シーバスを港湾部で狙うときの必釣法!使うロッドや狙うポイントを知っておこう!

今回は、シーバスゲームを楽しむ数多くの場所の中から、「港湾部」にスポットライトを当て、お話していこうと思います。そもそも港湾部とは?という点ですが、港湾部とは一般的に大型船やフェリーが停泊している場所や、奥まった湾の中を指す言葉であり、有名所で言うと東京湾、大阪湾などがここに該当します。大阪港湾部や東京港湾部では、「え?こんな場所で魚が釣れるの?」と目が飛び出るほど驚くような場所でもランカーサイズのシーバスが釣れることもありますし、むしろ都市型港湾部はシーバスゲームの超好ポイントとも言える場所なので、ぜひとも狙ってみたいポイントとなっています。

港湾部でシーバスを狙うときのコツや豆知識、使うべきロッドなどの道具面についてまとめていこうと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

港湾シーバスゲームで狙うべきポイント別に特徴をまとめてみる

一言で港湾部とは言っても、ただただ広い港湾を何の考えなしに攻めていても思ったような釣果を望むことは難しいでしょう。シーバスはその習性から潜んでいる場所を特定しやすく、潜んでいる場所さえ分かれば比較的簡単に釣果を残せる釣りだと言えるのですが、反対にシーバスがいる場所を把握できずにいると、途端に釣ることが難しくなってしまいます。

では、港湾部でシーバスを狙うときは、どのような点(場所)を意識するほうが良いのでしょうか?

・常夜灯周り
・橋脚周り
・桟橋や岸壁
・テトラが絡む場所
・河川の流れ込みがある場所

港湾部でシーバスゲームを楽しむときは、上記5つのポイントを意識することで、シーバスが潜む場所を把握できやすくなり、シーバスがいる場所が分かるということは釣果を伸ばすためのスタートラインに立てるということなので、まずはメインフィールドとなる港湾部を車で探りながら、よりシーバスが多く潜む場所を探し当てることが、爆釣への近道です。

常夜灯周りは港湾部の中でも絶好のシーバスポイント

特に都市部の港湾部には、無数の「常夜灯」が設置されていることが多いです。また、都会の中でシーバスゲームを楽しむときは、街の明かりやビルの明かりが水面を照らしてくれていることも多いので、そのような場所も有望なシーバスポイントとなっています。

なぜ、常夜灯周りが港湾部の中でもシーバスゲームに優れているのか?それは、常夜灯の明かりが海を照らすことにより沢山のプランクトンがより、それを捕食する小魚も集まります。そして、その小魚を捕食するシーバスも集まってくるため、常夜灯周りは広い港湾部の中でも、シーバスの居場所を把握できやすい場所となっているのです。

 

ただし、常夜灯周りは誰がどうみても有望なポイントとなっているため、場所取りが難しかったり、場所荒れでシーバスがスレてしまっていることも考えられるため、その辺りを考慮しながら攻めてみることをおすすめします。また、シーバスは常夜灯の「明暗の境」に潜み、明るい場所を通る小魚を待ち構えるように捕食していることが多いです。

つまり、常夜灯周りでシーバスを狙うときは「明暗」を意識することが釣果を分ける鍵となるため、無造作にキャストを続けるのではなく、考えと戦略を持った釣りを展開することで、より良い釣果を得ることができるでしょう。

橋脚はとりあえず撃つべし!

