今回は、メバルが水面を割るようにベイトフィッシュを追いかけているときの起こる【ライズ】についてのまとめです。ライズが出ているときはメバリングのチャンスタイムと言われていますが、実際やってみると上手くいかない・・・ライズがあるのに釣れない・・・そのような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
このページでは、メバルがライズしているときの攻略方法をまとめていきますので「ライズしているメバルをコンスタントに釣りたい」そう考えている人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
そもそもメバルが起こす【ライズ】とは?
そもそも、一体メバルが起こす【ライズ】とは、一体どのような状況のことを指す言葉なのか?という点ですが、ライズとはメバルが表層にいるベイト(餌)を食いあげているときに起こる水しぶきのことで、つまりライズが見られる状況下では、メバルが表層付近で餌を捕食していることが目視でき、メバルの居場所が把握でき、食い気のあるメバルを相手に釣りを展開することができるため、一般的には【ライズがあるときはチャンス】だと言われています。
メバルは根魚に分類される魚ではありますが、夜になり活性が高くなると表層付近まで浮き、積極的に捕食行動を始めます。つまり、ライズが起きているときは、メバルの活性が高くルアーにも好反応を見せることが多くなるため、ライズしている状況下を無視することは非常に勿体無いと言えるでしょう。
ライズが出ているときはチャンス?
では、水面でメバルがバチャバチャとライズしている状況下は「またとないチャンスなのか?」という点ですが、チャンスかチャンスでないかとなると、圧倒的に【チャンスな状況下】だと言えるでしょう。メバルが表層に浮き、かつ捕食活動を行っているのですから、釣れる確立がグンと高まること間違いなしです。
しかし、ライズが出ているからと言って必ずしも釣果に直結するか?となると話は別で、ライズしているにも関わらず「メバルがルアーに見向きもしない」ということが度々起こることがあります。もちろん、素直に爆釣モードに突入することもありますが、ライズがある=釣れると考えていると、火傷並の傷を負ってしまう可能性も否めないため、その点を考慮した上でライズしている状況下を攻略していきましょう。
メバルが捕食している餌を確認する
ライズしているメバルをコンスタントに釣るためには、メバルが捕食しているベイト(餌)が何なのか?ということを知る必要性があります。例えば、メバルがハクやシラスを捕食している状況、アミやバチを捕食している状況とでは根本的な攻め方が異なりますので、メバルが何を捕食しライズしているのか?ということを知り、戦略を組み込んでいくことをおすすめします。
例えば、メバルが小魚など動きの速い生き物を捕食している場合、バシャ!と激しい音を立てライズしていることが多いですが、バチやアミを捕食しているときのライズは、静かにパコ・・・チュン・・・と、大人しめのライズであることがほとんどです。つまり、ライズしている状況を確認することで、メバルが一体何を捕食しているのか?を知ることができるため、まずは観察することから始め、ライズを攻略していきましょう。
ライズがあるときの釣り方まとめ
では、ライズしているメバルをどう釣れば良いのか?という点ですが、ライズしている状況下ではメバルの活性が高く、捕食モード全開となっていることが多いため、まずは表層ただ巻きで様子を伺います。素直に釣れてくれるライズであれば釣果が出たり、少なくともアタリが出るため、状況を確認するようサーチしてみて下さい。使うワームは何でも構いませんが、「表層を引く」ということを意識しながら釣りを展開していきましょう。
問題は、ライズしているにも関わらず「なぜか釣れない」とき。この場合、使うワームが間違っている、ジグヘッドの重さが合っていない、メバルがスレてしまっているなど、このような理由が懸念されるため、考えられる理由をピックアップし、虱潰しに釣れない状況を打開していくことが一番です。
使うワームが間違っている
メバリング用ワームは各メーカーから沢山の種類が発売されていますが、ライズしているときに全く反応がないときは、使うワームセレクトが間違っている・・・ということが考えられます。例えば、シャッドテール、ピンテール、パドルテールなど、ワームには様々な形状がありますが、日によってメバルの反応が良いワームの種類が異なることも多いため、幾つか選択肢を用意しておき、ローテーションしながらメバルの反応を伺っていくことをおすすめします。
また、ライズが出ているときはワームではなく「プラグ」が有効的であることが多いため、プラッキングでもメバリングを楽しむ・・・という選択肢も用意しておきましょう。メバル用のシンキングペンシル、ミノーがあれば尚良です。
■メバル用おすすめシンキングペンシル
■メバル用おすすめミノー
ジグヘッドの重さが合っていない
メバリングでは1g前後のジグヘッドを使うことが一般的ですが、飛距離が伸びるから・・・操作性が良くなるから・・・と、2g、3gの重さを用いメバリングを楽しんでいる人をよく見かけます。もちろん、それでも釣れることはあるでしょうが、ジグヘッドが重たくなる=速く巻かなくてはいけなくなるため、特に表層を攻めなければならないライズを攻略するためには、重たいジグヘッドはマイナス点となってしまいます。
つまり、ジグヘッドを重たくすることで巻くスピードが速くなり、結果としてメバルの食いが悪くなることが多いため、ライズしている状況下を攻略するには1g、時には0.4gなどの軽量ジグヘッドを使い攻略していくことをおすすめします。
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メバルがスレてしまっている
常夜灯下など、メバリングの一級ポイントとされている場所では、そこにいるメバルがルアーに対しスレてしまっている傾向にあります。つまり、ルアーが偽物だと認識している個体が多くなってしまうため、そのような場所ではライズがあろうとなかろうと、釣果を伸ばす難易度が高くなってしまいます。
スレ切っているメバルを釣るには上級者ばりのテクニックを必要としますし、その場所で長く粘るよりは場所移動を繰り返し、ルアーにスレていないフレッシュな個体を狙うほうが効率が良いと言えるため、ライズしているからと言って無駄に粘る訳ではなく、見切るときは早々と見切りを付け、テンポ良く撃っていくことが釣果を伸ばす鍵です。