チニングリールおすすめ9選!安いものでも大丈夫?番手など選び方超まとめ

チニングは近年うなぎのぼりに人気が増している釣りであり、各社から専用ロッドが多数リリースされている。そんな状況の中、チニングロッドと組み合わせる「チニングで使うリールの選び方」について考究している人も多いのではないでしょうか?チニングで使うリールは値段の安いものでも問題ないのか?リールの番手は何番がベストなのか?ギア比は・・・

などなど、チニングを楽しむ上でのリール選びへの疑問は捻りっぱなしの蛇口ほど止めどなく溢れてくるだろうが、今回はそんな疑問を解決すべく、「チニングリールの選び方」について具体的なまとめを記していこと思います。チニングリール選びで迷っている・・・そのような人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。記事後半にてチニングにおすすめなリールを価格帯毎にまとめています

チニングで使うリールは安いものでも大丈夫?

 

チニングは安いリールでも問題ないのか?

ご存知の通り、リールには数千円で売られているものから、5万円を超えるものまで、数多くの価格帯にてラインナップが揃えられています。人間の感情として高いものはよく、安いものはよくないという認識が定着化してしまいますし、実際値段が高いリールほど高性能となるため、予算の都合が合えば、高級路線の質が最も良いリールを揃えておく他選択肢はないでしょう

しかし、お財布事情により5万円もするリールを安々と買える人は圧倒的少数でしょうし、そもそも釣り道具にそれほどのお金を掛けたくない・・・と考えている人も大多数でしょう。そうなると気になるのが「安いリールでもチニングを楽しむことができるのか?」という疑問が沸々と湧いてきます。心理的には、安いリールでチヌを釣り上げることができるのだろうか?すぐに壊れないだろうか?このような心理が働きがちですが・・・

 

最近のリールは安くても高性能、耐久性抜群であることが多く、余程のこだわりがないのであれば「安いリールでも問題なくチニングを楽しむことができる」と言えます。そもそも高い安いの判断基準は人それぞれだが、リールに関して言う安いとは【一万円前後の価格帯】だと認識しておくほうが無難です

リールは精密な設計となっており、当然生産にはそれなりのコストが掛かります。それなのに3000円や2000円など低価格で売られているとなると、生産面で何かしらのコストカットが行われており、長く釣りを楽しむのであれば「不向きなリール」だと言わざるを得ないんですね。ダイワやシマノ、アブガルシアなど有名メーカーのもので、5000円を超えるリールであれば最低スペックを保有していると言えるため、チニングで使う安いリールを探している、そんな人は最低でも5000円以上、できれば1万円前後の価格帯で売られているリールをセレクトすることがおすすめ

※チニングにおすすめリールは記事後半にてまとめています

番手(サイズ)は2000番がおすすめ

リールにはリールサイズがひと目で把握できるよう「番手」が振られています。1000番、2000番、2500番、3000番・・・と、メーカーにより番手の認識が違うものの、500単位、1000単位で番手が定められています。つまり、この数字を元に、楽しむ釣りジャンルに合った番手をセレクトすることになりますが、ではチニングでは何番手のリールを使うことが理想的なのか?

チニングでは、比較的ライトなロッド、ライトな仕掛けを扱い釣りを楽しむことになるため、そのバランスを考えた番手をセレクトする必要がある。そのため、スピニングリールであれば2000番〜2500番手が最もバランスよく合わせることができ、もう少し掘り下げて言うと「2000番」のサイズが理想的だと言えます。ただし、リール番手はロッドとのバランスを最も重要視する必要性があるため、例えば自重が軽く長さも短いロッドを使うなら2000番手、レングスが長く自重のあるロッドなら2500番手と、ロッドとリールのバランスを考慮した上で選ぶのがベスト

2000番手のスペックがあれば問題なくチヌを釣り上げることができるし、2500番手でもパワーオーバーにはなりません。3000番を超えてくるとオーバースペックとなり本来のチニングを楽しむことができなくなるため、ロッドとのバランスを考慮した上で2000番、もしくは2500番手のリールを選んでいきましょう

ギア比はノーマルギアで十分。ハイギア、ローギアは不要

ギア比はどれ?

リールには、ハンドル一回転辺りにスプールが何回転するかがひと目で分かるよう「ギア比」が設定されています。例えば、ハンドル一回転辺りスプールが5回転する、このような感じです。つまり、ギア比が低いほど巻き取り量が少なくなりスローな釣りを展開しやすく、反対にギア比が高いほどスピード感のある釣りを展開することができるということ

では、チニングにおける「最適なギア比」はどれか?リールのギア比はローギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアなど、分かりやすく表記されていますが、チニングに最適なギア比は普通も普通、ノーマルギアで十分です。ローギアではスローすぎるし仕掛け回収に掛かる時間が増すため手返しの面でマイナス。ハイギアでは巻きスピードが速くなりすぎ、スローにズル引きしたいときにデメリットが生じる。この点から、チニングではノーマルギアが最適であり至高だと言えるでしょう

スピニングリールかベイトリールか

スピニングリールとベイトリール

チニングでは、スピニングリールかベイトリールか、この2つからセレクトすることになります。ソルトルアーシーンでは飛距離が稼ぎやすく軽い仕掛けを扱いやすいスピニングリールが主流ですが、ベイトフィネスに対応したベイトリールの性能が上がっていることから、近年ソルトルアーシーンにおいてもベイトタックルにおける釣りを楽しむ人が増えてきました

では、チニングではスピニングリールかベイトリール、どちらが優れているのか?これは、圧倒的にスピニングリールに軍配が上がります。ベイトリールは軽量リグを扱うことに長けている訳でなく、またバックラッシュというスプールの回転に糸の放出が追いつかずグチャグチャになるというトラブルもあり、また飛距離面においてもスピニングリールに勝るものではないため、総合的に見ると「チニングではスピニングリールのほうが優れている」と言えるのです

