今回は、身の毛もよだつ「アジングロッドが折れる」というキーワードについてお話していきます。実は著者、これまで3本のアジングロッドを折ってます。その経験を元にまとめます
アジングロッドが折れる原因
理由なくアジングロッドが折れることはありません。折れる原因をしっかり解明し、折れないための対策を練っていきましょう
まず、アジングロッドが何の理由もなく突然パキッと折れることはありません。折れたときは、折れるまでの過程があり、原因が必ずあります。
この原因を知ることで「アジングロッドを折らないための対策」を練ることができるため、過去3回アジングロッドを折ってきた著者が「折れる原因」を解明していこうと思います
サイズ大きな魚を掛ける
アジングを楽しんでいると、アジ以外の魚がヒットすることがあります。言うまでもなくアジングロッドはアジを釣るためのロッドのため、想定外な大物がヒットしたときは注意が必要
特に
- シーバス
- チヌ
- タチウオ
- エイ
ロッドが折れる原因になるほどの大物がヒットするのはこの魚種が多いですね。特にシーバスはアジングの外道としてよく釣れてくれます
大物がヒットしたときは慎重にやり取りし、ドラグを駆使しながらロッドに負荷を掛けすぎないようにするべきです
無理に抜き上げる
釣れた魚を無理に抜き上げる行為は「アジングロッドが折れやすい行動」なので止めたほうが良いです。アジの場合、そこまでの重量感はないですが、外道として釣れるメバルは注意。
とくに30cm近い個体になるとかなり重たくなるため、抜き上げ注意です。あと、カサゴ(ガシラ)も注意です
電線にぶつける
これ、著者の友達がやって買ったばかりのアジングロッドを折ってました。そもそも電線にロッドが当たると危険なので、キャストするときは必ず上下左右、後ろをしっかり確認してからキャストしましょう
そんな低い位置に電線なんかない・・・と考えますが、意外とロッドが届く範囲に電線があること、多いです。
車での悪い置き方
これ、著者が実際にアジングロッドを折ったパターンです
アジングでは車に乗って場所移動することも多くなりますが、仕掛けを仕舞うのが面倒で「ジグヘッドを結束したまま」移動したとき事件は起こりました
釣り場についてロッドを出そうとした際、シートにジグヘッドの針が引っかかり、それに気が付かず強く引っ張ったため、バキっとティップが折れてしまいました。時が一瞬止まりましたね。泣きました
傷がつく
これも著者が経験したパターンですが、アジングロッドに傷がつくと折れやすくなってしまいます。
良型アジを掛けたとき、足元でバラしてしまったのですが、テンションが掛かっていたので「顔に目掛けて仕掛けが飛んできた」んですね。とっさにロッドでガードし、ジグヘッドがロッドに当たり事なきを得たのですが、ロッドにはダメージが蓄積したようで・・
次にアジを掛けたとき、その重みでパキッとその箇所から折れてしまいました・・・泣きました
タフな状況では安価なロッドを
繊細なアジングロッドになるほど高価な傾向があり、高いものだと5万円を超えるアジングロッドもあります。ミドルクラスであっても3万円ほどの価格がしますので、ロッドが折れる状況が考えられるタフな状況下では「安価なロッド」をセカンドロッドとして持っておくと便利です
- 車での移動を繰り返す
- 大物のヒット率が高い場所
- 磯やテトラ帯など傷が付きそうな場所
折れるリスクがある状況下はセカンドロッドを使うと安心ですね
セカンドロッドにオススメな安価なアジングロッドをいくつか紹介しておきます
メジャークラフト クロステージCRX-S562AJI
長さ | 5.6ft |
ライン | PE0.1〜0.6 |
推奨ルアー | 0.6〜10g |
メジャークラフトからリリースされているエントリーモデルとして最適なアジングロッドです。扱えるウエイトも〜10gと広いため、アジングだけでなく広く釣りを楽しめるロッドですね
セカンドロッドとして車に積んでおくと便利なロッドです。著者も所有しています
メジャークラフト ファーストキャストS682AJI
長さ | 6.8ft |
ライン | PE0.1〜0.6 |
推奨ルアー | 0.6〜10g |
こちらもメジャークラフトからリリースされているアジングロッドであり、かなり安価な価格設定となっているロッドです。セカンドロッドとしてはこれ以上ありがたい値段設定はないですね
もちろん、アジングを始める初心者の方が最初に買うロッドとしてもオススメです。
シマノ ルアーマチックS70UL
長さ | 7ft |
ライン | PE0.3〜0.8 |
推奨ルアー | 0.8〜10g |
釣りの2大メーカーの一つ「シマノ」からリリースされている非常に安価なアジングロッドです。当然シマノ品質のため、安くても十分機能的なモデルとなっています。セカンドロッドとしては十分すぎるスペックです
折らないための対策方法
アジングロッド、折れないのが一番です。折れないための方法を考えていきましょう
何にしても、アジングロッドは折れないことが一番です。普通に釣りを楽しんでいて折れることは滅多にないでしょうが、釣りをしてると感情的になってロッドに対する扱いが悪くなることもしばしば
大事なアジングロッドを折らないためにも、対策方法を考えていきましょう
ロッドケースに入れる
ちょっとした漁港や堤防などでのアジングは「ロッドケースに入れるのは面倒」だと感じますが、移動の際は入れておいたほうが「折れる」事故は防げます。
特に磯アジングを楽しむときは、(面倒ですが・・)ロッドケースに仕舞っておくほうが良いでしょう
ロッドベルトを付ける
アジングにて移動するとき、ロッドケースに入れるのが面倒なときは「ロッドベルト」にてしっかり固定して持ち運ぶことをオススメします
固定することでバランスがよくなり、「落としてしまう」「ぶつけてしまう」リスクを緩和することができます
車では仕掛けを切る
これは過去の教訓からの対策ですが、車にて移動するときは「一度仕掛けを切って、ロッドを畳んでから置く」ことで折れるリスクを軽減することができます。
針がシートに掛かるとロッドが折れるリスクが高まるだけでなく、車のシートにも穴が空いてしまいますからね、良いこと一つもないです。焦ってるときほど、しっかり片付けてから移動することをオススメします
無理な負荷を掛けない
アジングロッドを折らないための絶対条件ですが、「ロッドに無理な負荷を掛けない」ことを徹底することで、折れるという事故に合うリスクを最小限に留めることができます
- 魚を抜き上げるときは注意する
- ノット組むときに負荷を掛けすぎない
- 根掛かりしたときは無理しない
- 大物が掛かったときは慎重に
この辺りを注意しておけば、そうそうアジングロッドが折れることはないでしょう
大切なロッドを破損させないように、しっかり対策していきましょう