近年うなぎのぼりに人気を博している「アジング」ですが、そもそもアジングとは一体どのような釣りを指す言葉なのでしょうか?今回は、「アジングとは?」という疑問点に着眼し話をまとめていきたいと思いますので、「アジングって一体どのような釣りなんだろ?」「アジングは面白くない?」そう疑問に感じている人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
アジングとは、アジをワーム(ルアー)で釣る釣り
そもそも、アジングとはどのような釣りを指す言葉なのか?という点ですが、アジングとは?という問に簡単に答えるとすると「アジをワーム(ルアー)で釣る釣り」のことを総称してアジングと呼んでいます。一般的にはジグ単(ジグヘッド+ワーム)の組み合わせで狙うことが基本となりますが、プラグを使ったアジングや、メタルジグを使ったアジング、ルアーを使いアジを釣ることを総称してアジングと呼ぶため、餌ではなくルアーを用いアジ釣りを楽しむことを「アジング」だと認識しておけばオッケーです。
アジなんてサビキ釣りで十分じゃない?
堤防などからアジを手軽に釣るための釣法に「サビキ釣り」があり、アジの回遊がある場所でサビキ釣りを楽しむと、釣り初心者の方であっても数十、数百のアジを何の苦労もなく釣り上げることが可能です。そのため、アジは「サビキで簡単に釣れるもの」というイメージが強いですし、その認識で間違っている訳でもないのですが、その印象が根強く残っているのか、アジをルアーで釣るなんて効率が悪い・・・そう感じてしまう人も一定数いるようです。
確かに、漁としてアジ釣りを楽しむのであればサビキ釣りより理に適った釣法はないと言えますが、釣りは決して漁ではなく、趣味として魚のハンティングを楽しむものです。つまり、数を釣りたければサビキのほうが圧倒的に手返しが良いですが、よりゲーム性を高め、アジを釣ることそのものを楽しむのであれば、サビキ釣りよりもアジングのほうが理に適っていると言えるため、疑似餌(ルアー)を使いアジを釣る楽しみが欲しい・・・そう考える人は、とにかく釣ることを目的としてサビキ釣りから、釣るまでの過程も楽しめるアジングに切り替えてみてはどうでしょうか?
■アジングはライトゲーム用ワームで釣りを楽しむ
アジングは面白くない?
アジングを楽しんでいると「アジなんて釣っても面白くない」「そんな釣りの何が面白いのか?」アジングを全力で楽しんでいる人に対しケチを付けてくる人が一定数存在しています。そもそも、人がやっていることに対しケチを付けるほど暇なこともないのですが、そのような意見もあるようなので、ここでその意見に対しズバッとメスを入れていきたいと思います。
そもそも、面白い面白くないは人の感性に頼るため、アジングが面白くないと感じるのはその人の自由です。しかし、その自分の意見を他人に押し付ける行為は厚かましいものですし、なんとも不毛な押し売りとなるのです。そのため、○○なんて面白くない・・・そう否定しがちな人は、そもそもその行為自体を見直すことをおすすめします。人が楽しんでいることを無駄に否定する行為、凄くかっこ悪いですよ。
で、実際アジングは面白くないのか?という点ですが、アジングほど繊細な釣りは中々ありませんし、アジの細かなアタリをとり、そのアタリを積極的に掛けていく過程、やればやるほど奥が深いですし、より繊細な釣りが好みの人にとっては、アジングは凄く面白い釣りとなるでしょう。
しかし、ブリなどの強烈な引きを楽しみたい人や、1g程度の軽量リグの扱いにストレスを感じる人など、アジングを含むライトゲームに向いていない人は、アジングなんて面白くない・・・そう感じることでしょう。つまり、人によってアジングを面白いか面白くないかが異なるため、ここで答えを求める事自体不毛な行為・・・だとしておきます。
手軽に楽しめるアジングを全力で楽しもう!
アジングの魅力は、なんと言ってもその「手軽さ」にあります。ライトなロッドやリール、ルアーだけを持ち込むだけで釣りを楽しむことができますし、アジは日本近海のどのような場所でも回遊が見られる魚のため、場所を限定せず、なおかつ手軽な場所(漁港など)で釣りを楽しむことができるため、例えば仕事帰りに「ちょっとだけアジングを楽しんでから帰ろう」と、手軽に釣りを楽しむことができるのです。
また、ご存知の通りアジは非常に美味な魚であり、刺し身、塩焼き、なめろう、南蛮漬け、多種多様な料理に活用することができるため、釣って楽しい、食べて美味しい、家計の足しになる、みんな笑顔になる、こんな素晴らしい魚、他にいないでしょう。とにかくアジングは手軽に楽しめることが一番の魅力となるため、アジングに少しでも魅力を感じているのであれば、ぜひこの機会に楽しんでみてはどうでしょうか?