シーバス【ミノー】の使い方、選び方まとめ!おすすめ10選!

今回は、沢山あるシーバス用ルアーの中から「ミノー」に焦点を当て、まとめていきたいと思います。ミノーはシーバスゲームにおいて使用頻度が高いルアーであり、ミノーの使い方を知ることは、即ちシーバスの釣り方を知ると同義となるため、シーバスゲームで使うミノーの使い方や選び方、どのミノーがおすすめなのか?という点について知っておくことをおすすめします。

シーバスで使うミノーとは、一体どのようなルアーなのか?

そもそも、シーバス釣りで多用されることの多いミノーとは、一体どのようなルアーなのか?という点をおさらいしておきましょう。ミノーというルアーは、基本的に「リップ」が付いているルアーのことを指し、このリップが水を噛むことでレンジをいれたり、ルアーのキモとなる「アクション(動き)」を生み出してくれることになります。一般的に「小魚」をイミテートしたデザインのものが多く、シーバスがイワシやイナッコなど、ベイトフィッシュを捕食しているタイミングで使うことを主に作られているルアーだという認識でオッケーです。(リップレスタイプのミノーもあります)

ミノーのアクションを知る

ミノーはリップが水を噛むことによってアクションが作られていますが、ミノーの動きには大きく3つのアクションがあり「ウォブリング」「ローリング」「ウォブンロール」、この3つの動きを持ち、シーバスに対しアピールすることができるようになっています。リリースされているミノーにより、得意とするアクションが異なってくるため、最初の頃は色々なメーカーのミノーを試し、自分にあった動きをするミノーを選ぶことが大事な要素となります。

では、ミノーアクションの「ウォブリング」「ローリング」「ウォブンロール」とは、一体どのような特徴を持ったアクションなのでしょうか?一つずつ簡潔に見ていきます。

ローリング

ローリングとは、ルアーボディを左右に揺らす動きのことを指すアクションで、よりナチュラルな動きを演出したり、ユラユラと泳いでいるベイトフィッシュを演出するような場面におすすめな動きです。

ウォブリング

ウォブリングとは「揺らす」という意味を持つ言葉ですが、その言葉どおりウォブリングは、ミノーがブルブルと左右に揺さぶられるような動きを演出することができます。小刻みにボディを動かしながらベイトフィッシュの動きを再現することができ、ミノーの基本的なアクションとなっています。

ウォブンロール

ウォブンロールとは、ウォブリングとローリングが組み合わさった動きを指します。多くのミノーがこのウォブンロールアクションを採用しているため、迷ったときはウォブンロールアクションのミノーを揃えておけばオッケーです。

沈むか浮くかを考える

ミノーには「シンキング」「フローティング」「サスペンド」3種類のミノーが存在しており、シンキング=沈んでいくルアー、フローティング=浮くルアー、サスペンド=水中で定位するルアー、概ねこのような考え方でオッケーです。つまり、表層付近を狙いたいときに使うミノーは「フローティング」、少しでもレンジを入れたいときは「シンキングミノー」、水中でピタッと止めるような動きを演出したいのであれば「サスペンド」を使う、このような認識でオッケーです。

また、ミノーはリップが付いている関係上、シンキングであろうがフローティングであろうが、必ずレンジが入ります。リップの長さによる潜るレンジが異なり、短いリップほど浅いレンジを攻めることができ、長いリップになるほど深いレンジを探ることができるようになっているため、フローティング、シンキング、サスペンドはもちろんのこと、リップ長を意識したミノー選びをおすすめします。

ミノーのサイズを考える

ミノーは、同じシリーズであっても複数サイズのラインナップが揃えられていることが多いです。では、ミノーを選ぶときはどのサイズを選ぶことが良いとされているのでしょうか?基本的な考え方としては、複数サイズを用意しておき、如何なる状況下にも対応できる状況を作っておくことが一番ですが、それではあまりにコストが掛かりすぎてしまうため、最初の頃は「8cm〜10cm」ほどのサイズを選んでおけば間違いありません。

また、ルアーサイズは「シーバスが捕食しているベイトフィッシュのサイズに合わせる」マッチザベイト的な考え方が主となるため、その辺りを強く意識しながらルアーサイズを考えることで、より良い釣果を得られることでしょう。

