今回はショアジギングにおいて最も多用するテクニックである「ワンピッチジャーク」についてまとめていきます。ワンピッチジャークとは簡単に言うとワンピッチでジャークさせるテクニックになりますが、特にショアジギング初心者の頃はロッドの持ち方が分からなかったり、ワンピッチのスピードが分からなかったりと、不安に感じる点が幾多にも散らばっていることが一つの障壁となっていることでしょう
このページではショアジギングにおけるワンピッチジャークのやり方、スピード、持ち方など、ショアジギング初心者に向けて具体的にまとめていくため、ぜひお役立て頂ければと思います
ワンピッチジャークの基本!やり方を覚えよう
まずショアジギングにおけるワンピッチジャークのやり方を知っておきましょう。ワンピッチジャークは簡単に言うとジャカ、ジャカ、ジャカと一定間隔でロッドアクションを付けることにより、メタルジグに小刻みなアクションを付加するテクニックのことをそう呼ぶ
メタルジグを巻いているだけでは青物の反応を得られないことが多く、ワンピッチジャークにて動きを付けることで捕食スイッチが入り、結果として釣果へ繋げることができるようにります。ただ、例外として「ただ巻くだけで動いてくれるメタルジグ」もあるため、ワンピッチジャークなどアクションが苦手、そんな人はリトリーブでのショアジギングから始めてみるのもあり
では、具体的にワンピッチジャークはどのようなロッドアクションを付ければいいのか?という点について深く掘り下げていきます
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■ただ巻きに特化したメタルジグ
スピードは1秒間に1アクションでオッケー
ワンピッチジャークテクニックを習得する上で問題点となりやすいのが「何秒に一回のロッドアクションを入れたらいいのか?」つまり、アクションのスピードに関する疑問を持つ人が多くなる。もちろん、ワンピッチジャークのスピードはその日によりけりだということは周知の事実ではあるが、基本としてのワンピッチジャークのスピードは
1秒間に1アクション、これを基準にしておけば大方間違いない。具体的に言うと、ジャカ、ジャカ、ジャカと、ジャカの合間が一秒間隔だということ。また、1ロッドアクションに付き1リール(ハンドル)回転が基本となるため、ハンドルを回しすぎないようにすることがワンピッチジャークを上手く熟すコツ
青物は速い動きに反応しやすい・・・これは紛れもない事実ではあるが、だからといって絶対的にワンピッチジャークのスピードを極限まで高める必要性はなく、1秒間に1アクション、これを徹底すれば間違いなく青物を釣り上げることができるでしょう
メタルジグがフォールすることをイメージする
多くの人はワンピッチジャークによりメタルジグが激しく動くから青物が食ってくるのであろう・・・と感じているでしょうし、実際この認識で間違いではありません。が、ワンピッチジャークにおいて最も大事な点となるのが「ワンピッチジャークの合間にできるフォール」だということを知っておくことで、より釣果を伸ばすことができるだろう
画像のように、ジャカジャカとメタルジグが動く間に僅かながらフォールアクションが付加される。このイレギュラーとも言える動きが青物の食性を刺激しバイトに繋げてくれるため、このフォールの間は必ず取ったほうが良い。
先程まとめたように、1秒間に1アクションはこの認識において理に適っている考え方であり、そのスピードでワンピッチジャークを行うことで絶妙なフォールにおける食わせの間を入れることができるようになり、結果として釣果に繋げることができる。くどいようだが、ワンピッチジャークでは必ず「フォール」を意識しよう
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ボトムから超高速でワンピッチジャークを実践するのもあり
ワンピッチジャークは1秒に1アクションが基軸となりますが、ボトムから一気にジャカジャカと巻き上げてくる「ジャカジャカ巻き」と呼ばれる一つのテクニックがあります。メタルジグがボトムに沈んでいくとき、多くの青物がその動向を見守りバイトチャンスを伺っており、後ろを追尾してくる個体がいるのですが、
そのような個体はボトムについてからもたついているとルアーを見切ってしまい、離れてしまいます。これではチャンスを逃すことになるため、メタルジグがボトムへ着いた瞬間からジャカジャカジャカジャカと高速ロッドアクションにて巻き上げ、後ろを追ってきていた青物に対しリアクションバイト狙いの釣りを仕掛ける戦略があります
ボトムからのアクションと同時にガツン!とヒットすることもありますし、中層まで巻き上げたところでガツン!と食ってくることもあるため、ボトム〜中層までをジャカジャカ巻きで探り、活性の高い青物を狙い撃ちしていきましょう
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疲れない持ち方を覚えよう
ワンピッチジャークやジャカジャカ巻きを実践するに辺り、持ち方を間違えると疲労感が溜まり結果として釣果へ悪影響が及ぶことがある。では、ワンピッチジャークを実践するときの(ロッドの)持ち方はどのような姿勢が正解なのか?
言葉で説明することが非常に難しいがグリップ(エンド)を脇に挟み、リールに手を添え、軽く上下にロッドを動かす。この持ち方を実践すると、疲れなくワンピッチジャークを実践することができます。またリールハンドルは手首で回すのではなく、ロッドを振った反動で回すのが正解
ワンピッチジャークにおすすめメタルジグまとめ
ワンピッチジャークに向いているメタルジグ、そうでないメタルジグがあるため、最後に「ワンピッチジャーク向きのメタルジグ」をまとめ締めさせてもらいます。
■メジャークラフト ジグパラ
■ジャッカル スライドスティック
■シマノ コルトスナイパー
■マリア ムーチョルチア
■ジャクソン ギャロップ