ショアジギングは表層・中層・ボトム、どのレンジを探れば良い?

ショアジギングでより良い釣果を得るためには、「青物が回遊している場所」を知ることが大事です。そのため、青物の回遊があるポイントに釣行することは絶対条件となりますが、もう1つ、どれだけ青物の回遊がある場所であっても意識しておきたい点が「青物が回遊しているレンジ」です。

特に水深が深い場所ほど、回遊レンジを知ることの重要性が強くなるため、青物がどのレンジ(層)を回遊しているのか?表層、中層、ボトム、どのレンジを攻めれば良いのか?その辺りについて、徹底的に究明していきます。

基本的にはボトム〜中層を攻めるのが基本

ショアジギングでは、表層、中層、ボトム、どのレンジを攻めるのが良いのか?その基本として【中層〜ボトム】を攻めるのが基本だと認識しておけばオッケーです。稀に「中層は何mですか?」と聞かれることがありますが、そこまで深く考えず、自分の中でのアバウトな認識で良く、例えば10回巻けば中層・・・このように、アバウトな認識を持ち、緩く楽しむことをおすすめします。

なぜ、ショアジギングでは中層〜ボトムのレンジが基本となるのか?というと、青物は基本的に表層よりも中層〜ボトム辺りを回遊していることが多く、つまり統計的に見てボトム〜中層でのヒットが多くなるため、確率論的な要素を考え、ボトム〜中層を狙っておけば良い!という結論に至っているのです。無駄に表層を狙い時間を無駄にするのなら、中層〜ボトムを狙い青物との接触機会を増やすほうが理想的であり、釣果に繋げるための現実的要素ともなるため、(基本として)中層〜ボトムを狙うという認識の元、ショアジギングを楽しんでいきましょう。

■メタルジグを使い広く探るのが基本

魚種によって回遊レンジが異なる

青物はボトム〜中層を回遊しやすいとは言ったものの、狙う魚種によりレンジの違いを意識することも大事な要素となります。例えば、ブリやヒラマサの場合はボトム〜中層でのヒットが多くなりますが、サワラやシイラなど、中層から表層近くを積極的に意識している魚もいるため、狙う魚の習性を考え、ショアジギングで狙うレンジを決めることも大事な要素です。

また、ハタやカサゴなどの根魚、ヒラメやマゴチなどの魚をショアジギングで狙うときは、基本として「ボトム」を狙うことが鉄則となるため、ショアジギングで青物を狙うのか、根魚を狙うのか、フラットフィッシュを狙うのか、対象魚により狙うレンジを変えていきましょう。

まずめやナブラがあるときは表層一辺倒

まずめの時間帯など、青物の活性が高くなる状況下では、ブリやヒラマサなどの青物も表層を強く意識するようになるため、中層やボトム付近は無視し、表層一辺倒でショアジギングを楽しむほうが良いケースもあります。メタルジグではなく、ポッパーやダイビングペンシルなど、トップ系のプラグが有利となることもあるため、様々な武器を用意し、期待値の高いまずめを有利に勧めるよう準備しておくことも大事ですね。

また、青物が小魚を表層に追い詰めバシャバシャとしている「ナブラ」や「ボイル」が起きている状況下では、レンジを入れず、表層付近に絞り釣りを展開することが基本です。青物が表層レンジを意識しているときは、中層やボトム付近に目もくれないことが多いため、表層以外は捨てるという選択肢を取り、ガンガンと表層を狙って「とにかく撃ちまくる」ことが大事な要素となります。

■表層を狙うときはプラグがおすすめ

ボトムだけを攻めるのもあり

青物がボトム付近を意識しているときは、ボトム付近のみに絞ってショアジギングを展開していくのもアリです。図のように、2回〜4回ほど細かく巻き上げ、その後テンションフォールで再度着底を繰り返し、ボトム〜1mほどのレンジを攻めることで、底を意識している青物に対し、ダイレクトなアピールをすることが可能となります。

また、前述した通り、根魚やフラットフィッシュもこの方法で狙うことができるため、青物にこだわらず、色々な魚種をショアジギングで狙いたい人は、ボトムレンジを中心に攻めることで、良い結果を得られる可能性が高くなるでしょう。

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