勿体ないですし、大物青物狙いのショアジギングを楽しむときは「スナップ」ではなく「強度強いスイベル」などを使い楽しむことがオススメです
青物狙いで使いたいオススメのスイベルはこれ。スナップよりも強度が欲しい状況下で使おう(メタルジグ付け替えの手間は増えるが・・・)
青物狙いの「スナップサイズ」と「おすすめスナップ」
とは言っても、スイベルでのメタルジグ取り付けは手間が掛かるし「どうしてもスナップにてショアジギングを楽しみたい」という人もいるでしょう。その場合「スナップの強度」を意識しセレクトしてください
スナップサイズはメーカーによりバラバラのため明確な答えがないですが、青物狙いのスナップは「サイズよりも強度」を意識するのが一番。モンスターサイズの青物がヒットしても伸ばされないスナップを使っていきましょう
オーナー剛力スナップ
釣り針メーカー大手の「オーナー」よりリリースされているスナップであり、ショア青物はもちろんモンスタークラスの魚を想定した強度を実現しているスナップです。ショアジギングにとてもおすすめです
ブリやサワラ、カンパチやヒラマサが出るエリアにてショアジギングする場合における「スナップ」はこの剛力スナップが一番だと考えています
根魚やフラットなどはOK
ショアジギングにて青物ではなく「アコウなどロックフィッシュ」「ヒラメなどフラットフィッシュ」を狙う場合、「メタルジグ+スナップ」の組み合わせでOKです。
青物に比べるとパワーが弱く、通常の強度があればスナップが伸ばされることは稀でしょう。
ただ、ロックフィッシュやフラットフィッシュを狙っているとき、想定外にブリがヒットする・・・よくある話のため、想定外の大物に対処するために「スナップは使わない」という人もいます
こればかりは好みの問題なので、スナップを使うかどうかは「狙う魚種」で決めていきましょう
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ライトショアジギングもスナップOK
ライトショアジギング、スーパーライトショアジギングといった「比較的軽いメタルジグを使い、サイズ小さな魚をターゲットに釣りを楽しむ」場合、スナップ使用OKです
ショアジギングにてスナップを使わない大きな理由が「スナップが伸ばされてしまう可能性がある」なので、伸ばされる可能性低いライトショアジギング・スーパーライトショアジギングではスナップを問題なく活用できるでしょう
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直結はダメ
ショアジギングのメインラインとされるPEラインを直結するのは当然NGであり、ショックリーダーを結束したからと言って「直結でも良い」とは言い切れません。
リーダーにメタルジグを直結すると「メタルジグ交換の度にリーダーが短くなる」「サワラなど歯が鋭い魚はラインブレイクしやすくなる」というデメリットが生じてしまいます
多少面倒ではありますが、「スナップ」もしくは「溶接リング+スプリットリング」、「スイベル」にメタルジグを付ける仕掛けがオススメです
スナップではなく「溶接リング」もしくは「スイベル」を活用しよう
では、ショアジギングにてラインとメタルジグを結束するときは、どの道具を用いるのがベストなのでしょうか?
メタルジグとラインを接続するには、スナップではなく「溶接リング(隙間のないリング)+スプリットリング」、もしくはショアジギング用にリリースされている「スイベル」を活用し、連結させることをおすすめします。
強度メインで考えるなら溶接リング(ソリッドリング)、よりメタルジグの動きを自由にするならスイベルを活用するのが一番です。
■強度を考えるなど溶接リング+スプリットリング
サイズが合わないとはめ込むことができないため、その点を注意して下さい。
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以上、ショアジギング「スナップ」に関する基礎まとめでした