チニングは「アタリ」の取り方と「合わせ」の入れ方が鬼大事!その具体例を見ていこう

チニングではアンダー10gのリグを使い、底をズルズルと引いたりワインドでのリアクションバイトを狙ったり、比較的繊細な釣りを要求される場面が多い。繊細な釣りになるほどチヌからのアタリ、そのアタリを感知しチヌの口に針を掛ける合わせ、この2つが釣果を左右する大事なポイントであることは間違いない事実です

チヌのアタリは明確に出ることが多く、比較的初心者であっても取りやすいアタリであるケースが多いが、チニングにおける釣り方の差によりアタリの出方は違うし、当然合わせのタイミングもズレてくる。この釣り方によるアタリの違いを知り、合わせのタイミングを知ることが釣果に繋げる第一歩となるため、今回はチニングにおける「アタリと合わせ」について具体的に考究していきたいと思います。

釣り方の違いでアタリの出方と合わせのタイミングが変わる

チニングでは主要なテクニックとして「ボトムでのズル引き」「ボトムでのワインド」この2つの釣り方がある。両者共によく釣れる釣法だし、時間帯による使い分け、チヌの活性による使い分けにより釣果を安定させることができる訳だが、この2つの釣り方にはアタリと合わせの面で全く違う考え方をしなくてはなりません。

簡潔にまとめると、ズル引きではカツカツいうアタリに対し即合わせを入れず、グッと重みが乗ってから合わせを入れる。一方ワインドの釣りではアクション後のフォールにてカツン!と金属的で明確なアタリが出るため即合わせを入れる。このように、同じチニングであってもアタリと合わせのタイミングに違いがでるのです。では、この点について具体的かつ簡潔に見ていきましょう

ズル引きではカツカツと細かいアタリが出る

ズル引きとは、その名前の通りボトムをズルズルと引き、底を這う甲殻類などをイメージした使い方にてチヌを狙っていく方法です。チニングにおけるスタンダードとして名高い釣法ですね。ズル引きでのアタリはカツカツと啄むようなアタリが明確に出ます。これはチヌがボトムを這う甲殻類を捕食しようと後ろから捕食行動を行っている結果であり、初心者であっても判別することが容易なほどは明確なアタリ

アタリが出るということはその場所に食い気のあるチヌがいるため、根気よくズルズルと引いてくれば自ずと結果が出るでしょう

即合わせではなく、重みが乗った時点で合わせを入れる

ズル引きでのチニングは明確なアタリが出るため気持ち的には即合わせにて対応したくなりますが、ボトムズル引きにて即合わせは厳禁です。なぜなら、コツコツというアタリはチヌがルアーを啄んでいるだけであり、つまり口の中へ含んでいない状態。その状態にて合わせを入れてもすっぽ抜けるだけであり、同時にチヌの警戒心を高めてしまう結果にもなるため、コツコツというアタリが出ても即合わせは我慢することが大事

では、ボトムのズル引きではどのタイミングにて合わせを入れると良いのか?ズル引きでは、コツコツというアタリの後にググっと重みが乗るタイミングがあります。重みが乗った時点でチヌがルアーを口に含んだと考え、この時点で始めて合わせを入れます。最初は合わせのタイミングが難しいですが、重みが乗る感じを理解できればそう難しいものではないため、小さいアタリは無視し、大きな反応があったときのみ合わせを入れましょう

ワインドではフォール中に明確なアタリが

ボトムワインドによるチニングでは、ワームをボトムから跳ね上げその後のフォールで口を使わせることが定石となり、つまりアタリはアクション後のフォール中に出ることになる。アタリはカツン!と明確なアタリが出るため、こちらもズル引き同様初心者の方でも容易に判断することができるでしょう。

ボトムワインドと聞くと難易度が高いイメージが先行しまうが、簡単ですし昼夜問わず使える釣法のため、ズル引き同様チニングの最強テクニックとして覚えておいて損はないでしょう

フォール中のアタリは即合わせで対応する

ワインドアクション後のフォールではカツンと明確なアタリが出ます。チヌには手がないため口で抑え込みにくるため、フォール中のアタリはチヌの口の中へルアーが入っている状態となり、即合わせを入れないことには上手くフッキングさせることが難しくなります。カツンとアタリを感じたと同時に合わせを入れることが大事な要素となるため、フォール中を要集中でアタリを待ちましょう

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詰まるところ、感度が高いタックルセッティングが必須

ズル引き、ボトムワインドでのチニング、いずれにしても確実にアタリを取り、そのアタリに対し正確な合わせを入れることが釣果を伸ばす大前提となる。つまり、アタリを確実に取れるタックルセレクトが必須条件となり、ここを蔑ろにすると100%の力を発揮できないし、見逃してしまう釣果もあるでしょう。バランスが悪いタックルセレクトであってもチニングは成立するが、釣果を最大値に持ち込むにはやはり感度が良い最適解なタックルバランスが重要視されます

近年チニング人気が高くなり、チニング専用ロッドが出ています。そのため、他ジャンルロッドを流用せず専用タックルを使う、リールは自重が軽くより感度良く使えるものを、ラインは質の良く細いPEラインを使う・・・など、タックル感度を高める最適案は思っている以上に多い。確実なタックルセッティングにより、チニングでのアタリと合わせを最大化し、釣果に繋げていきましょう

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