メバルは根魚に分類される魚であり、大前提として「根やストラクチャーに好んで付く」魚だと認識しておく必要性があります。ただし、メバルは根魚の中でも特異中の特異であり、夜の時間帯になると表層付近まで浮き活発に行動することもあるため、時間帯やメバルの活性を考慮し、狙い所を変えていくことも必要です。
そこで今回は、メバルが好んで付くことの多い「海藻」の中、周辺を攻略するときのアレコレに付いてまとめていこうと思います。デイゲームはもちろんのこと、ナイトゲームでも海藻周りを攻略することで釣果を伸ばすことができますし、比較的海藻周りに潜むメバルは良型が多い気がします。つまり、海藻攻略はメバリングにおいて釣果を伸ばすキモともなるため、ぜひ参考にして頂ければと思います。
海藻に付くメバルをピンポイントで狙う!根がかり注意!
海藻周りはメバルの餌が豊富であり、メバルが身を潜めることができる場所が沢山存在しているため、メバリングで狙うべきポイントとしては優秀な部類に入るポイントです。ただし、海藻周りをダイレクトに攻めてしまうと根がかりが頻発してしまいますし、いざメバルを掛けたとしても海藻の中に潜り込まれ、どうにもこうにもいかなくなることが多いです。つまり、海藻が生い茂るエリアでのメバリングは難易度が高くなるため、狙うときは根がかりやメバルとのやり取りに気を使いながら、慎重に攻めていくことをおすすめします。
反面、海藻には沢山のメバルが付いており、攻略することができれば数、型ともに出る傾向にあるため、難しいからと言って攻めるのを諦めることは非常に勿体ないです。ぜひ狙ってみて下さい。では、海藻に潜むメバルをメバリングにて釣るときは、どのような方法が有効的なのか?具体例を見ていきましょう。
ケース1:軽いジグヘッドで緩く誘う
ジグヘッドが重たくなるにつれ、根掛りリスクが増してしまいます。根掛りが頻発すると、まともに釣りをできなくなるため、根掛りをなるべく避けるためにも、ウエイトの軽いジグヘッドを使い、フワフワと海藻周りを攻めてみることをおすすめします。ただし、軽いジグヘッドでは飛距離が伸びない傾向にあるため、足元周りに生えている海藻を狙うとき限定の釣り方ですね。
具体的な釣り方としては、0.4gほどのジグヘッドにワームを装着し、海藻の切れ目辺りにキャスト、そしてそのままカーブフォール(ラインテンションを掛けながらフォールさせる)でジワーっと海藻周りを流していくと・・・カツンとアタルので、バシッと合わせを入れちゃいましょう。
水の抵抗を受けやすいジグヘッドを使うとよりスローに海藻周りを攻めることができますし、リブの深いワームを使うこともまた水の抵抗が増しスローフォールを演出することができるようになるため、使う道具にも気を使うことでより良い釣果を得ることができるようになります。
■おすすめジグヘッドとワーム
ケース2:ダートでリアクションバイト狙い
ダートとは、ワームを左右方向にキビキビと動かし、魚が持つ本能を刺激しリアクション的に口を使わせる釣り方のことですが、ダート釣法は当然フィッシュイーターであるメバルにとって抗えない動きとなり、リアクション的に口を使ってしまう所謂【リアクションバイト】狙いの釣りを成立させることができます。
海藻に潜むメバルをダートで狙うときは、足元付近に生い茂る海藻の切れ目にワームを落とし込み、チョン、チョン、と一定リズムでダートさせていると・・・その動きに堪らず反応してしまったメバルが、海藻の際からバッと姿を現し、バイトしてきます。デイゲームであればバイトシーンを間近で見ることができるため、迫力満点ですよ!
ダート釣法でのメバリングを楽しむときは、ダート用ジグヘッド及びダート用ワームが必要になるため、リアクション狙いのメバリングを楽しむときは【ダート専用の道具】を揃えておきましょう。
■ダート釣法に適した道具を使おう
ケース3:フロートリグで沖の海藻周りを狙う
沖の海藻に潜むメバルを狙うときに「ジグ単」の釣りをしてしまうと、どうしても海藻にリグが飲まれてしまいやすくなり、結果として釣果に繋げることが難しくなってしまいます。海藻の少し上や真横を通すことができれば良いのですが、非常に難易度が高く根掛りが頻発してしまうことになるため、他の代替案を模索するほうが良いでしょう。
そこで提案するのが「フロートリグ」を使ったメバリングであり、フローティングタイプの浮くリグを活用し、上手く海藻付近を舐めるように通すことができれば・・・バコバコとメバルが釣れてくれます。もちろん、水深が浅い場所限定の方法ではありますが、場所によっては尺メバルが容易に出る場合もありますし、25cmほどのメバルであれば当たり前のように釣れてくれることもあるため、ぜひ沖にある海藻エリアを狙ってみて下さい。ボトムにある海藻周りを狙うときは、シンキングタイプのフロートリグで狙うのもありです。
■フロートリグは「Fシステム」がおすすめ