また、ミノーはサイズによってフックの数が異なります。当然、フックの数が多くなるほどフッキングする率が高くなりますが、フックが多くなるほどトラブルの原因となりますし、シーバスに無駄なダメージを与えてしまうことにも繋がってしまうため、その辺りを考慮した上で、ミノーサイズを決めることもアリですね。

ミノーを使う時間帯とタイミング

シーバス釣りでミノーを使う時間帯とタイミングですが、ミノーはどちらかと言うと「スローに見せる」ことを得意とするルアーとなるため、デイゲームよりはナイトゲームのほうが適した時間帯だと言えるでしょう。もちろん、日中のデイゲームでも使えないことはないですが、デイシーバスは「素早い動きでリアクションバイトを誘う」ことが主となるケースが多いため、ミノーよりもバイブレーションやメタルバイブのほうが優れているため、敢えてミノーを使う選択肢はないと言えるでしょう。

ミノーを投入するタイミングですが、シーバスの活性が高く、表層付近でベイトを捕食している状況下、シーバスがイワシなどの魚を捕食しているとき、この2点がミノーを使うべきタイミングです。シーバスの活性が低い状況下や、スレが進んでいるハイプレッシャーな場所の場合、ミノーには全く反応を見せず、「シンキングペンシル」など、静なルアーにしか反応がないことも多いため、その辺りを考慮しながら入れるタイミングを見計らっていきましょう。例えば、ミノーで一通り攻め、ダメならシンキングペンシルに切り替える・・・などです。

▼合わせて読みたい
シンキングペンシルの使い方
シーバスに適した時間帯

ミノーでシーバスを釣る使い方

では、ミノーを使いシーバスを釣るときは、どのような使い方をすれば良いのか?ミノーの基本的な動かし方は「ただ巻き」「トゥイッチング(ジャーク)」の2点で、この2点さえ覚えておけばオッケーです。また「ドリフト」と呼ばれる上級者向けの釣り方がありますが、難易度が高いため、別ページで詳しくまとめていきたいと思います。ドリフトを会得したい人は、ぜひそちらのページも合わせてご一読下さい。

ただ巻き

文字通り「ただ巻く」だけの動かし方です。ミノーはリップがある関係上、リトリーブすることでウォブリング(ローリング)アクションを起こしてくれるため、シーバスがいそうな場所へルアーを投入し、ただ巻いてくることでガツン!とバイトを引き出すことが可能です。

しかし、ただ巻くだけで誰でも同じように釣れるのか?となると話は別で、ただ巻きで通してくるレンジ、通す場所、リーリングスピードなど、上手い人とそうでない人とでは、同じただ巻きでも信じられないほど釣果の差がついてしまうこともあります。ただ巻きは簡単そうに見えて非常に奥が深いアクションだと言えるため、その点を意識した上で腕の上達を見込んでいくことをおすすめします。

▼合わせて読みたい
シーバス「ただ巻き戦略」まとめ

トゥイッチング(ジャーク)

ただ巻きだけでミノーを使うのではなく、アングラーの意思でミノーに動きを与えることも可能です。ロッドをチョンチョンと動かしミノーを左右へ小刻みに動かす「トゥイッチング」、大きくルアーを瞬間的に移動させリアクションバイトを狙う「ジャーク」など、ただ巻きだけでは反応しきらないシーバスを取るために有効的なテクニックとなるため、ぜひやってみて下さい。トゥイッチングやジャークの詳しいやり方は、以下リンクより詳しくまとめています。

▼合わせて読みたい
「シーバス」ルアーの動かし方まとめ

おすすめのシーバスミノー10選

最後に、ツリネタシーバス部がおすすめする「シーバスが良く釣れるミノー」を紹介しておきたいと思います。シーバス用ミノーは各メーカーから沢山の種類がリリースされており、どのミノーでも問題なくシーバスを釣ることができますが、その中でも安定した釣果を得られる可能性が高いミノーをまとめていきますので、ぜひ購入時の参考にして頂ければと思います。

また、ランキングではなく順不同でまとめているため、その点を考慮した上で参考して下さい。

ラッキークラフト ビーフリーズ
ラッキークラフト(LUCKY CRAFT)

