ショアジギングではメタルジグを海底(ボトム)まで沈めてからアクション開始することが多くなるが、そうなると必然的に「根掛かり」が多くなってしまう。根掛かりはお財布にも悪く精神衛生上も悪い、そして何より海底へ鉛の塊を残してしまうことが大きなダメージとなります。
しかし、メタルジグをボトムに着底させる以上、ショアジギングにおいて「根掛かり」は切っても切れないほど密接な関係性を持つため、このページでは「なるべくショアジギングで根掛かりさせない方法」について、まとめていきたいと思います
メタルジグの根掛かりを少なくする方法まとめ
まず、大前提として「ボトムを取る以上100%根掛かりを回避する方法はない」ということは知っておくべきです。どれだけショアジギングのエキスパートであっても、根掛かりはしてしまうもの、その真実を知った上で「根掛かりをなるべく少なくする方法」を知っていくことが大事なんですね。では、ショアジギングにおいて根掛かりを少なくするには、どのような対策方法が有効的なのか?
- 軽いメタルジグを使う
- 着底を確実に取る
- 根の少ない場所を選ぶ
- フックを少なくする
では、一つずつ掘り下げていきましょう
なるべく軽いメタルジグを使う
ショアジギングで根掛かりが多発する・・・そんな人に共通して言えることは「重たすぎるメタルジグを使っている」というところにあります。当然、重たいメタルジグのほうが底を取りやすいですし、飛距離が伸びる傾向にあり得られるメリットも多いですが、根掛かりを最大限少なくすることに重きを置くなら、確実に「軽いメタルジグ」を使うに越したことはないでしょう
もう少し具体的に言うと、「ボトムが取れるギリギリの重さ」を選ぶのが一番。軽すぎるメタルジグでは底が取れず、潮に流されてしまう・・・では、根掛かりを避けれても肝心な釣果を得ることができません。例えば40gで底がギリギリ取れるなら、50gや60gを使わず「40gのメタルジグを使う」ことで、根掛かりリスクを限りなく少なくすることができるでしょう
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着底を確実に把握する
ショアジギングにて根掛かりを避けるためには、確実にボトムを取り、ボトムへの着底を瞬時に把握することが大切です。ボトムへの着底を逃してしまうと、その間にもメタルジグがどこかの隙間へ落ちてしまうこともあれば、潮に流され何かに引っ掛かってしまうかもしれません
つまり、ボトムを把握できなければ確実に根掛かりリスクを増長させると言えるため、適切なメタルジグの重さをセレクトし、確実にボトムを取れるようトレーニングを積むことをオススメします
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根の少ない場所を選ぶ
根がない場所で根掛かりは成立しない。当たり前のことですが、根掛かりはメタルジグが何かしらの根に引っ掛かることで起こります。例外として海面に浮いているゴミに引っ掛かることもありますが、大体のケースで「根が荒い場所にてメタルジグをロストした」ということになるでしょう
つまり、根のない場所でショアジギングを楽しむことで、理論的には根掛かりなしで釣りを楽しめるようになるため、慣れない最初の頃ほど「根が少ない場所」で練習を積み、ボトム把握能力を身につけることをおすすめします。例えば青物の回遊がある「サーフ」などが最適です
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アシストフックのみにする
メタルジグはフロントにアシストフック、リアにトレブルフックが付いているケースがありますが、当然フックの数が多いほど根掛かりリスクが高くなるため、差し支えなければ「フロントのアシストフックのみ」でショアジギングに挑むほうが良いでしょう。青物は目を狙いバイトしてくる傾向にあるため、フロントへフックがあればオッケーです
ただし、ショアジギングで根魚など後ろからのバイトが多いケースでは後方トレブルフックが良い働きをしてくれることが多いため、ケースバイケースでフック数を調整することで、限りなく根掛かりの数を減らすことができるでしょう
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中層から上を攻める
極論を言うと、メタルジグをボトムに到達させなければ理論上根掛かりを起こすことはありません。ショアジギングでは底付近にいる青物に対しアプローチするために一度ボトムを取ることを推奨していますが、必ずしもボトムを取らなければいけないこともないため、根の荒い場所でショアジギングを楽しむときや、根掛かりを避ける自信がない人は中層から上のレンジにてショアジギングを楽しむことをおすすめします
メタルジグを使わない
どうしてもメタルジグはボトムからのイメージが拭えない・・・そんな人は、メタルジグではなく他のルアーを使う・・・という手もある。ショアジギングはメタルジグを使うイメージが強いが、必ずしもメタルジグを使わないといけない訳ではないし、メタルバイブやミノー、ポッパーなど、メタルジグでないルアーのほうが良い反応を見せることが多い
特におすすめなのが「メタルバイブ」で青物を狙うことであり、メタルバイブは飛距離がメタルジグに遜色ないほどは出るし、ただ巻くだけでハイアピールなウォブリングアクションにて誘いを掛けてくれるため、ショアジギング初心者であっても難なく青物をゲットできる可能性が高くなります
ショアジギングにて根掛かりが怖い・・・そんな人は、メタルジグを使わない手もあることを知っておきましょう
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