今回は、アジをルアーで狙うアジングにおいて「ショックリーダーは必要なのか?」という点についてまとめていきます。そもそもアジングでリーダーはいらない?使うとなったときの太さや長さ、結束方法は?その辺りについて具体的にまとめていこうと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
そもそもショックリーダーとは?PEライン、エステルラインを使うときに必要!
そもそも、リーダーとはどのような存在であり、リーダーを使うことでどのようなメリットがあるのか?という点を知っておく必要があります。リーダーを使う意味としては「メインラインの弱点を補う」ためであり、具体的に言うと「擦れに弱い」「引張強度が弱い」「結節強度が弱い」など、メインラインが持つ弱点を緩和するため、ショックリーダーを活用することになります。
つまり、リーダーとはメインラインの先端に50cm〜ほど(リーダーの長さは後ほどまとめます)付ける、メインラインとは異なる種類のラインであり、ショックリーダーを付けないということは、防具を身に着けず魔王に挑むほどは無謀なこと・・・だと認識しておけばオッケーです。
しかし、どのラインにもショックリーダーが必要なのか?と言うとそうでもなく、単刀直入に言うとフロロカーボンライン、ナイロンラインには(基本的に)ショックリーダーは必要ありません。なぜなら、両者にはショックリーダーを取り付けるほどの弱点はなく、例えば「メインラインを余程細糸にする」など言った場合を除き、リーダーを結束する必要性が皆無なのです。しかし、フロロカーボンやナイロンラインは感度面、操作性面でデメリットに感じる部分が多いため、リーダーを付けなくて良いからとこの両者を選ぶことは止めておいたほうが無難です。
つまり、アジングではPEライン、エステルラインのいずれかを使うことが基本となり、この両者にはショックリーダーを結束するべき弱点が幾つか存在しているため、【アジングではショックリーダーが必ず必要】ということが、基本的な考え方となります。
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ショックリーダーはいらない説!を全力で否定します
中には「アジングにリーダーはいらない」「PEライン直結でも大丈夫」だという意見を耳にすることがありますが、ツリネタ編集部的には「アジングには必ずリーダーが必要」だと考えているため、多少の手間は掛かるものの、掛かり得るデメリットを考慮すると【リーダーを結束しておいたほうが良い】といえます。そのため、アジングにショックリーダーはいらない・・・必要ない・・・このような考え方は、頭の中からデリートしておくことをおすすめします。(PEライン、エステルライン使用時に限った話です)
ではなぜ、アジングではショックリーダーが必ず必要なのか?という点ですが、PEラインを例に挙げると「擦れに弱い」「結節強度が弱い」という弱点があり、この弱点がアジングを楽しむ上で致命的な弱点となってしまうから・・・です。
例えば、アジの背びれにPEラインが擦れて切れる、大きなアジが掛かったときの引きの強さにより結束部が切れる・・・など、リーダーを付けないことによるマイナス点が多く現れてしまい、多くの場合それら欠点はアジングにおいてマイナスとなることが多いため、その点を考慮すると【リーダーを結束しない意味が分からない】と言えるのです。
アジングリーダーの太さは?
では、アジング使うショックリーダーの太さはどの程度なのか?という点ですが、強度的には2lbもあれば十分であり、体感的には「3lb〜4lb程度の太さ」を使ったおくことをおすすめします。6lb、8lbの太さになると、リーダーが太すぎて操作性が悪くなく、感度が悪くなる、魚が嫌がるなどのデメリットが生じてしまうため、太くても4lb程度をセレクトしておくことがおすすめです。
リーダーの長さはどの程度取っておくべき?
アジングで使うリーダーの長さですが、基本的な考え方としては「50cmほど」取っておくことが一般的となっています。特にサイズの大きなアジを狙う場合、リーダーが短すぎるとアジのヒレやエラに当たることによるラインブレイクのリスクも増えるため、最低でも50cmほどのリーダーを確保しておくことをおすすめします。
また、リーダーを長さで考えるのではなく、俗にいう「垂らし」の長さで考えることも一つの手です。具体的に言うと、アジングロッドはガイド経が小さいものが多く、リーダーの結び目が擦れることにより掛かるストレスが多くなってしまうため【キャストするときに(リーダーの結束部が)ガイドに通らない程度の長さ】を取っておくと、何かと安心です。
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ショックリーダーの種類は?
PEラインやエステルラインに結束するリーダーの種類には「フロロカーボンライン」「ナイロンライン」の2種類がありますが、ではどちらのリーダー(種類)を使うことがアジングには好ましいのか?という点について考えていきましょう。
ずばり結論を言うと「どちらも大差ない」ということがツリネタ編集部の考え方なのですが、より擦れに強いショックリーダーを必要とする場面では「フロロカーボンリーダー」、伸び良くアジのアタリに対し柔軟に対処したいときは「ナイロンリーダー」を使うと良いでしょう。ちなみに著者は100%アジングにはフロロカーボンリーダーを活用しています。
アジングおすすめショックリーダー
最後に、星の数ほどリリースされているショックリーダーの中から、アジングにより最適な「おすすめリーダー」を紹介しておこうと思います。ショックリーダーなんてどれでも良いんじゃ・・・と考える人も多いですし、こだわりがなければそれどもオッケーなのですが、よりリーダーの質にこだわることで得られる釣果もあるはずですので、その点を踏まえて参考にして頂ければと思います。
バリバス アジングマスターショックリーダー
バリバスからリリースされているアジングに特化したショックリーダーとなっており、もう少し言うと「エステルラインの性能を更に引き出すため」のリーダーとなっています。操作性、感度面、どれを取っても優秀なショックリーダーですので、アジングにエステルラインを使う派の人は、このリーダーをセレクトしてみてはどうでしょうか?
ダイワ 月下美人リーダー
ダイワ月下美人ブランドからリリースされているショックリーダーです。フロロカーボン製となっているため、擦れが気になる状況下で活用することが可能。吸水性がほとんどないため、耐久性にも優れたショックリーダーとなるため、ダイワ月下美人ファンの人はこのリーダーがおすすめです。
モーリス ライトゲームショックリーダー
未来へ進むほど驚くべき進化を遂げるアジングを含むライトゲームにおいて、よりバランスの取れた使用感を得るためのショックリーダーです。ライトゲーム全般で使えるリーダーで、もちろんアジングにもその真価を発揮してくれるでしょう。ちなみに著者はこのショックリーダーを一軍として使っています。