言わずとしれたラッキークラフトの名作ミノー「ビーフリーズ」は、これから始めるシーバス初心者の方でも、コンスタントな釣果を得ることができるほどは、安定した釣果を連れてきてくれるミノーです。基本的な使い方はリトリーブ主体の釣りで、スローリトリーブでも安定したウォブリングアクションを演出してくれます。サイズ展開が沢山ありますが、ツリネタ編集部的には78Sが一番安定した釣果を連れてきてくれると確信しています。

メガバス X80
メガバス(Megabass)
こちらも言わずと知れたシーバスミノーであり、スローリトリーブでもしっかりとしたローリング主体のアクションを演出してくれ、シーバスの捕食スイッチをオンにしてくれます。元々ブラックバス用のミノーですが、シーバス用に開発されたものであり、SWでの使用も問題なく行うことができるため、港湾部、河川でのシーバスシーンにて、ぜひ活用してみて下さい。

シマノ サイレントアサシン
シマノからリリースされている定番のシーバスミノーであり、クイックすぎないナチュラルなアクションが、シーバスを魅了してくれます。また、シマノ独自のAR-C技術により、抜群の飛距離を実現。飛距離が伸びにくいミノーのイメージを払拭してくれることでしょう。

ima サスケ烈破
アムズデザイン(ima)

imaからリリースされているシーバスルアーの代表格で、リップが付いていない「リップレスミノー」となっています。リップがないことによる抜群の飛距離性能と、タングステンウエイトによる安定したアクションを使い、沢山のシーバスをゲットすることが可能です。また、シーバス以外にもヒラメやマゴチの反応も頗る良いので、マルチに魚種を追加していきたい人におすすめです。

ジャクソン アスリート

10年以上前からシーバスゲームを楽しんでいる人には馴染み深いのではないでしょうか?昔からあるシーバス釣り名作ミノーであり、その実力は折り紙付き。これと言った特徴のない一般的なミノーではありますが、一度使ってみるとその威力にびっくりすることでしょう。ほんと、シーバスが狂ったように食らいついてきます。これからシーバス釣りを始める人にはもちろんのこと、中級者以上の方にもぜひ使ってもらいたい名作ルアーです。

ラパラ カウントダウン

バルサ素材でナチュラルな動きがシーバスを魅了する、世界中で使われているミノー界の名作です。見た目の好みは分かれやすいですが、その見た目とは裏腹に物凄く最高な釣果をもたらしてくれることになるでしょう。しかし、飛距離が絶望的に伸びないため、飛距離を必要とする河川などでの使用は止めておいたほうが良いでしょう。ピンポイントを狙うシーバス釣りにぜひ。

ダイワ モアザン グルービン

ダイワからリリースされているコンパクトなミノーであり、リトリーブスピードによって変わる可変アクションが特徴的なルアーです。スローなリトリーブではシンキングペンシル的な使い方、ファストリトリーブでハイピッチなウォブンロールアクションを生み出してくれるため、スレた状況下から活性の高い状況下まで、全てをカバーしてくれるミノーです。

デュエル ハードコアミノー

非常にコストパフォーマンスが良く、値段的な要素と釣果の要素のバランスを考慮するなら、ハードコアミノーがおすすめです。ニューマグネット重心移動システム」International Patentを搭載しており、抜群の飛距離性能を誇り、沖にいるであろうシーバスを狙い撃つことが可能です。

ダイワ シーバスハンター

その名の通り、シーバスをハントするためのミノーです。これと言った特徴はないですが、シーバスを釣るための基本性能は確実にクリアしており、シンプルに使い切ることができるため、これからシーバス釣りを始める初心者の方でも安心して使うことができるようになっています。また、他ミノーに比べコストが安いため、根掛かりが多い場所などのサーチ役としても最適。

オルルド釣具 ミノーセット

メーカーにこだわりがない、とにかく安くルアーを揃えたい・・・そんな人は、オルルド釣具からリリースされているミノーセットを買うのもありでしょう。賛否両論あるようですが、コスト面だけを考えるとこれ以上ないアイテムです。

関連記事一覧