リールは右巻き?それとも左巻き?【永遠の論題】

餌釣り、ルアーフィッシング、いずれにしても「スピニングリール」を使う機会が多くなりますが、ご存知の通りスピニングリールはハンドルの左右を釣り人が思いのまま変えることができるようになっています。この左右どちらにでも対応しているスピニングリールの利点が、ときに波乱を巻き起こすことの論題となることがあり、そのタイトルは「スピニングリールのハンドルは右巻きなのか、左巻きなのか?」という、なんとも不毛な言い争いが起こってしまうのです。

では、スピニングリールのハンドルは右巻きが良いのか?左巻きが良いのか?この点について、ツリネタ編集部的な見解をまとめていこうと思います。

スピニングリールは「左巻き」が基本!そう言われる訳

メーカーHPを見てみると、リールハンドルの向きを左にし写真撮影をしているものが大半を締めますが、これは「スピニングリールは左巻きが基本」というスタンダードな位置づけに基づけ、そうしているものだと考えられます。そうなのです、スピニングリールのハンドル向きのスタンダードは「左巻き」であり、どちらが正解なのか?と問われると【左巻きが正解】これが答えとなってきます。

では、なぜスピニングリールは左巻きが基本なのか?「右利き」であることが前提となる基本ではありますが、スピニングリールの構造上、キャストするとき、ラインを指で摘む→ベールを起こす→キャストモーションに入る→キャストという流れになりますが、右巻きにしてしまうと、キャストするときにわざわざロッドを右手に持ち替えなければならず、「ロッドを持ち替える」という一手間を間に挟まなければいけないことになるのです。特に一日のキャスト回数が多くなるルアーフィッシングでは、このロスが非常に大きな無駄となるため、基本的に「スピニングリールは左巻きにするもの」という認識が通っています。

 

ですので、スピニングリールのハンドル向きで迷っている人は、「左巻き」がスタンダードだと考え、その考えに基づき右巻きか左巻きかを決めることが無難です。

右巻きでも全く問題なし

スピニングリールは左巻きが基本、そう言ったものの、ツリネタ編集部では右利きに関わらず右巻きで通してる人も多いですし、何を隠そう著者も「右巻きなのに右巻き」の(基本に基づいた考え方としては)変わり者の一員です。かれこれ20年ほど右巻きを通していますし、なんなら左巻きではまともに巻くことすらできないほどは【右巻き信者】のため、例えあなたが右巻きであることを恥じているなら、「そんなことで恥じることは微塵もない」と胸を張ってアドバイスすることができます。

詰まる所、ハンドルの向きなどどちらでも良い

元もないことを言うと、スピニングリールのハンドル向きなど、どちらでも良いのです。私たち人間はなぜ生きているの?そう議論するほど、スピニングリールは左巻きか右巻きかの論争は不毛な言い争いであり、つまり答えのないことをウジウジと討論するだけ無駄と言えるため、右巻きでも左巻きでも、自分がやりやすい方向にハンドルを取り付け、自信を持って釣りを楽しむことが一番です。

趣味である釣りを、人の目を気にしたり、人の意見に左右されるほど不毛なこともないため、右巻きが良いなら右巻き、左巻きが良いなら左巻き、自分がやりやすい方向で釣りを楽しんでいきましょう。

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