今回は、シーバスゲームを楽しむときの「ルアーの動かし方(ルアーのアクション)」についてのまとめです。様々な動かし方を熟知しておくことでテクニックの幅が広がり、テクニックの幅が広がるということは釣果を伸ばすことができるチャンスを増やすことができることに繋がるため、一つでも多くの動かし方テクニックを覚え、戦略的にシーバスゲームを展開していくことをおすすめします。
シーバスゲームで使える【ルアーの動かし方】は全7つ!その全てを習得しよう!
シーバス釣りで覚えておきたいルアーの動かし方は全7つで、その7つのテクニックを組み合わせることで飛躍的に釣果を伸ばすことができるため、ぜひその全てをモノにし、沢山のシーバスをゲットしちゃいましょう。では、シーバスを釣るときのルアーの動かし方にはどのようなテクニックがあるのでしょうか?まとめてみます。
-ただ巻き
-ストップ&ゴー
-トゥイッチング
-ジャーク
-リフト&フォール
-ワインド釣法
-ドリフト釣法
では、動かし方全てを一つずつ簡単な図解で解説していきます。
ただ巻き
シーバスゲームの基本となる動かし方が「ただ巻き」です。文字通り「ただ巻くだけ」のテクニックではありますが、読んで時の如く簡単なものではなく、ただ巻きほど奥の深いテクニックはない・・・そう言われるほどは難しい動かし方となります。初心者ほど「ただ巻き」と聞くと、ルアーを投げて適当に回収してくる傾向にありますが、これでは釣果を伸ばすことはできません。もちろん、適当に巻いてくるだけで釣れる状況下もありますが、それは釣ったのではなく釣れただけとなるため、実質的に釣りの腕が上達した訳ではないのです。
巻いてくるスピードだったり、引いてくるレンジだったり、通すコースだったり、この全てを考慮してただ巻きすることが釣果を上げるポイントとなるため、ただ巻くだけの動かし方だと考えるのではなく、戦略的な「ただ巻き」を展開することをおすすめします。
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ストップ&ゴー
ただ巻きの動かし方は、ルアーを止めずに巻き続けることを指すテクニックですが、ただ巻きだけでは食いが渋い状況下が必ず訪れます。そんなときは、食わせの間としてストップを入れる【ストップ&ゴー】という動かし方が有効的となることが多いです。文字通り、ストップさせてゴーさせるテクニックですね。
具体的に言うと、5回ほどハンドルを回しピタッと止める→再度5回ほど巻きピタッと止める・・・このように一定幅でストップ、ゴーを繰り返すことになり、止めておく時間は1秒〜5秒ほどで、例えばフローティングミノーなどでは「巻いて潜らせる→ストップで浮かす」ことができるため、長めのステイ、バイブレーションなど沈むタイプのルアーでは1秒〜3秒ほどのステイ・・・と、このように使うルアーに応じてステイさせる時間を調整していきましょう。
なぜストップ&ゴーがシーバスゲームに有効的なのか?という点ですが、シーバスを含む多くの魚は「急激な変化に弱い」という習性を持っています。そのため、今まで動いていたルアーが急に足を止める、そして再始動、この急激な動きに本能が反応し、ついつい口を使ってしまう・・・このことから、ただ巻きの中にステイを入れるストップ&ゴーが有効的な動かし方となるのです。
トゥイッチング
ただ巻きやストップ&ゴーは「巻きによるルアーの動き」を中心としたテクニックになりますが、トゥイッチングは自らルアーにアクションを付け、シーバスの本能に刺激を与える動かし方となります。そのため、より高度なテクニックを要求されることになりますが、バチッとはまればこれまでにない大きな釣果を得ることができるようになるため、ぜひ覚えておきたい技の一つです。
