チヌをメタルジグで釣る!基本的な考え方と釣り方まとめ

チニングでは、「ボトムのズル引き」や「ライトワインド」と呼ばれるテクニックを用い釣りを楽しむことが一般的ですし、多くのチニングを楽しんでいる方は、ワームを用いた釣りを展開することが多くなるでしょう。しかし、チニングにはそれ以外にも楽しむ釣法があり、今回はその中から【メタルジグを用い、チヌを釣る方法】にフォーカスし、話をまとめていきたいと思います。

チニングにおいて「メタルジグ」を使うことはモストではありませんし、ポピュラーでもありませんが、メタルジグを用いたチニングの手法を知っておくことで引き出しを増やすことができ、結果として釣果に繋げることもできるようになるため、一つの方法として知っておいて損はないでしょう。

チニングでメタルジグを使うべきタイミング

冒頭でもお話したように、チニングでは「ボトムのズル引き」をメインとしている人が多いですし、慣れている人であれば「ライトワインド」などの釣法を用い、チヌを狙うことが多いです。では、チニングにおいてメタルジグを使うべきタイミングは一体いつなのか?という点ですが、具体的に言うと【リアクションバイト狙いのタイミング】であり、もう少し絞りこんで言うと【デイゲームの時間帯】において、メタルジグを使うことが一般的です。

暗くなり視認性が悪くなる夜の時間帯であれば、ズル引きなどの(どちらかと言うと)スローな釣りがメインとなりますが、明るい時間帯であるデイゲームでは、スローな釣りはチヌにルアーを見切られやすくなり、つまり「リアクションバイト狙い」の釣りを用い、反射食いを誘発する必要性が出てくるのです。

 

より具体的な釣り方は後述しますが、昼の時間帯はズル引きよりも確実に「リアクションバイト狙い」の釣り方が有効的と言えるため、戦略の一つとして「チニングでメタルジグを使う」という選択肢を持っておき、釣果に繋げるための準備をしておくことで、より優位にチニングを展開できるようになるでしょう。

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チヌを狙うときの「メタルジグの重さ」について考えてみる

メタルジグと言うと30g〜80gなど、ショアからのルアーゲームでは「重たい」とされるウエイトを扱うイメージが強いですが、チヌを狙うときに使うメタルジグの重さは「3g〜20g」ほどと考えておけばオッケーでしょう。個人的には、3g〜10gのメタルジグを使うことが多いため、数グラム単位で複数ウエイトを揃えておき、状況に応じて使い分けができるようにしておくことがベストです。(水深や潮流に応じてメタルジグの重さを変えることが一番)

また、使うタックルセッティングも考慮したいところです。例えば、10g前後のリグを扱うことに長けたロッドで、20gのメタルジグを扱うことは困難を極めますし、最悪ロッドの破損に繋がることもあるため、その辺りの兼ね合いを考慮し、メタルジグの重さを決めていきましょう。

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釣り方は「ボトム」中心の攻め方で

メタルジグでチヌを狙うときの具体的な釣り方ですが、基本として「ボトムを狙う」ということを強く意識しておきましょう。チヌはボトム付近にいることが多い魚ですし、中層付近にいるチヌを狙おうとしても上手くいかないことのほうが多いため、ボトムにいるチヌにフォーカスを当て、狙いを定めた釣り方を展開することがおすすめです。しかし、イワシに付いているようなチヌを狙う場合、中層〜表層を攻めたほうが良い場合もあるため、この辺りはケース・バイ・ケースですね。

チヌをメタルジグで狙うときの釣り方ですが、所謂「ボトムノック」的な釣り方をするのが一番です。読んで時の如く「ボトムをノックする」ようにメタルジグを操作することになり、ボトム着底後、チョンチョンとロッドを小刻みに動かし、着底、着底後速やかにチョンチョンとアクションを付け、再度着底・・・後はこれを繰り返すだけ。ボトム着底後「速やかに」立ち上げることがキモで、長くボトムに置きすぎると根掛かりの原因となったり、チヌに見切られてしまう原因となります。

 

アタリはアクション後のフォール中にカツン!と金属的なアタリが出るため、アタリがあったときは即合わせで対応し、硬いチヌの口へガッツリフッキングさせてやりましょう。

チヌ狙いにおすすめのメタルジグまとめ

最後に、ツリネタ編集部が好んで使っている「チヌ狙いにおすすめなメタルジグ」を幾つか紹介し、締めさせて頂きます。どれもチニングで実績の高いメタルジグとなっているため、好みのメーカー(デザインなどで決めてもオッケーです)のものを、重さ別に複数揃えておき、メタルジグでのチニングを楽しんでもらえればと思います。

■ブリーデン バイスライダー

■ ドリームアップ プチダッカー

■メジャークラフト ジグパラ

Major Craft(メジャークラフト)

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