港湾部の河川や運河筋には「橋」が設置されていることが多いですが、この橋もまた、港湾シーバスゲームでの一級ポイントとなり得ます。シーバスは広い港湾部を考えなしに泳ぎ回るというよりは、橋脚などの流れが緩む場所へ身を潜め、そこへ流れてくる小魚を待ち構えるように捕食する傾向にあります。

シーバスのこの習性を考え、上流から下流に流し込む感じで橋脚部を通すことで、そこへ待ち構えているシーバスを狙い撃ちできる・・・ということですね。ただし、橋脚周りの常夜灯同様釣り荒れしているケースが多いため、できる限り人が撃っていないであろうポイントを見つけ出すのが釣果を伸ばすための近道です(中々ないですが・・・)

▼橋脚おすすめルアー

ラッキークラフト(LUCKY CRAFT)

桟橋や岸壁など、際をテクトロで攻める

釣りはより沖に投げたほうが良く釣れる!初心者ほどそう考えてしまいがちですが、意外や意外、シーバスは思いもよらぬ場所へ平然と姿を隠していることが多いです。桟橋際や堤防際はその代表格的な存在であり、桟橋の橋脚や堤防の際には、想像しているより遥かに多くのシーバスが身を潜めていることでしょう。

際へキャストし、平行に引いてくるのも有りですが、相当なキャストスキルが必要となるため、ここで取るべき方法は「テクトロ」と呼ばれる釣法です。テクトロはテクテクトローリングの略称で、文字通りテクテク歩きながらトローリングさせる方法であり、簡単に言うと、足元にルアーを落とし、岸壁を歩きながらルアーを引いてくる。このような釣法となっています。

 

少しレンジを入れ、一定速度で歩いていると、ガツン!と引ったくるようにHITするため、後は落ち着いてシーバスの引きをいなし、無事ランディングすればキャッチ完了です。どのようなルアーでも大丈夫ですが、色々なレンジを探れ、アピール力も高いメタルバイブレーションなどがおすすめです。

▼テクトロおすすめルアー

テトラが絡む場所もシーバス狙い有望ポイント

港湾部には沢山のテトラ帯がありますが、テトラ帯はシーバスが身を隠すのに適した穴が沢山あるため、港湾シーバスゲームでの有力ポイントとなり得ます。理屈で言うと、テトラの影にシーバスが隠れており、その付近を回遊してくる小魚を捕食する・・・という感じですね。また、テトラ際に小魚を追い込み、捕食する傾向にもあるため、沖へ向かってルアーをキャストし、沖にいるシーバスを寄せてくるのも1つの手です。

ただし、テトラ帯は他の釣り場と比べても様々なリスクが生じるため、慣れていない内は足場の良い場所でシーバスゲームを楽しみ、慣れてきた時点でテトラでの釣りへ切り替えることをおすすめします。また、万が一の事態に備え、単独釣行は避けておいたほうが無難です。

河川絡みで水の動きが常にある場所

河川が絡んでおり、水が常に動いている場所もまた、港湾シーバスゲームにおける有望ポイントとなります。このような河川絡みの流れ込みなどは、地形の変化に富んでいる点で、シーバスが好んで捕食するベイトフィッシの魚影が濃い傾向にあるため、ぜひ狙いたいポイントだと言えるのです。

また、河川から流れ落ちてくるベイトを待ち構え捕食しているシーバスも多いため、上流から流し込むようにドリフトさせてやることで、好釣果を得られることも多いです。

港湾シーバス釣りで使うロッドやリールセレクト

シーバスを港湾部で狙うときに使う道具ですが、ロッドは「長すぎないもの」をセレクトし、リールは2500番〜3000番程度のものをセレクトしておくと間違いないでしょう(シマノ、ダイワで番手に誤差があるため注意して下さい)

より具体的に言うと、港湾部では後ろへ十分なスペースが確保できないことも多いため、ロッドは8ft〜9ft程度のレングスがベストマッチであり、あまり長すぎるレングスを保有するロッドは、どちらかと言うと「港湾部向きではない」と言えるでしょう。ただし、大型河川などでシーバス釣りを楽しむときは、飛距離重視のロングレングスが有効的となる場面も出てきます。

 

ちなみにラインはPEライン、太さは1号程度がおすすめですが、より細糸のほうが飛距離も出ますし、体感的に釣果も伸びる傾向にあるため、0.6号、0.8号ほどのPEラインを使っている人も多く見られます(強度的には0.6号あれば十分)

▼港湾シーバスでおすすめのロッド

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