メバリングで使うワームには数多くのカラーがラインナップされています。もちろん商用的な意味合いも含め様々なカラーラインナップが揃えられているのですが、メバリングにおいてワームのカラーは「超重要」であり、「釣果に大きな差を付ける」可能性のある大事な要素でもあるため、メバリングにおいてコンスタントな釣果を求めるときは使うワームカラーにも気を使いたいところです。
そこで今回は、メバリングで使うカラーを選択するときに気にするべき点や、メバリングでよく釣れるカラーなど、メバリング歴10年以上となるツリネタ編集部の精鋭がまとめます。
メバリングで使うワームのカラーは「6色」揃えておくことがおすすめ!
メバリング用にリリースされているワームには、各メーカー沢山のカラーラインナップが用意されていますが、その全てを揃えておく必要性はなく、合理的に考えて「必要最低限のカラー」を揃えておけば十分です。始めに言っておくと、メバルは使うワームカラーによって極端な反応の違いを見せてくれることもあり、最低でも3色、ツリネタ編集部の最適案としては「6色」のワームカラーを用意しておくことをおすすめしております。
ただし、闇雲にカラーを揃えるのではなく、戦略性のあるカラーセレクトが重要となるため、ではメバリングではどのようなカラー6色を揃えておけばいいのか?という点について、具体的にまとめていきます。
- クリア系カラー
- チャート系カラー
- グロー系カラー
- 点発光カラー
- ラメ系カラー
- ソリッド系カラー
クリア系ワームは鉄板カラー
クリア系カラーとは、その名の通り「透明」なカラーのことであり、ラメもグローも何もない、純度の高いクリアカラーを用意しておくことをおすすめします。クリア系カラーは、メバリング上級者の方もメインカラーとして使っていることもある実績高いカラーですし、もう少し言うと「一番無難なカラー」「メバリングでスタンダードなカラー」と言えるため、なるべく純度の高いクリア系カラーを用意しておきましょう。
クリア系カラーの良いところは、光を通すため「水中でその存在感をぼやけさせることができる」という点にあります。つまり、メバルにワームを偽物だと感づかせることなくナチュラルな誘いを掛けることができるようになるため、スレなく警戒心少なく、メバリングを楽しむことができるようになります。
チャート系カラー(暖色)による膨張効果に期待しよう
チャート系カラーとは、簡単に言うとクリアカラーに着色されているものであり、クリアイエローやクリアピンクなどを総称し、チャート系カラーと呼ばれることが多いです。人間的に見ても綺麗なカラーですし、特に意味合いもなく「クリアピンクを使っている」という人も見かけますし、自分の好きなカラーを使うことも大事な要素だとは思うため、それはそれでありでしょう。
なぜ、チャート系カラーがメバリングにおいて大事なカラーとなるのか?というと、黄色やピンクなどの暖色は膨張色となり、水中でボヤッと存在感を誤魔化すことができるのです。また、クリアカラーによる光を通す効果も相極まり、更にナチュラルな誘いを掛けることができるようになります。メバルは警戒心の高い魚ですからね、シビアな状況下にこそこの効果が有効的となるケースが多いです。
グロー系カラーもメバリングには必須
グロー系カラーとは「蓄光カラー」のことで、上記写真のように蓄光させることで発光させることができるようになります。全体的に光るものを「フルグロー」、ドッド状に光るものを「点発光(ドッドグロー)」と呼び、できることならこの2種類とも揃えておくことをおすすめします。言わずともグローは水中で類まれなるアピール力を発揮しますし、濁りの入っている状況下、闇夜など、視認性が悪い状況下にてその効果を最大限発揮することができます。
ただし、スレるのが速くなく、サバやフグの攻撃を受けやすいなどのデメリットもあるため、その辺りは状況を見ながら使い分けていくことをおすすめします。
常夜灯周りやデイゲームは「ラメ」系カラーを
ラメ系カラーとは、ワームにラメが散りばめられており、光が当たることでキラキラと光ってくれるワームカラーです。ラメによるキラキラが非常に強いアピール力になるため、光量の強いデイゲームや、常夜灯周りで有効的なカラーです。もちろん、真っ暗な状況下であってもラメのキラキラが強く効くこともあるため、特にメバルが小魚を捕食しているような状況下には、ラメ系カラーを投入していきましょう。
しかし、グロー系カラー同様、ラメカラーもフグやサバの標的となりやすいため、外道の多い状況下での使用は控えておいたほうが良いでしょう。ワームのコスパが異様に悪くなってしまいます。
必殺?ソリッド系カラーは効果抜群!
メバリングにおいて敬遠されがちなカラーではありますが、経験上ソリッド系ワームカラーは非常に強い爆発力を持っています。まず、ソリッド系カラーとは?という点ですが、ソリッド系カラーは「光を通さない」カラーのことであり、ブラックなどが代表的なカラーとなります。光を通さないことにより水中でのシルエットがハッキリするため、非常に高いアピール力を誇るワームカラーとなっています。
人間の目から見ると、派手なワームカラーのほうが「釣れやすそう」と感じやすいのですが、地味なカラーであるソリッド系カラーはメバリングにおいて異様に強い武器と成り得るため、必ず用意しておきましょう。月夜や常夜灯周りがベストタイミング
メバリングでコンスタントな釣果を得るためには、定期的なカラーローテーションによる反応の確認が必須条件
この記事ではメバリングで必要なワームカラー6色についてまとめていきましたが、メバリングにおいて「このカラーが絶対的に釣れる」というワームカラーはないと考えておいたほうが良いでしょう。地域によってメバルの反応が良いカラーが異なりますし、その日の海の状況、メバルの気分、月の出方、潮の流れ、複数の要因が関係し「その日の当たりカラー」が異なってくるため、言うならば【当たりカラーを見つけるまで色々と試す】ことが大事な要素となってきます。
つまり、定期的にワームカラーローテーションを行い、メバルの反応を見ていくことが大事な要素となるため、例えばクリア→チャート→グロー→ソリッド・・・と、自分の中でローテーションする順番を決めておき、探っていくことがメバリングにて釣果を伸ばすコツだと言えるでしょう。
また、同じカラーばかり使っていると、その場にいるメバルがスレてしまうため、立ち位置を変えて投げるか、ワームカラーをチェンジして様子を見るか・・・つまり、急にメバルの反応が悪くなったときは「ワームカラーによってメバルがスレている可能性がある」と考慮し、試行錯誤していくことが大事・・・ということですね。