今回は、ショアジギングにおけるベスト・オブ外道として名高い「エソ」についてのお話。エソはメタルジグに好反応を見せる魚であり、引き味もそこそこ、食べても美味しい・・・だが、その見た目からか、ショアジギングを楽しんでいる人になぜか嫌われてしまっている、不憫な魚なのです。確かに、青物と比べると見劣りはしますが、エソだってショアジギングに立派なターゲットですからね。
そこで今回は、「ショアジギングでエソしか釣れない」そう嘆いている人に知っておいてもらいたい驚愕の事実をまとめていきますので、エソなんて釣りたくない・・・そう考えている人は、ぜひ参考までに。
エソが良く釣れる場所はベイトフィッシュが豊富!すなわち、青物も釣れる可能性あり!
ショアジギングを楽しんでいると、東西南北アチラコチラから「またエソだよ・・・」「エソじゃねーか」「どうせまたエソ」と、まるでエソが不幸を告げる魚の如く扱われている光景を目にしますが、実はエソが良く釣れる場所と言うのは、ベイトフィッシュが豊富である可能性が高いのです。
エソは誰もが知る獰猛なフィッシュイーターですが、エソが多く集まる場所にはエソの餌となる小魚が集まっているということであり、その小魚は青物の大好物でもあるため、エソが良く釣れる場所=青物の回遊が見込める場所という式が成り立つのです。そのため、エソが釣れたからと言って嘆くのではなく、【青物が釣れる前の布石】つまり、エソは青物の回遊を告げる予知魚として扱っておくのが一番です。(もちろん、エソが釣れたからと言って必ず青物が回遊してくる訳ではありません)
また、エソばかり釣れるときは「潮周りが良くない」傾向にある場合が多く、エソが乱発するときは一旦休憩を挟み、30分後など、時間を置いてから再エントリーするのも1つの手ですね。さすがにエソを10匹も20匹も釣るのは心虚しいですし、さすがに飽きがきますから。青物の回遊を待ち、ジッと粘るのが正解です。
エソも立派なターゲット!ボウズ逃れに最適!
エソはショアジギングの外道としてその名を馳せていますが、考え方を変えると、エソも立派なショアジギングの好ターゲットとなります。そもそもショアジギングは乱発して釣れるような釣りでないため、どうしてもボウズの割合が多くなってしまいます。つまり、一匹の魚も釣ることなく帰路に着く可能性が高い釣りですが、そんな厳しい釣りを緩和してくれるのが「エソ」の存在です。
エソはショアジギング初心者の方であっても、ショアジギングの玄人であっても、例外なく簡単に釣れる魚のため、ボウズ逃れとして最高の釣種なんですよ。1匹も釣れないで帰るか、数匹のエソを釣って帰るか。どちらが良いかは一目瞭然ですよね。エソであっても、釣れないよりはよっぽど良いのです。
意外と美味しい?エソレシピまとめ
エソはその見た目、骨の多さから持ち帰られることなくリリースされることが多い魚ですが、騙されたと思ってぜひ一度食してみて下さい。調理方法によれば凄く美味な魚ですし、実際高級かまぼこの原料にされている魚のため、マズイ訳がないんですよ。(クックパッドからエソレシピを抜粋しておくので参考までに)
どうしてもエソを釣りたくないときは、トップ系のルアーを使おう
ここまで読んで頂いた人の中には、「ショアジギングで狙うエソも悪くないな」そう感じてくれた人もいるでしょうが、中には「エソはショアジギングの外道」と、エソのことを敵対視しているままのいる人もいることでしょう。そんな人は、メタルジグを使うのではなく、青物用にリリースされているトップ系プラグなどを活用し、エソからのバイトを避けることで、エソと青物の釣り分けを可能とします。
エソはボトム〜中層までに多く見られる魚であり、表層付近まで浮いてくることは稀です。そのため、メタルジグでバーチカルに攻めるのではなく、表層付近に的を絞りショアジギングを楽しむことで、エソを寄せ付けることなく、ショアジギングを楽しむことができるという訳です。
しかし、当然ながらボトム〜中層を青物が回遊しているときは元も子もない話となってしまうため、基本としてはバーチカルに攻めるように徹し、まずめの時間帯など、青物が表層を意識している場合のみ、トップ系プラグを使うことをおすすめします。
■青物狙いにおすすめなプラグ