メバリングに「風」や「うねり」「波」は大敵!?メバルは凪を釣る!は本当なのか?

メバルを釣るときは「凪」を釣れ!あまりにも有名なセリフではありますが、では波やうねり、風がある日はメバリングを楽しむことができないのか?凪の日しかメバリングを楽しむことができないなんて悲しすぎる。今回は、メバリングを楽しむときの「波」や「うねり」「風」の有無について、まとめていこうと思います。

メバルは凪でしか釣れない!という勘違い

メバルは凪を釣れ!という言葉があるように、無風で波もなく、もちろんうねりもない状況下は、メバリングにとって最高のコンディションとされていますし、そう疑わない人が一定数いることも事実です。もちろん、凪の日は釣りがしやすいですし、何かとストレスレスで釣りを楽しむことができますが、では「凪でなければメバルを釣ることができないのか?」と反対方向から覗き込んだような疑問をぶつけてみると、【決してそんなことはない】という答えが返ってきます。

もちろん、波やうねりがある状況下にて、1g程度のリグを扱うメバリングはマイナス要素が強くなりますが、だからと言ってメバルが釣れない・・・ということはありませんし、10年の経験上、少し荒れているときのほうが「大型のメバルがでやすい」傾向にあると言えるため、凪以外ではメバリングを楽しめないという意見には、真っ向から反論したいと思います。メバルは凪でしか釣れないは、大きな勘違いです。

軽い仕掛けを使う以上、「風」は大敵

しかし、メバリングでは1g程度の仕掛けを使うことになるため、どうしても「風」には弱くなってしまいます。風が強い日ほどラインが流されてしまい操作性が皆無となりますし、ラインテンションが抜けることによりアタリが取れない・・・合わせを入れることができない・・・という弊害が起こるため、風が強くなるほど難易度が高くなり、風が強くなるほど釣果に差が出ると考えておいたほうが良いでしょう。風が強い日のメバリングは腕の差が大きくでるため、特に初心者の方は苦労することでしょう。

風が強い日のメバリングを楽しむときのコツとしては、使うジグヘッドを重たくする、フロートリグなどを活用するなどがあります。ただし、ジグヘッドを重たくしすぎると沈下スピードの関係による釣果ダウンが懸念されるため、その辺りも考慮した選択が必要です。無難なのはフロートリグの使用ですが、専用タックルが必要だというマイナス点があります。

うねりや波は「常識の範囲内」であれば問題なし

うねりや波がある日のメバリングですが、常識の範囲内であれば問題なくメバリングを楽しむことができます。常識の範囲内というのは、命の危険を感じるような波やうねりがある日以外のことで、少しでも怖い・・・危険・・・だと判断した場合、釣りをせず帰路につくことをおすすめします。海に落ちると絶望的に生存率が少なくなりますし、命を少しでも大切にしたいのであればなおさら波やうねりのある日は避けるべきでしょう。命あってこそです。

また、適度なうねりや波は人間の存在感や仕掛けの存在感をかき消してくれるため、メバルの警戒心が少なくなる傾向にあります。メバルの警戒心が少なくなると言うことはワームに対し積極的にアタックしてくる可能性が高くなりますし、つまり「メバルがよく釣れる」と言えるため、凪の日ばかりを狙うのではなく、ちょい荒れの日を狙うことで良い思いをできる可能性が高くなる・・・かも。また、前述したように少し荒れた日は大型メバルが出やすい傾向にあるため、大物狙いにも良いですね。

タフコンディションは腕をあげる大きなチャンス

メバリングは自重が軽い仕掛けを使う関係上、波やうねり、風が強いタフコンディションではマイナス要素が浮き立ちます。つまり、タフコンディションでは思うように釣りを展開することができず、釣果もあげることができない・・・多くの釣り人はこれを嫌い、タフコンディションを避けた釣行スケジュールを組み込む傾向にあります。

しかし、メバリングで一定以上の腕をあげたいのであれば、タフコンディション下で釣りを楽しむことは非常に良い練習にあり、タフコンディションにコンスタントな釣果を得ることができるようになれば、全体的なスキルアップに繋げることができるようになるのです。メバリングが最高に上手い人は、タフコンディション下でも問題なくメバルを釣ることができ、言わば「どのような状況でも結果を残すこと」ができますからね。その頂に立ちたい人こそ、タフコンディションを攻略できる腕をものにするべきでしょう(もちろん、危険を感じる状況下は✕)

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