ショアジギングを楽しめる水深は何m?浅場か深場、青物はどちらがよく釣れるのか?

陸(ショア)からメタルジグなどをぶん投げ、そこを回遊している青物を狙うショアジギングですが、今回はショアジギングを楽しむにはどの程度の水深が必要なのか?ショアジギングに適した水深は何mなのか?という点に焦点を当て、まとめていきたいと思います。ショアジギングは青物の回遊ありきの釣りのため、どの程度の水深であれば青物が回遊してくるのか?という点を知ることは、直接的に釣果へ繋がってきます。

ショアジギングって水深何mがベストなのだろうか?そんな疑問をお持ちの人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

ショアジギングは水深が深いほう(深場)が成立しやすい?

青物と聞くと、水深の深い外洋を優雅に回遊しているイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、実際は東京や大阪などの大都市圏で人が泳いでいけるほどの距離を平気で回遊していたりするものです。そのため、青物をショアジギングで狙うときは必ずしも水深が深い必要はないのですが・・・水深が浅い場所と深い場所、どちらが青物の生態的に適しているのか?となると、やはり【深場のほうが適している】と言えます。

というのも、やはり深場は青物の餌となるベイトフィッシュの数が桁違いに多いですし、回遊の障害となるものがほとんどないため、餌を捕食でき障害なくスイスイと回遊できるのですから、そりゃどちらかと言うと「水深が深い場所」のほうが青物にとって過ごしやすい環境となるでしょう。

 

ただ、ショアジギングで使う仕掛けの重さは、どれだけ重たくても150gほどで、大体の人はライトショアジギング寄りの釣りにて30g〜60gほどのメタルジグを使うことになるため、その辺りを考慮すると、水深はどれだけ深くても20mほどまでにしておいたほうが無難じゃないかな?というのが本音ですね。それ以上の水深となるとボトムを取るまでの所要時間が多くなりますし、潮の流れが速い場所ではそもそも着底させることができない・・・ということもあり得ます。

ショアジギングで青物を狙うときは水深があるほうが適していると言えるが、10m前後の水深が最も釣りやすいんじゃないかな?ぐらいの考えでショアジギングを楽しむ水深についての認識を深めておくことをおすすめします。

水深3mほどの浅場にも青物の回遊はある

では、水深が3mほどの場所には青物の回遊はないのか?となると、話が変わってきます。例え水深が3mであろうと、ベイトフィッシュが豊富であったり潮流の条件が揃っていたりすると、人間が丸腰で潜ることができる水深であっても、ハマチやサゴシ、ときにはブリやサワラなどの青物が回遊してくる可能性が大いにあるのです。

実際、青物の爆釣エリアの水深を調べると総じて水深5mほどのエリア・・・というのはよくある話なので、水深が浅いから青物の回遊はない・・・と決めつけてしまうのは早とちりであり、機会損失を生んでしまう可能性もあるため、水深の有無を過剰に考えすぎないほうが良いでしょう。

駆け上がり(ブレイクライン)は必ず意識しよう

海中は徐々に深くなっているのではなく、急に落ち込むように深くなっている場所が存在します。そのように急に水深が深くなる場所を「ブレイク」「駆け上がり」と呼び、このブレイク沿いに青物が回遊するケースが多いため、ショアジギングを楽しむ場所で駆け上がりがあるのであれば、そこを重点的に狙うことで青物との接触機会が多くなることは間違いありません。

特に、手前の水深が浅く、急に落ち込むように深くなっている場所は要チェック!そのような駆け上がりはベイトフィッシュが溜まりやすく、そのベイトフィッシュ狙いで青物が集まってくる傾向にあるため、ここを狙わない手はありません。また、このブレイクライン沿いでナブラが起きることが多いため、釣りを楽しみながら周りをチェックし、ボイルやナブラが出ていないかをしっかりチェックしておくことも大事です

ベイトフィッシュの有無や潮流が良い場所は総じて青物の回遊が多くなる

ここまでショアジギングを楽しむ場所の水深についてまとめてきましたが、ショアジギングにおいて水深の有無はそれほど大事な点ではない・・・ということを知っておきましょう。浅場であろうと深場であろうと、青物が接岸する条件が揃わないことには回遊を望むことができないため、水深の有無よりもベイトフィッシュの有無や、その場所の潮流の有無を確認し、青物が回遊してくる仮説を立てながら釣りを楽しむ場所を選定していくことが大事です。

特にイワシが大量に接岸している場所は総じて青物の回遊が多くなる傾向にあるため、潮通しがよくイワシが湧いているような場所は、休む間もなくメタルジグを投入してみることをおすすめします

■兎にも角にも釣れるメタルジグを使おう!

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