メバリングではジグヘッド＋ワームの組み合わせで狙う「ジグ単」の釣りがメインとなりますが、風が強い場所、潮の流れが速い場所、遠投が必要な場所など、ジグ単でのメバリングでは攻略しずらい状況下が存在します。そんな状況下におすすめなのが「キャロライナリグ」と呼ばれる仕掛け
キャロライナリグを使うことにより、タフコンディションでのメバリングを楽しむことができますし、沖にいるメバルをターゲットに釣りを展開できるようにもなるため、戦略の一つとしてキャロライナリグを持っておくことで、より釣りの幅が広がり、結果として釣果向上に繋がるでしょう。今回は【メバリングでキャロライナリグを使う】ときの仕掛けや釣り方についてまとめてみます
キャロライナリグの仕掛けはこう作る！Mキャロがおすすめ
画像参照：TICT
キャロライナリグは複数メーカーからリリースされていますが、メバリングで使う代表格のキャロライナリグと言えば、TICTからリリースされている「Mキャロ」です。誘導式の中通しシンカーとなっており、非常に操作性よく、感度も殺さずメバルを狙うことができるようになるため、沖にいるメバルをまるでジグ単を操作している感じで狙うことができるようになる・・・これ、かなり凄くないですか？
ウエイトも3g〜11gまでの4種類がリリースされており、状況下に応じたウエイトセレクトができるようになるのが嬉しいところ
キャロライナリグを使うためのロッド、リール、ライン
ジグ単でメバリングを楽しむときは、必然的に1g前後の仕掛けに合わせたタックルセレクトとなりますが、キャロライナリグでメバリングを楽しむ場合、最大11gまでのウエイトを背負うことになるため、当然そのウエイトを背負うためのタックルセレクトが必要になります。つまり、ジグ単用のタックルセレクトではキャロライナリグを使うことができない・・・となるのです。ジグ単ロッドでキャロライナを使いたい場合、3gほどのキャロを使うことを前提に戦略を組んでいきましょう。
では、メバリングにてキャロライナリグを使うときのタックルセレクトはどのようなものを揃えればいいのか？まとめてみます
| ロッド | 6ft〜7ft程度のもので、15gまで扱えるものが最適 |
| リール | 2000番〜2500番 |
| ライン | PEライン0.4号前後 |
ツリネタ編集部がメバリングにおけるキャロライナリグ使用で最適だと考えるスペックはこのような感じです。ご参考までに
キャロライナリグに組み合わせるべきワームとジグヘッド
キャロライナリグと組み合わせるジグヘッド、ワームですが、基本的にはジグ単で使っているものをセレクトすればオッケーです。ただ、キャロライナリグそのものにウエイトがあるため、使うジグヘッドの重さは0.4g前後の軽いものがおすすめ。ワームはより水の抵抗を受け操作性よく、フォールスピードを調整しやすいもので、2インチ前後のワームを組み合わせればオッケーです
メバリングでキャロライナリグを使う状況下
メバリングにおいてキャロライナリグが活きる状況下は、なんといっても「飛距離が必要なとき」でしょう。ジグ単では10〜20mほどの飛距離しか出ないため、キャロライナを使うことにより出される飛距離を考えると、より大きなアドバンテージを持った釣りを展開できるようになるでしょう。ただ、キャロライナリグのデメリットとして「組むのが面倒」「タックルが強靭になりすぎる」というものがあるため、近距離戦ではジグ単、遠距離戦ではキャロライナリグ・・・と、上手く使い分けることをおすすめします
また、ジグ単の釣りは1g前後のジグヘッドを使うことになるため、どうしても「風や潮の流れに弱い」というデメリットを合わせ持ってしまいます。そのようなタフコンディションを攻略するときもキャロライナリグは優秀な活躍を見せてくれるため、ジグ単ではこの状況をクリアすることができない・・・そのような場合、近距離戦であってもキャロライナリグを使う選択肢はありだと言えますね
キャロとフロート、どっちがメバリング向き？
飛距離が必要な中でメバリングを楽しむときの仕掛けとして、キャロライナリグの他に「フロートリグ」という仕掛けがあります。では、メバリングではキャロライナリグとフロートリグ、どちらを使うべきなのか？という点ですが、これは両者の利点を考え、自分に必要な仕掛けをセレクトすればオッケーです。キャロライナとフロート、どちらの仕掛けも優秀なリグであり、状況に上手くマッチさせることでジグ単では考えられないような釣果を得ることができるようになるため、上手く使っていきましょう
| フロートリグ | フロートリグそのものに浮力があるため、フワフワと漂わせたいときやシャローエリア攻略、ボトムのドリフトなどに最適 |
| キャロライナリグ | ジグ単のような操作性の元、遠距離戦を展開することが可能。素早くボトムを取るような釣りや、フロートリグよりも速い釣りを展開するときにおすすめ |
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結論として、フロートリグとキャロライナリグどちらがメバリングに適しているのか？という答えはなく、上記でまとめたように「沖でジグ単のような釣りをしたい」というときはキャロライナリグ、フワフワと漂わすような浮力を武器にした釣り方をしたいのであればフロートリグ、このような選び方でオッケーです
キャロライナリグ「Mキャロ」の仕掛け
画像参照：TICT
TICTからリリースされているMキャロの仕掛けですが、上記のようにメインラインにショックリーダーを結び、その先にMキャロ、ウキ止め、スイベル、リーダー、スナップ、ワームを取り付ける感じとなります。画像では「キャロかぶら」とありますが、これは必ずしも必要ではなく、ツリネタ編集部ではジグヘッド＋ワームの組み合わせでMキャロを使うことが多いです。
見るだけでも「面倒」なMキャロですが、この面倒な工程を終えた先にはジグ単では決して届くことのない沖にいるメバルを狙うことができるようになるため、面倒だという気持ちを押さえつけ、組み上げていきましょう
キャロライナリグでの釣り方まとめ
キャロライナリグでメバリングを楽しむときの釣り方ですが、基本的にはジグ単でのメバリングと同じでオッケーです。ただ巻きで狙うもあり、フォールで狙うもあり。そのときの状況に応じた釣り方を展開していきましょう
| ただ巻き | 文字通り「ただ巻く」テクニック。ただ巻きはリトリーブスピードと狙うレンジが凄く大事な要素となるため、その辺りを意識してメバルを狙っていこう |
| フォール | メバルはフォールに弱い魚です。具体的な釣り方としては、狙うレンジまでリグを沈め、ロッドをチョンチョンと2〜3回ほどシェイク。その後テンションフォールでジワーっとアタリを待ち、5〜10秒ほどで再度繰り返す感じでメバルを狙っていこう |
| ただ巻きからのストップ | ただ巻きとフォールを組み合わせた釣り方。釣り方は簡単で、ただ巻きの中にステイを5秒〜10秒ほどいれテンションフォールを入れる。ただこれだけ。キャロライナリグで最も簡単なテクニックですし。最もよく釣れる釣り方だとも言えるため、まずはこれから試してみてはどうでしょうか？ |
