ボラとシーバスを釣り分ける!ボラだらけ・・・そんな状況でも釣果を上げる方法

シーバスゲームを楽しんでいると、非常に高確率で見かけることになる「ボラ」という魚。言うまでもなく外道な魚ではありますが、今回はこの「ボラ」という魚にスポットライトを当て、話を進めていきたいと思います。具体的に言うと、ボラだらけ・・・そのような状況でもシーバスを釣るための方法などについてまとめていくため「ボラだらけでシーバスが釣れない気がする・・・」そんな人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。

ボラは立派な「シーバスの餌」と言うことを知っておこう!

シーバスゲームにおいて、ボラは立派な【外道】の存在であり、一見邪魔な存在に感じてしまう傾向にありますが、ボラはシーバスの立派な餌であり、ボラが湧いている場所はシーバスの付き場となっている可能性も高く、つまりボラの魚影が濃い場所は、シーバスの魚影も濃い可能性がある・・・と言えるのです。

もちろん、70cmほどの巨大ボラがベイトフィッシュとなることはなく(1mを超えるシーバスなら別ですが)、20cm〜30cmほどのボラ(イナッコ、イナ)が湧いているときは所謂「イナッコパターン」によるシーバスゲームを楽しめる可能性が高いため、ぜひとも狙いたいフィールドと化すでしょう。

ボラだらけ・・・そんな状態でシーバスを釣り分ける方法

目で見る限りボラの大群がうじゃうじゃと泳いでいる・・・そんな状況下では、まともにシーバスゲームを楽しむことができない気分になりますが、ボラがいる場所はシーバスも混在していることも多いため、ボラの数が多いからと言って諦めてしまうことは非常に勿体無いことです。

では、目で見る範囲内にボラが大量に湧いている場合、どうシーバスを釣れば良いのか?答えは簡単で、シーバスがいる場所にルアーを送り込む・・・ただそれだけです。当たり前のことのように感じますが、ボラの遊泳層とシーバスの遊泳層はハッキリと分かれていることが多く、ボラの大群の中にシーバスが混じっていることは少ないですが、そのボラの下にシーバスが付いていることは良くあるのです。

 

では、どう狙うか?目で見てボラの大群が見えるということは、ボラが表層近くを泳いでいることになるため、シーバスがその下に付いていると仮定します。つまり、表層はボラ、ボトムにシーバスがいる・・・そのような推測を立て、狙いをボトムに絞ります。

具体的に言うと、レンジを入れやすいバイブレーションなどを使いボトムまで一気に沈め、ボラの群れに当たらないようトレースし、ボラ下にいるシーバスのみにアピールする・・・このような考え方の上釣りを展開することで、ボラとシーバスの釣り分けができるようになります。

■ボラが湧いているときはバイブレーションがおすすめ

ボラが釣れてしまうときの対処方法

ボラは雑食性の強い魚であり、シーバスのようにフィッシュライクな捕食活動をすることは少ないですが、シーバスゲームを楽しんでいるときは外道としてよくヒットしてしまいます。もちろんボラには何の罪もありませんが、ニオイがキツいですし、タモが汚れてしまうため、釣り人からは忌み嫌われている存在であることは間違いありませんね。引き味は凄く良いのですが・・・

そして、ボラがヒットするときの大半は、ルアーを食ってくるのではなく「スレ掛かり」であることが多く、つまりボラが沢山いる場所へルアーを通してしまうことによる事故でヒットしているに過ぎませんので、ボラばかり釣れてしまうときは、ボラが泳いでいる層を避けるようにし、ルアーを通すことが大事です。そもそも、ボラの群れの中にルアーを通してもシーバスは釣れませんので、その点を考慮してもボラの群れは避けることが鉄則です。

 

また、稀にボラが積極的にルアーへバイトしてくることもあります。この場合、ブレード系ルアーなどを使っていることが大きな要因となるため、この場合はルアーサイズを大きくしてあげたり、ブレード系ルアーを使わないことで対処することができます。

ボラが跳ねているときはシーバスが釣れない??

釣りを楽しんでいると、ボラがバッシャーンと跳ねている姿を度々目撃します。なぜボラが跳ねるのか?その真相は謎に包まれているようですが、恐らく身体が痒いとか、暇つぶしとか、大した理由はないのでしょう。(もしかすると跳ねることに物凄く大事な意味があるのかもしれませんが・・・その答えを知ることができるのは遠い未来なのでしょう)

そして、ボラが頻繁に跳ねているときは「シーバスが釣れない」と言われることが多いです。では、なぜボラが跳ねているときはシーバスが釣れないと言われるのか?

 

あくまで推測の域を脱することはできませんが、ボラが跳ねるときは潮が動いていないときのほうが多いため「潮の影響によるもの」と、ボラはシーバスの餌となるため、ボラが跳ねている=警戒心を抱いていないということになり、つまり近くに捕食者であるシーバスの存在がない・・・と仮定することができます。

もちろん、ボラが跳ねているときでも普通にシーバスが釣れることもあるので絶対的な要素とはなりませんが、悠然とボラがジャンプを繰り返しているような場所は期待薄と判断し、違う場所を攻めてみる・・・という手もありですね。

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