今回は、ガシラをワームで狙うときに意識しておきたい「ワームの色」についてまとめていきたいと思います。水中でワームカラーがガシラの目にどう映っているのか?は魚のみぞ知る世界ではありますが、異なるワームの色を使い分けることで目に見えて釣果が変わることも日常茶飯事のため、ガシリングで釣果を伸ばすためには、ワームの色についても深く考えておく必要性があることは、紛いもない事実でしょう。
では、ガシリングを楽しむ上でワームカラーはどのように考えておくべきなのでしょうか?ツリネタ編集部が築き上げたこれまでの経験から、その全てをまとめていきたいと思います。
ガシリングで使うワームカラーは、大きく分けて「派手な色」「地味な色」を用意しておこう
ガシラを狙うときに使うワームには、釣具店で30分は頭を悩ませるほどのラインナップが揃えられていますが、使うワームカラーをセレクトするときは、難しく考えるのではなく、「派手なワームカラー」「地味なワームカラー」この2つを意識し、色選びをしてみることをおすすめします。極端な話をすると、売られている全てのワームカラーでガシラを釣ることができるため、どの色を選ぶかということに頭を使うのではなく、「どのような状況下にも対応できるようワームカラーを複数揃えておく」という考え方にシフトするほうが、何かと捗ることは間違いない事実でしょう。
そもそも、ガシラには赤!黄色!みたいに、色の認識はしておらず、色の違いと言うよりは【海中での見え方】によって判別している傾向が強いため、例えばクリアカラーは光を通すため存在感を薄くできる・・・とか、ソリッド系カラーは光を通さないため、シルエットがハッキリ見える・・・とか、このような視点からワームカラーを考えることで、より戦略的にガシリングを楽しむことができるようになります。
一概には言えませんが、少なくても異なる傾向にあるワームカラーを3色、できれば6色ほど揃えておき、状況によってワームカラーを使い分けすることができるバリエーションを用意しておくことが一番です。
赤や黒など、ソリッド系カラーはガシラ狙いに凄く有効的
ガシラ狙いで使うワームの色を選ぶときは「状況に応じて使い分けができるよう、沢山のワームカラーを揃えておく」ことが一番ですが、これまでの実績やロックフィッシュの玄人さんの意見をまとめると、赤や黒など、光を通さない「ソリッド系カラー」の実勢が高いことが見て取れます。クリアカラーには全く反応を見せず、ソリッド系カラーのみに反応する・・・ということが良くあるため、ガシリングで使うワームカラー選びで頭を抱えるほど迷っているのであれば、まずは「赤」や「黒」など、ソリッド系カラーを使ってみることをおすすめします。
ソリッド系カラーは光を通さないため、水中でシルエットがハッキリ見え、つまり「存在感を最大限に発揮し、ガシラにアピールする」ことができるため、より水中でワームを目立たせることができる他、獰猛な性格であるガシラの本能に直接的な刺激を与えることができるため、恐ろしいほどの好反応を得られることができますよ。
クリア系カラーも外せない
ガシラを狙うときに使うワームの色はソリッド系が実績、評判を見ても火を見るより明らかだと言えますが、だからと言ってそれ以外のカラーは必要ないのか?となると、それはそれで違う話となってきます。もちろん、ソリッド系カラーへの反応が一番良い事実が覆ることはないでしょうか、当然のようにクリア系カラーにしか反応しない状況下もあることは確かなため、ソリッド系に合わせて、クリア系カラーも揃えておくことをおすすめします。
特に、日中にガシリングを楽しむときは、クリア+ラメのキラキラフラッシング効果が抜群に効くことがあるため、夜はソリッド系、昼はクリア系と使い分けすることも1つの戦略だと言えますね。
時にグローカラーが炸裂することも!1つは持っておこう!
ガシリングで使うワームの中には、光を蓄光することで発光する「グローカラー」と呼ばれるものがラインナップされていることが多いです。グローカラーは言わずとも海の中で光り輝いてくれるため、時と場合によっては他のカラーを寄せ付けないほどの釣果をもたらしてくれることもあるため、1つは持っておきたいワームカラーとなっています。
例えば、真っ暗な場所で釣りを楽しむときや、濁りが入っている状況下では、少しでもワームを目立たせることが釣果を分ける大きな鍵となることがあり、このような状況下ではグロー系カラーが類を見ないほど効果的であることが良くあるのです。
また、ワーム全体が光るグローカラーの他に、ドッドに光る「点発光カラー」と呼ばれるラインナップもあるため、グローと同じく、点発光カラーも揃えておくことで、より違う視点からガシラを狙うことができるようになるでしょう。
カラーローテーションしながら、ガシラの反応を見ていくのが一番
ガシリングで使うワームの色は赤や黒が良い!クリアカラーも必須!グローも必要!とまとめてきましたが、詰まるところ「揃えるワームカラーを限定するのではなく、複数カラーを揃えておくのが一番」だと言えるため、少なくても3色、できれば6色以上のワームカラーを揃えておき、その場の状況に合わせたカラーセレクトをしていきたいところです。
ガシラの反応が良いワームカラーは、その日の状況によって(同じ場所であっても)異なることが多いため、まずは実勢のあるソリッド系カラーを試し、ダメならクリア、それでもダメならグロー・・・このように、ガシラの反応を見ながらカラーローテーションしていくことが一番だと言えるため、少なくても30分に一度は違う色に付け替え、その日の当たりカラーを見つけてみることをおすすめします。