ガシラは春夏秋冬、どの時期に狙える?ベストシーズンを知り、最大限釣果を伸ばそう!

今回は、ライトロックフィッシュゲームのメインターゲットとなる「ガシラ(カサゴ)」釣りを楽しむ時期についてまとめていきます。ガシラは考え方を変えると1年中釣れる魚と言えますが、やはりガシラが釣れるベストな時期を知ることで、最大限釣果を伸ばすことができることは紛いもない事実だと言えるため、【ガシラを釣るための時期】を知り、自身の釣りへ反映することで、より良い釣果を得ることができるでしょう。

水温が下がり始めると、沖から接岸してくるため、秋、冬、春がガシラのメインシーズンとなる

ガシラを釣るベストな時期はいつなのか?この問に対する無難な回答としては、「水温が低くなる秋の季節から、水温が徐々に暖かくなる春の季節まで」というのが基本的な考え方となります。というのも、ガシラは冬に産卵を迎える魚であり、産卵時期になると産卵場所を求め、浅瀬に接岸してくる習性があるため、この浅瀬によってくる時期が、ガシラ釣りのハイシーズンと言えるのです。

地域により接岸時期がマチマチではありますが、11月頃からガシラ釣果を良く耳にするようになり、それが5月ぐらいまで続く・・・というのが、例年のパターンとなっています。秋〜春の時期がガシラ釣りに適しているというのは、穴釣りはもちろんのこと、胴突き仕掛けなどでの餌釣り、ワームでガシラを狙うガシリングにも共通して言えることなので、ガシラを釣りたい・・・そう考える人は、秋〜冬の季節をメインに釣りを楽しむことをおすすめします。

 

しかし、ガシラを含む所謂ロックフィッシュに分類される魚は成長が遅く、抱卵個体を乱獲してしまうと見る見る間に個体数が激減してしまいます。ガシラが良く釣れる時期と産卵時期が重なり、どうしても抱卵個体が釣れる割合が多くなってしまうため、卵を抱えているガシラに関してはできる限りリリースするようにし、釣り人全体で個体数激減に歯止めを掛けるようにしていきたいところですね。

夏であっても平気で釣れるため、基本的には「一年中釣れる魚」という認識でオッケー

ガシラ釣りのメインシーズンは秋〜春とは言ったものの、では夏の時期はガシラを釣ることは不可能なのか?となると決してそうではなく、場所によっては猛暑続く灼熱の夏時期であっても十分狙うことができるため、基本的にガシラは時期問わず、一年中釣れる魚である。という認識でオッケーでしょう。ただし、夏は数、サイズ共に小さく(少なく)なる傾向ではあるため、より良い時期にガシラ釣りを楽しみたいと考えるのであれば、夏時期は外したほうが良い・・・というのが、一般的な意見ですね。

釣り物が少なくなる冬の季節にこそ、ガシラ釣りの真骨頂

気温、水温共に低くなる「冬」の季節は、一般的に釣りのオフシーズンだと認識されていることが多いですし、確かに釣れる魚が限定されてしまう時期であり、(魚が)居たとしても低水温による低活性で口を使わすことが難しく、また凍える寒さから釣りに行かない人も多いため、海の中も釣り場も、閑古鳥が鳴くかの如く蕭索たる状況であることは否めません。

つまり、冬は釣り物も少なく、釣りを楽しむには手厳しい時期と言えるのですが、そのような殺伐とした状況下であっても、冬の釣り物であるガシラは、我々釣り人を癒やしてくれることでしょう。そのため、釣り物が少なくなる冬の時期に狙える数少ない魚であるガシラは、「冬時期にこそ狙う魚」と言え、ある意味冬時期がガシラ釣りの真骨頂だとも言えますね。

数、サイズ、快適さ、全てをものにしガシラ釣りを楽しむなら「秋」の季節が最強

ガシラ釣りに適している時期は秋〜春が最適!釣り物が少なくなる冬時期こそ真骨頂!とは言ったものの、数、サイズ、快適に釣りをすることができる、全ての要点を満たすことができる可能性が高い時期は、やはり「秋」時期ですね。ガシラに限らず、秋は釣りのハイシーズンと呼べる季節となるため、時間の許す限り釣り場へ立つことをおすすめします。

秋は接岸してくる第一陣がやってくる時期であり、アンダー20cmがアベレージとなるガシラ釣りにとっては異例の25cmオーバーが沢山釣れる時期(地域によって異なります)でもあり、餌を大量に食べる所謂「荒食い時期」とも言えるため、餌やルアーに対しての反応が頗る良くなるのです。

 

また、秋は気温も最適で、穏やかな日が続く傾向にあるため、より気持ちよくガシラ釣りを楽しむことができるため、「とにかく快適にガシラ釣りを楽しみたい」そのような方は、秋時期に狙ってみることをおすすめします。

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