もちろん、ベイトリールは力強い、ボトムを取りやすい、使っていて楽しいなどメリットもあり、チニングで活用する上でメリットに感じる部分が確かにあります。しかし、チニング初心者が使う、合理的にチニングを楽しむ、その考えた場合、スピニングリールよりベイトリールを選ぶ利点が少なくなるため、この記事ではチニングにおいてスピニングリールを使うことを前提で話を進めていますし、スピニングリールを使用したチニングを推奨しています

シャロースプールでオッケー!糸巻き量は気にしないでおこう

リールにはそれぞれ「糸巻き量」が定められており、これはスプールサイズに基づき決められることになり。また、浅溝タイプのスプールを「シャロースプール」と呼び、通常よりも糸巻き量を少なく巻け、余分な下巻きが要らず、また最低限の糸巻き量を維持することでライントラブルも軽減できる

では、チニングリールのスプールはシャロースプールなのか、通常のもの、どちらが優れているのか?という点ですが、チニングでは〜10gほどのリグを扱うことになり、飛距離面で見ると50mも飛べば良いほう。そのため、200mも300mも糸巻き量を必要とせず、極端に言うと100mほどの糸巻き量で十分です。ライントラブルによるラインカットなどを考えると150mほどの糸巻き量がベストと言えるため、チニングで扱うことになるPEライン0.4号が100m〜150m巻けるリール、つまりシャロースプールでオッケーということですね。チニングにおいて、糸巻き量は気にしなくても良いポイントです

チニングにおすすめリール9選

最後に、チニングで使うおすすめのスピニングリールをまとめておきます。これからチニングへエントリーする初心者の方向けの「低価格のチニングおすすめリール」から、中級者〜向けのおすすめリールを価格別にまとめていくため、ぜひチニングリール選びの参考にして頂ければと思います

初心者におすすめ!低価格チニングリール!

まず、これからチニングを始めてみたい、チニングで使うリールが欲しいけどお金は掛けたくない、そんな人はまずこのクラスのリールからチニングを始めてみましょう。当然値段が高いハイスペックリールと比べると見劣りする点は幾つもありますが、「とにかくチニングを楽しめたらそれでいい」そんな人はこのリール!

■ダイワ レブロス

ダイワからリリースされている超コストパフォーマンスモデル「レブロス」はチニング入門に最適はおすすめリール!実売7000円を切ることもあるリールですが、とにかくチニングを楽しみたい・・・そんな人はこのリールで十分!

■シマノ サハラ

シマノからリリースされているチニング入門に最適なリールです。何より価格が安いですし、その反面チニングに必要最低限のスペックを搭載。安くチニングを始めたい、ダイワ派はレブロス、シマノ派はレブロスを検討してみましょう

■シマノ ナスキー

シマノ ナスキーはサハラよりワンランク上のモデルであり、その差額は2000円ほど(購入する店舗で異なります)。サハラにはない防水機能を備えており、ドラグ、ローラークラッチに防水機能が付加しております。チニングは海水域で楽しむことも多く、防水面がしっかりしているリールが特におすすめ。予算に余裕があるなら、サハラよりはナスキーをセレクトしたほうが良いでしょう

■シマノ アルテグラ

シマノチニング入門リールの中では最高スペックを持つのが「アルテグラ」。1万円を超える価格設定にしている店舗が多いですが、ボールベアリングが5つ(ナスキーは4つ)、コアプロテクトラインローラーが付加し、入門用リールの中で最もスペックが高いリールをチニングにて使いたい、そんな人におすすめなリールです

■ダイワ レガリス2000

ダイワLTシリーズ(軽量化モデル)であり、ダイワから出ているチニング入門リールとしては最高スペックを持つリールと言えるでしょう。レブロスよりもワンランク上のリールを使いチニングを楽しみたい、そんな人はこのリールからスタートしてみましょう

中級者〜向けのおすすめチニングリール!

チニング用に良スペックなリールが欲しい・・・けど、ハイエンドリールを買う予算はない、そんな人はミドルクラスリールを使っていきましょう。もちろん予算に余裕がある人はステラやイグジストなどのハイエンドを使うのが一番ですが、チニングにおいて言うとこのミドルクラスのリール中心に楽しんでいる人が多いイメージです。

■シマノ ストラディック

シマノのエントリーモデルとして最高のコストパフォーマンスを誇るのが「ストラディック」です。マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブが搭載されており、その巻心地はハイクラスリールに迫る勢いです。耐久性も良く、巻き性能も良い、そして値段もそれほど高くない、チニングエントリーにおすすめなリールであり、長く使っていくにも適したリール。

■シマノ ツインパワー

一気に値段が高くなりますが、昔からあるシマノの超傑作リールです。過剰なまでの剛性があるリールであり、チニングにこの性能は必要なの?と疑問に感じるほどの高性能。やはり良いものは良く、シーバスゲームなど他の釣りへの流用にも最適。値段は高いが長く使え、結果としてコストパフォーマンスに優れたリール、それがツインパワーです

■ダイワ セオリー

チニングを含めたソルトライトゲームにて使っている人が多いリール。非常に軽量化されており、価格も2万円前半と、このスペックをこの値段で買えるのであれば超納得。チニングに必要なスペックは確実に搭載していますし、3年、4年と使っていくにも最適なモデルとなっています

■ダイワ カルディア

昔からあるダイワの名機がLTシリーズとなって進化しました。セオリーよりも安く、よりコスパよくチニングリールをゲットしたい人に最適なリール。購入時はセオリーとカルディアを比較し、自分に必要なリールをセレクトするのがおすすめ

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