シーバスの【ボトム戦略】まとめ!底にいる個体を狙い撃とう!

今回は、表層付近に浮いているシーバスを狙うのではなく、「底(ボトム)」付近にいるシーバスを狙うときのやり方をまとめていこうと思います。シーバス釣りで釣果を伸ばすためには、ボトムを攻める術を持っておくことが必要不可欠となり、できる人とできない人とでは、火を見るよりも明らかな釣果の差が出ることになるため、その辺りを意識しながら、シーバスのボトム戦略について考えていきましょう。

シーバスは普段「ボトム」にいることが多い

シーバスは、イワシなどのベイトに付いている個体は表層に浮いていることが多く、この場合ボトムを攻めるのではなく、表層に絞った釣りを展開することがセオリーとなりますし、シーバスが浮いている状況下ではボトムを狙う必要性が皆無となるため、重要度としては【表層>ボトム】となります。

しかし、ベイトフィッシュが表層にいる状況下以外は、鳥などの外敵から身を守るためにボトム付近にいることが多く、この場合は表層を攻めるよりもボトム付近を攻める必要性が出てきます。つまり、状況に応じたシーバスの居場所を的確に判断し、戦略を練ることが釣果を伸ばす上で最も必要な要素となってきます。

ボトムを攻めるときは「バイブレーション」がおすすめ

では、シーバス釣りでボトムを狙うときは、どのようなルアーを使うべきなのか?シーバス釣りにはミノーやシンキングペンシルなど、使うべき沢山のルアーがありますが、ボトムに絞った釣りを楽しむときは「より素早くボトムを取れるルアー」をセレクトする必要性が出てきます。具体的に言うと、沈下速度が速く、より飛距離も伸ばすことができる【バイブレーション】がおすすめです。

シンキングペンシルやシンキングミノーを活用し、ボトムを攻めることも可能ではありますが、圧倒的に手返しが悪くなってしまうため、特別な理由がない限り、バイブレーションを使うことをおすすめします。ただし、極端に水深が浅い場合など、バイブレーションでは根掛かりが頻発するような状況下では、他のルアーを活用するのもありです。

■ボトム攻めに適したバイブレーション

ボトムを狙うときの具体的なやり方

シーバス釣りでボトムを狙うときの具体的なやり方ですが、基本的にはボトム付近で「ストップ&ゴー」を繰り返す形となります。もう少し詳しくやり方を説明すると、ボトム着底後5回ほどハンドルを回し、その後のテンションフォールで再度底を取り、これを繰り返す・・・基本的な流れとしてはこのような感じとなります。テンションフォールではなくフリーフォールをしてしまうとフックにラインが絡む所謂「テーリング」を起こしやすいため、注意して下さい。

また、ボトムまで沈めるときに勢いよくフリーフォールさせることもテーリングの要因となってしまうため、水深が比較的浅い場所でボトムを狙うときは、フリーフォールで底取りするのではなく、テンションフォールで底取りすることも考慮しておきましょう。

 

ボトム付近で巻いて止める着底を繰り返していると、フォール中にアタリが出たり、着底後の巻き上げでガツン!とヒットするため、根気強くボトムを攻めることで良い結果を導き出せることでしょう。また、5回ハンドルを回すと思っている以上に浮き上がりが大きくなってしまうため、2回や3回の巻きに減らしよりボトムをネチネチ攻めることも一つの手です。

ズル引きは効率が悪い

シーバスのボトム戦略では「ボトムのズル引き」も一つの手として挙げられますが、ボトムズル引きは根掛かりも多く、またシーバスの反応もそれほど良い訳ではないため、ボトムを攻めるときはズル引きよりもストップ&ゴーの釣りを推奨します。ボトムのズル引きは、シーバスが底にいるカニなどの甲殻類を捕食しているときに効果的な釣法となるため、甲殻類パターンに関してはストップ&ゴーよりもズル引きのほうが適していることもあるでしょう。

また、ボトムのズル引きはシーバスよりもチヌやキビレが先に反応してしまうため、シーバスのみを狙って釣ることが難しくなってしまいます。もちろん、チヌやキビレも外道として嬉しいターゲットではありますが、よりストイックにシーバスのみを狙うときは、ストップ&ゴーを用いてのボトム戦略がおすすめです。

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