《アジング》波やうねりがあるときでも実釣可能!?

今回は、うねりや波による海況が優れない状況においてアジングを楽しむことができるのか?という点についてのまとめです。アジングでは1g前後の軽い仕掛けを使うことになるため、海の状況が悪いときは不利になるような気もしますが・・・「うねりや波がある中アジングを楽しむことができるのか?」「波やうねりがある日の攻略方法は?」この辺りについて、具体的な考究をまとめていきます。

多少の波やうねりはアジの活性が高くなる傾向

アジングにおいてうねりや波はマイナスイメージが持たれてしまう傾向にありますが、多少のうねりや波は「アジの活性が高く」なる傾向にあり、アジングにおいてプラスに働くことが多い・・・と認識しておいたほうが良いでしょう。実際、これまでの経験上、無風、凪、波なしの日よりは、うなりがあったり、波がある日のほうが数もサイズも上昇する傾向にあるため、多少のうねりや波がある日は「チャンス」と捉え、釣行することをおすすめします。

なぜうねりや波のある日はアジがよく釣れるのか?学術的で確実な答えは不明ですが、恐らくうねりや波により「アジの警戒心が薄くなる」「海面のプランクトンがかき回されることによる活性の向上」など、この辺りが影響しているものだと考えられます。いずれにしても、多少のうねりや波がアジングにおいてプラスに働くことは紛れもない事実です。

テンションが抜けてアタリが分からなくなる・・・というデメリットも

多少のうねりや波のある日は「アジの活性が高くなり、よく釣れる傾向にある」とは言ったものの、波やうねりがあることによりデメリットがあることも理解しておくべきです。ストレスの無さ、操作性の良さに関してだけ言うと、波やうねりのある日よりは「凪」の日のほうが圧倒的に快適なアジングを楽しめることでしょう。

波やうねりがあることにより、最もマイナス要素となるのが「ラインテンションが抜ける」ことであり、つまり波やうねりによりラインテンションのコントロールが難しくなることになり、操作性が極端に悪くなる・・・ということですね。また、ラインテンションが抜けるということは「感度が悪くなる」ことにも繋がり、アジングで釣果を伸ばすために大事な感度を失うわけですから、それ相応のロスが生じることは間違いありません。そのため、波やうねりのある日は「経験の差」が躊躇に出ることになるため、アジング初心者の方にとっては厳しい戦いとなることでしょう(練習には最適です)

波やうねりが強い日はジグ単の釣りを諦めるという選択肢も

アジングでは、1g前後のジグヘッドを用いた「ジグ単」の釣りがメインとなりますが、前述した通り、軽い仕掛けではラインテンションが緩み、波やうねりのせいで「まともにアジングを楽しめない」ということにも繋がってしまうため、波やうねりの強い日は【ジグ単アジングを諦める】という選択肢もありでしょう。

具体的にいうと、ジグ単のような軽い仕掛けでアジングを楽しむのではなく、フロートリグやキャロライナリグを用いた重量アップのアジングを楽しむことで、波やうねりに巻けないアジングを展開できるようになり、波やうねりで活性が高くなっているアジを、より効率的に狙うことができるようになります。フロートリグやキャロライナリグについては別ページで詳しくまとめているため、そちらを参考にして頂ければと思います。

■波やうねりがキツい日は【Mキャロ】がおすすめ

危険を伴ううねりや波のある日は釣りを諦めよう

うねりや波の強い日はアジがよく釣れる・・・こう言うと、危険を伴うような激しいうねりや波のある日でもアジングを強行する人が出てきそうですが、あくまで「そこそこのうねりや波」でアジの活性が高くなるだけであり、海が激しく上下するようなうねり、波のある日はまともにアジングを楽しむことが難しくなり、釣果を望むこともできなくなるため、あくまで【そこそこのうねりや波】があるときのみ釣行することを心がけて頂くようお願い致します。大きな波に体が攫われてしまった・・・となると、命を落としてしまう可能性すらありますからね。安全第一でアジングを楽しむことが一番です。

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