トゥイッチングの具体的なやり方としては、ルアーを巻いてくるのではなく、チョン、チョン、チョン、とテンポよくロッドを動かし、ルアーを小刻みに動かすことが大事な要素となります。強く激しく動かすのではなく、ルアーを20cmほど動かしイメージで、優しめなロッドアクションがおすすめです(ルアーにより有効的なトゥイッチ幅が異なるので、明るい時間に動きを確認しておきましょう)
トゥイッチングがなぜシーバスに効くのか?やはりトゥイッチングによるキビキビとした動きがシーバスの本能を刺激するからであり、ただ巻きだけでは見向きもしないシーバスが、トゥイッチングを入れることにより一気に活性が上がり、当たりが急増することはよくあります。最初から最後までトゥイッチングを続けるも良し、ストップ&ゴーのようにワンポイントでトゥイッチングを入れるのもアリのため、ここぞ!という食わせの場面で、トゥイッチングを活用していきましょう。
また、トゥイッチングに適したルアー、そうでないルアーがあるため、その辺りも考慮しつつテクニックを磨いていくことがおすすめです。
■トゥイッチングにおすすめのルアー
ジャーク
ジャークもトゥイッチングに似た動かし方となりますが、似て非なるものとなるため、別のテクニックとして活用していくことをおすすめします。ジャークとは「ルアーを瞬間的に移動させる」動かし方となり、トゥイッチのように小刻みな動きを演出するのではなく、ロッドを大きく動かし、ブルブルブルと一気にルアーを瞬間的に移動させることで、シーバスの本能に刺激を与え、口を使わせるテクニックです。
夜の釣りではシーバスがルアーを見失ってしまう要因となるため、主にデイゲームでの使用をおすすめします。
リフト&フォール
ただ巻き、ストップ&ゴー、トゥイッチング、この3つがシーバスゲームにおける大事な動かし方となりますが、巻きの釣りやリアクションの釣りで反応が悪いときは「フォール」アクションが有効的な場面があります。つまり、ルアーを沈めることにより、その間を食わせの間とするのです。
具体的に言うと、ロッドをよいしょと持ち上げるように動かし、ルアーを下のレンジから上のレンジまで動かします。そしてその後ロッドをピタッと止め、ジワーと沈める・・・ある程度沈めたら再度繰り返し、シーバスからのアタリを待つ・・・基本的な流れとしてはこんな感じです。リフトでアピールし、フォールで食わせるというイメージですね。
ワインド釣法
ワインド釣法とは、主に「ワーム」主体の釣りとなり、ワームにダートアクション(ワームを左右に激しく動かす)を加えることによるリアクションバイトを誘発する動かし方となります。シーバスゲームにおいてメジャーなテクニックとは言えませんが、はまれば非常に多くの釣果を得ることができるため、どの動かし方をしてもシーバスが釣れない・・・そんなときに活用してみましょう。
ワインド釣法についてはここで伝えきることが難しいほど奥が深いテクニックとなるため、別記事で詳しくまとめています。
ドリフト釣法
ドリフト釣法とは、シーバスゲームにおいて「逃すほどができない動かし方」であり、上級者になるほど多くの人が活用しているテクニックとなります。特に河川の釣りは「ドリフト釣法なしでは成り立たない」そう言えるほど有効的なテクニックとなるため、覚えておいて損はないでしょう・
ドリフト釣法とは?という点ですが、簡単に言うと「海の流れに任せ、ルアーを流す」テクニックとなりますが、その言葉で感じられるほど簡単なものではなく、ただ流しているだけだと「流れているゴミ」と大差ないため、ゴミと差別化するためにも、アングラー自身がルアーを操作してやることが大切な要素となってきます。
軽くテンションを掛けルアーに生命感をもたせる、ルアーがこちらを向いて返ってくるタイミング「U字で食わせる」など、ドリフト釣法は非常に奥が深いテクニックとなるため、ワインド釣法と同じく別記事で詳しくまとめています。ドリフト釣法に関しては、ぜひそちらのページを参考にどうぞ。
■ドリフトにおすすめなルアー