メバリングを激流エリアで楽しむ!攻略法や使うリグまとめ

メバリングと言えば「メバルは凪を狙え」という言葉があるように、風もなく流れも少ない場所で楽しむことをイメージする人も多いとは思いますが、実はメバリングでは【激流】エリアで釣りを楽しむこともでき、流れの強い場所では大型個体も出やすく、コアなメバリングファンの中では「激流でのメバリングを主体としている」人も、案外多いものです。

そこで今回は、メバリングを激流エリアで楽しむときの攻略法や使うリグなどをまとめていきたいと思います。流れが緩い場所でのメバリングとは一味違った攻略法が必要ですし、当然使うリグにも違いが出てくるため、その辺りについて考究していきます。

激流メバリングを攻略するには、使うリグの選定が鍵を握る。いつもより重たいジグヘッドを選択しよう

メバリングでは1g前後のジグヘッドとワームの組み合わせで狙うことが基本となりますが、それは潮の流れが緩い場所に限った話です。流れの速い場所で1gほどのジグヘッドを使ったところで、どんどん流されていくだけのオチが待ち構えているだけですし、当然そうなると上手くメバリングを展開することができなくなってしまいます。もちろん、表層のみに絞り釣りを展開していくだけであれば、1gのジグヘッドでも攻略の術はありますが、ボトム付近を狙わないといけない・・・

そのような場合、1g前後のジグヘッドではまるで歯が立たないことでしょう。そして、流れの速い場所では総じて「ボトムを攻略することが重要」となるケースが多く、それを踏まえてみても「激流エリアで軽量ジグヘッドを使わないほうが良い」と言えますね。

 

激流エリアで使うジグヘッドの重さを具体的に考えると、2g〜3gのジグヘッドを使うことが妥当ですし、激流ディープエリアともなると、人によっては〜10gまでのジグヘッドを使いメバリングを楽しむ人もいるほどです。とは言え、10g前後のジグヘッドを使うことはメバリングにおいてスタンダードとは言い難いため、2g〜3gほどのジグヘッドを使い、それでもダメならキャロライナリグなどを使い攻略するという方向に舵を切るほうが良いでしょう。

■激流メバリングのおすすめジグヘッド

キャロライナリグを使うという選択肢

冒頭でもお話したように、メバリングでは「ワーム+軽量ジグヘッド」の組み合わせがスタンダードとなります。しかし、激流エリアともなると軽量ジグヘッドでの攻略が難しくなってしまうため、2gや3gのジグヘッドを使うことになるのですが・・・激流エリアでは3gほどのジグヘッドでも簡単に流されることがあるため、そのような超激流エリアでのメバリングは、ジグヘッド単体の釣りではなく、キャロライナリグを使った重量級戦略を用いメバリングを楽しむほうが効率的でしょう。

キャロライナリグであれば10g前後のウエイトを持ちメバリングを攻略することができるようになりますし、使用感もジグ単の釣りに似ている部分があるため、普段と違和感のない釣りができるようになります。キャロライナリグでのメバリング攻略法は別ページでまとめてあるため、そちらを参考にどうぞ

激流エリアは大型個体が出る可能性が高い

港内でのメバリングでは、20cm前後のメバルがアベレージサイズとなることが多いですが、沖合に面しているような激流エリアでのメバリングの場合、20cmを有に超える25cm、27cmなどの良型メバル、場所によっては30cmを超える尺メバルも視野に入ることでしょう。というのも、激流エリアではサイズの小さいメバルが適応できず、そもそもの数が少ないです。そして、わざわざ激流エリアを狙う釣り人も少ないため、大型に成長したメバルが多くなるのです。特に激流エリアのボトム付近では、良型メバルが連発することも

一度激流エリアでの良型メバリングを楽しむと、港内でのアベレージサイズメバリングに戻ることができない可能性もあるためご注意を。逆に「小さいメバルなどいらない・・・大きなメバルだけを釣りたいんだ・・・」そのような方は、ぜひ激流エリアでのメバリングを楽しんでみて下さい

タイドグラフを確認し、潮が緩むタイミングを狙い撃とう

海には満潮干潮の潮汐があり、常に潮が流れている状態が続いています。しかし、満潮から干潮に切り替わるタイミング、反対に干潮から満潮に変わるタイミングにおいて潮が動かなくなる所謂「潮止まり」の時間帯が存在します。一般的に海が流れない時間帯は「魚が釣れない」とされていますし、これは事実です。流れが止まれば魚の食いも止まるのです。もちろん、メバルも同様に

しかし、流れの速い激流エリアでは、流れが効く時間帯ほど良く流れるため、軽量リグを扱うメバリングでは不利に働くことが多いです。そのため、激流エリアでは「敢えて潮止まりのタイミングを狙う」ことも大事な要素であり、例え潮止まりであっても地味に流れが効き、そのタイミングが時合となるケースもあるため、タイドグラフを確認し、潮が緩むタイミングにエントリーしてみましょう。一番は長時間釣り場に滞在し、その激流エリアのパターンを掴むことですが・・・まとまった時間が取れない人は、このような方法を取りましょう

激流メバリングの攻略法は【ドリフト】にあった

さて、肝心な激流メバリングの攻略法ですが、メバリングのスタンダードとされる「ただ巻き」の釣りは、激流エリアでは通用しないものと考えておいたほうが良いでしょう。激流エリアで表層に浮いているメバルは少なく、表層付近をただ巻いてくるだけでは、思うような釣果を得ることが難しくなるでしょう。

では、激流エリアでのメバリングはどのような釣り方で攻略すればいいのか?答えは「流れを利用する」ことで、具体的に言うと【流れを利用したドリフト釣法】に攻略することが一番です。

 

メバリングにおけるドリフト釣法とは「風や潮の流れにリグを馴染ませ、流すことでメバルを狙う」釣りのことであり、その方法を簡単にまとめると

1.上流方向にリグをキャストする
2.任意のレンジまで沈める
3.ラインテンションを抜ききらずに維持し、流れに乗せてリグを下流方向へ流す

このような感じです。ただし、言葉通りにただ流せばいい訳ではなく、リグの重さを調整したり、流すコースを限定したりと非常に腕の差が出る釣りであるため、ここは経験あるのみです。激流エリアでのドリフト釣法は戸惑うことも多いでしょうが、上手くいくとこれまでにないような爆発力を持った釣果を得ることもできるため、ぜひ習得してみて下さい。

ちなみに激流エリアでのメバルは「何かしらのストラクチャーの影」に付いていることが多いため、その辺りを意識しながらドリフトにてリグを流していくと釣果を得やすいですよ!

■激流メバリングでおすすめのワーム

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